SSブログ

白髪

 



 



4月から変わったものとしてはレジ袋の有料化、屋内での原則禁煙などがあります。たばこは脳梗塞時から喫いたくなりました。それまで二箱は喫っていましたので不思議です。それまで何度か禁煙を試みたのですが、無駄な闘いでした。それがひと晩にして成し遂げられたのです。



 



 白髪と老化のことです。


村田喜代子氏の「この世ランドの眺め」(202043日西日本新聞)では、頭の毛が白くなり、鏡を見ると「白髪の老女」であるとし、白髪を伸ばすことにしたという。同じ随筆の以前に紹介された「精神科医がみた老いの不安・抑うつと成熟」という本では「鏡に映る自分に愕然とする――老性自覚と老いの否認と」では老いの自覚のきっかけにすぎないという。男の私にはハゲが気づかせてくれましたし、白髪は、あごひげなどから体全体に広がっていきます。老いの自覚と否認との葛藤があります。私は老いるがままにしてますが、耳が遠くなったのには難儀しています。

004.JPG


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

「最後の講義完全版 どうして生命にそんなに価値があるのか」を読む [読書]

 


 


最後の講義 完全版 福岡伸一

最後の講義 完全版 福岡伸一

  • 作者: 福岡 伸一
  • 出版社/メーカー: 主婦の友社
  • 発売日: 2020/02/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



私は暖かくなりましたので少し散歩を始めました。ところが散歩している人が少ないですし、すれ違う時の距離に気を使います。公園には子どもたちが自転車で集まっています。たむろしているので密集しているといえばいえるけど・・・。子どもたちも時間を使いかねているようです。いい時間の過ごし方がないのでしようか。小学校のグランドでは野球の練習みたいなことがあっていましたが。


 


読書の案内です。福岡伸一氏の本のタイトルは「どうして生命にそんなに価値があるのか」とあります。「動的平衡」のことが分かりやすく書かれていますが、他者に説明せろと言われても難しいのですが。


 


読みどころはいろいろとありましたが、そのなかのひとつを紹介します。最後のほうに「質疑応答」があります。ゴキブリの話がありました。


「もし、ゴキブリが世界から消えてしまったら、地球は滅亡してしまうでしょう。()


大半のゴキブリは熱帯雨林にいます。アマゾンの森の下草あたりに生息しています。枯れ草や昆虫、動物の死骸を食べ、分解して土に戻しています」


 地球の掃除屋さんとしてのゴキブリがいなくなったら、地球上にゴミがたまってしまって困ったことになるというのです。


 


 それにしてもゴキブリを退治することはやめないと思いました。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

キーワーカーと言うそうです [社会福祉]

 


 


202042日付の西日本新聞の「社会時評」はプレディみかこさんです。プレディみかこさんの著作で私が読んだ本としては『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』があり、イギリス在住で福岡市生まれの方です。


 


「社会時評」は次のように始まります。


「新型コロナウイルス感染拡大で事実上の外出禁止令が出た英国では当然ながら{ 学校もお休みだ。が、実は、学校に通っている子たちもいる。政府が「キー・ワーカー(地域に必要不可欠なサービスの従事者)」と認定した人々の子どもたちだ。医療従事者、警官、教員、保育士、介護士、公共交通機関職員、スーパーマ一ケット従業員などがそれにあたる。こう書き出してみて気づくのは、非常時に「鍵となる勤労者」と呼ばれるほど重要なサービスを提供する職業がおしなべて低所得の仕事ということだ。(以下略)」


 


プレディみかこさんはいう。この困難を支えているのは「キーワーカー」だし、平時から「この人たちの職場に投資」しなければならないのだ。イギリスでは326日にウイルス患者を支えている関係者に拍手を送ろうとするインターネットでよびかけがあったという。プレディみかこさんはいう。「平時のゆとりこそが緊急時の対応力」だという。日本でも、病院や高齢者施設、障害者施設が集団感染しています。そんなときに例えば花見をしたりするのも散歩のついでにしたりして、「キーワーカー」のことを思いおこしたい。「社会時評」のタイトルは「新型コロナと社会の屋台骨」とされています。どこかの国では介護は単純労働として外国人労働者にさせて良いとする。それを当然のことのように受け入れていないか


 


010.JPG

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

道路は人のもの? [寛容な社会]

 



 



「デスク日記 2020/3/31 西日本新聞 社会面 入江 剛史」では、交通マナーの違いが取り上げられていました。お年寄りが青信号に変わったのに横断歩道を渡ろうとしないのだという。2.3台の車が通り過ぎてから渡り始めたという。年寄りとしてはよく分かる。自分の感覚で測って見ていて、自分が渡ろうとする間合いを確認しているのです。通り過ぎてもらったが楽なのではないかと思う。自分のペースで渡りたいのです。



  同じ日の新聞の電話投稿欄にシニアカー(電動車いす)を利用している人から、シニアカーで道路の隅を動いていると、車から「歩道を通りなさい」と怒鳴れるという。ですが、歩道には横断歩道の切り込みなどで斜めになったりして危ないのだという。そうです。使ってみないでも、歩いてみれば分かります。それに歩道がない所も多いのです。



 道路は人のものだということが道路行政の考え方にないからではないのかと思う。車より人があくまでも優先のはずです。


008.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

抑うつの次は [高齢者]

 


 


志村けんさんが亡くなった。325日のテレビ「あいつ今なにしてる?」に出演して元恋人の今を知る話でした。元気そうに見えましたが、ウイルスは容赦ないことを改めて確認しました。志村さんより5歳年上で免疫力は低下していますので要注意。志村さんも注意していたのでしょうが。


最近、知り合いが亡くなり、死について考えることがありました。


 一人の死には様々な思いがありますが、共同体が維持されている頃には「家族葬」というのは流行らなかったでしょう。今は、隣り同士でも死を知らされることが少なくない。それだけに家族は死を受け止めるのも少数であり、負担が大きい。これを「先鋭化」という人もいます。先鋭化するのは家族機能の脆弱化もあるのではないか。一人暮らしの人は、自分が老いて死んでいく過程で入院したり、資産管理などを誰かにやってもらう必要があります。死に近づく病の中でこうしたことを処理していくのも負担が大きい。死に行く人にも負荷は大きい。次のように時代との関係を整理した人がいます。抑うつの次の時代は。


 


「敗戦という巨大な喪失体験に対する否認と躁的防衛が高度成長であったとすれば、経済成長の終焉と共に否認と組織防衛も収束に向かい、震災はこれに終止符を打ったといえる。転じて今は抑うつ的な時代である。」(『死生学入門』石丸 昌彦  放送大学教授)


もしかしてむ「妄想」の社会なのかもしれません。



nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

コンビニのトイレ [街で]

 



 



「記者コラム 花時計 2020/3/26 西日本新聞 ふくおか都市圏版 古川 大二 」からです。、



「先日、自宅で便意を催した際、トイレットペーパーが切れていることに気付いた。近くのコンビニなどを走り回るが、店頭には「品切れ」の張り紙。店のトイレをお借りしてその場はしのいだが、冷や汗が出た(以下略)」という話とトイレットペーパーの品切れの原因とされたSNSからのデマとの付き合い方などに触れています。



 このようにコンビニのトイレは役立ちます。年寄りはトイレが近くなりますし、散歩途中でのトイレ利用に欠かせなくなっています。公園などにある公衆トイレは自治体によって管理の仕方が異なります。使える時間帯が決っている所と決まっていない所があります。今から暖かくなってくると早朝の散歩する人が多いのですが、私が住む地域は時間制限がありますので、早朝は開いていません。毎日、施錠されますが、毎日掃除されて清潔です。24時間営業が見直されるこの頃ですが、コンビニトイレを公衆トイレに指定し、助成金など出せないでしょうか。災害時の避難所としても機能していると思うのですが。


004.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

勇気ある決断 [てんかん]

 


 


この頃の流行り。オーバーシュート、「ロックダウン」などの英語。専門用語だという。なんとも、なんか知らない言葉で説明されてもという感じです。医療の分野では通るのでしょうが、日本語で伝えて欲しい。「爆発的な感染拡大(オーバーシュート)」と標記する報道もあります。「オーバーシュート(爆発的患者急増)」とも。テレビなどでは日本語が省略されていることがあります。政治家が英語だけで使うのは注意してもらいたい。


 


購読する新聞の投稿欄からです。「2020327日西日本新聞 女性投稿欄「紅皿」テーマ『勇気』特集」のなかに、今は亡き息子さんの決断が投稿されていました。「言葉が出なくなっても (主婦 83歳 福岡市南区)」というタイトルです。


 


 小児てんかんと診断され、大学まで卒業されたという。ある日、てんかんの手術の記事が出てきて、その病院に行った。手術はできるが「左側の脳には言葉に関係する部分があり、そこを傷つけると声が出なくなるかも」と言われた。息子さんの決断は、言葉が出なくてもいい、てんかんを治したいというものでした。決断の裏には、てんかんということで遮られた思い、行動制限に対する積み重ねがあったのでしょうか。それから、仕事をし、恋もあり、充実した生活を送ったが、10年後、この世を去ったという。てんかんと闘った一人の先達への思いを知りました。


 


 てんかんと名乗っての投稿などが増えて来たようです。啓発事業も広がりを見せています。


 


002.JPG

 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

戦後75周年は [平和]

 


 


朝ドラ「スカーレット」が終わりました。坦々と生きる姿がていねいに描かれた秀作だと思います。信楽に主人公の父たちが辿り着いた初めの頃のシーンを思いだせてくれました。


 


 先の戦争でも似たような思いを持った人たちがいたのでしょうか。福岡伸一氏の『最後の講義』を読んでいます。生命は「最初から頑丈に作ることを諦めて、自分自身をゆるゆるやわらかに作っておき、それを常に分解して、捨てて、作り替えるという戦略」をとったのだそうです。トイレで排泄するものなかには自分のパーツの分解された物が沢山含まれているのだという。私はすでに75年間分解と合成を繰り返しています。先の戦争が終わる1年前に産まれました。


 


敗戦から75年という節目です。ところが「戦争関連の慰霊祭 相次いで中止に 新型コロナウイルス影響328日 NHK」という。なにか特別の空気感を感じます。緊急事態宣言などの規制が悪用される可能性はないのか。それがどういうものか実感はできませんが、事態を建前にされれば従うしかないのだろうか。


 感染防止策を講じての75年という追悼も大切なことではないのだろうか。


 


 


012.JPG

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

不安と寄り添うのは [寛容な社会]

 


 


 西鉄電車でも有料座席制度が導入されるという。300円を予定しているという。障害者・高齢者・ヘルプカード持参者はどうなるのだろう。何か、座席を買うという行為はなじめない。指定席ということなのでしょうが。ボーダー部分の話なのでしょうが・・・。次の話もボーダーでの「せめぎ合い」です。


 


「記者コラム 花時計 2020325日 西日本新聞 ふくおか都市圏版 横田 理美」では、「通り魔のような児童がいて、わが子を通学させるのが不安」という電話を受け、加害児童の障害が気になり学校に問い合わせすると、発達障害との判定がでず、普通学級で学んでいるという。児童が級友を筆記具で刺す「事件」はそのなかで起きたという。「障害教育の専門家は『学級や社会はさまざまな気質の人で構成されている。多様な意見と正しい知識を織りなす場が必要ですね』」


 発達障害の人がバスで前の人を「叩いた」という話がありました。当然、当事者だけでなく驚き、怖がります。障害者と触れ合いながら育っていけば「叩き」なのか「特有の表現」なのか、感じられるのではないかと思う。それにしても心配は絶えないでしょう。


 


010.JPG

 


 


 


 


 


 


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

開拓者が逝く [障害者福祉]

 



 



宮城まり子さんが亡くなりました。詳しいことは知りませんが、西日本新聞2020324日の解説記事に 全国障害者問題研究会元委員長で埼玉大名誉教授 (障害児教育)の清水寛さんの談話を伝えています。「一人でも多くの障害児に人間らしい営みを与えるために命を懸けた類いまれなる教育者。障害の重い子どもが学校教育から排除されていた時代に、制度の枠を超えて学園を設立したことは、その後の障害児教育に大きな影響を与えた」と述べたと紹介しています。



ねむの木学園は土地取得が難航したと聞きます。ねむの木学園が開設されたのが1968年です。津久井やまゆり園など知的障害者の大規模施設ができはじめた頃と重なります。やむにやまれぬ事情で人里離れたところでしか施設をつくるのが難しい時代であったと思います。



養護学校の義務化は1979年です。翌年が「完全参加と平等」を掲げた国際障害者年が国連の行事としてスタートします。



 


開拓者の輝かしい生涯が語り継がれていくでしょう

006.JPG


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。