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ヤングケアラーの支援策を   [介護]

 

大相撲は貴景勝関の優勝で終わりましたが、本割と決定戦の重圧を感じていて大変な仕事だと思いました。

 

「介護担う『ヤングケアラー』高校生の25人に1人 埼玉県調査1122日 NHKニュース」には驚きました。ヤングケアラーとは「家庭の介護を担う18歳未満の子ども」という規定です。こんな大規模な調査は全国初めてだという。

 

結果として

「生活への影響を複数回答で尋ねたところ、42%は『影響がない』と答えた一方、『孤独を感じる』が19%、次いで『ストレスを感じる』が17%、『勉強時間が十分に取れない』が10%など、みずからの体調や学習に影響が出ている実態がうかがえます。

さらに介護の回数については『毎日』と答えた人が35%と最も多くなりました」

 

高校生だと親は中年層ではないかと想像していましたがどうでしょうか。晩婚化で介護のニーズが親世代に生れてきているのだろうか。埼玉県は「ケアラー支援条例」があるようですので、基盤があるところのようですが、全国規模の実態調査が求められているのだと思いました。既に自助に任されているようです。


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当直1人でいいか [介護]

 


 


□先の豪雨被害での介護職員の奮闘記が掲載されています。


「泥水1メートル超「必死だった」当直1人、高齢者9人の命守った女性2020/7/17西日本新聞」として 


 「熊本県南部を襲った4日未明の豪雨では、災害弱者であるお年寄りが暮らす施設も危険にさらされた。芦北町のグループホーム「千花」では、平屋が約1メートル10センチ浸水。1人で当直中だった職員中浦まゆみさん(59)は水位が増していく恐怖の中、認知症の7090代の入所者9人をテーブルの上に乗せるなど冷静に対応し、全員が無事に救助された。(以下略)」。


 


職員の奮闘で事なきを得たことに安堵しましたが、そもそも夜勤一人というのは酷な体制だと思う。介護報酬ででるのが1人分なのだろう。高齢者9人に対して1人の配置のようですが、ネットでは一人配置には問題があるとされています。最低基準の底上げが必要に思います。国は「全世代型社会保障制度」として公費負担でなく、共助、自助に比重を高めていこうとしています。税負担の在り方を見直すべきだと思います。


 


□精神保健福祉相談増


「精神保健福祉「電話相談」が前年度比6万人増 厚労省が18年度地域保健・健康増進事業報告公表 CBニュース」と伝えています。ますます重要になってきています。


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親の介護 [介護]

 


 


 私たち老夫婦は後期高齢者になったばかりの私とまもなく後期高齢者になる妻で息子2人は40歳代全般です。息子たちはここでは「棄民世代」と呼ばれるという。親は否応なく加齢とそれに伴う老化を思い知らされています。転倒したりして昨日まで元気だったのに介護保険の対象になったりします。


 「棄民世代」という本があります。親世代の介護問題としては語られることがありますが、


子世代の現実はあまり語られません。親世代の介護に参加している人たちは次のようになっているという。データとしては少し古いので増えていると思われます。


 


「親の介護をすることになった人の多くが悩むことになるのが、『仕事を続けるか、辞めるか』という選択だ。総務省の就業構造基本調査(2012年)によれば、介護をしながら働いている雇用者が約239万9000人いる一方で、2007年10月から2012年9月までの5年間で介護離職した人も48万7000人(うち38万9000人が女性で約8割)」(「棄民世代」藤田孝典)


 


 この「棄民世代」という定義について次のように述べられています。


「いわゆる就職氷河期世代と呼ばれていた人々を中心として、政府や企業などから雇用も社会保障も用意されず、そのため生涯にわたり、低所得、生活困窮、単身化、ひきこもりなどの社会問題を抱えさせられた世代」のことを指す。(前掲)


 


 年末までは労働力不足を補うものとして重宝するような素振りでしたが、コロナ禍でどう変わったのでしょうか。もう忘れ去られたのでしょうか。長い非正規社員から正社員化された途端に介護問題がかぶさってきた方もいるでしょう。その親たちは団塊の世代とも呼ばれ、逃げ切り世代とも呼ばれているのだという。「棄民世代」は「貧乏くじ世代」ともいうのだそうですが、貧乏くじにならない方策があるのではないかというのが前掲書の意図だと思う。気が重いが現実から目を背けることもできない。


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認知症になったら   [介護]

 

NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった  2020111()」を見ました。番組のホームページによると長谷川和夫さん(90)は、早期診断の検査指標を開発するなどしたという。

番組では「認知症になったら、不確かな状態がずっと続くと思っていたが、正常な状態も確かに存在するということ。言葉が分からくなって話せないのではなく、『自分の言葉』に自信がなくなり、殻に閉じこもってしまうということ。確かさを取り戻すためには、他者との絆が重要であること…。」(同前)

 

 長谷川氏以外でも、当事者の方たちの活動などで講演されたり、施策提言をされたりしているので、能力低下が続くというより、波みたいに状態が変化していくことなどするのではないかと思っていました。長谷川氏も講演されたりしていて脱線はしても論旨は外れていないように見ました。

私が気づいたことは、デイサービスが「退屈」(本人の発言は違ったかもしれません)だった。家族の介護負担を減らすためにもデイサービスを患者さんに勧めてきたが・・・。

もうひとつは、老いることの大変さと覚悟が求められるという。これも記憶ですので・・・。

妻や娘さんの支援がすてきだと思いました。

 

長谷川氏の認知症は「予防」を重視する政府の施策にも問題提起しています。介護保険もそうですが、予防重視は、予防を怠ったから仕方がないとする「理解」を広げます。要するに自己責任だから公的支援は減らしても良いという環境を醸成しそうです。

 

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やたらと予防が叫ばれる [介護]

 

 

「高齢者に「健康」を求める施策は優生政策につながらないか 小竹雅子(市民福祉情報オフィス・ハスカップ)」というのを『すべての人の社会』2019.9月号で読みました。(日本障害者協議会発行)

 

「優生思想、を学ぶときに、気になるのは介護保険が 提唱する「介護予防」です。2005年の改正で登場した介護予防事業(地域支援事業)は、サービスが必要と認定された人ではなく、「元気高齢者」を対象 に「介護予防」を呼びかけました。介護予防事業は 「一般介護予防事業」に再編され、今年3月、通常 国会で成立した改正医療保険法は、後期高齢者医療制度の保健事業を一般介護予防事業に合流させるとしました。」予防などがうまくいけば介護を避けられるのではないかと思いになります。ですが、介護が必要になるのは予防に熱心に取り組んでこなかった結果だと言われる可能性が高い。

6月に閣議決定された 『認知症施策推進大綱』は、認知症の「70歳代での 発症を10年間で1歳遅らせる」という。認知症予防が努力目標です」(同前)では、審議途中に認知症は予防できるという誤ったメッセージを送ることになど批判され、撤回されたはずなのに、後の施策では先のような表現が残りました。認知症になるのは自己責任ということにされていくのではないか。

 

 

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団塊ジュニアの不遇か? [介護]

 

 

団塊ジュニアの世代は、就職期は不況で、さらに非正規雇用が増えていく時代とも重なります。その多くが40代に入り親の介護とも向き合わないといけませんが、介護は突然やってくるのでとまどいます。たしかな情報が得られるならいいが・・・。非正規雇用などの問題を発信し続ける雨宮処凛氏は次のような情報も盛り込んでいます。

 

「レンタルできるものはレンタル

そうして母は退院の日を迎える。要介護認定も受け、介護サービスとしてデイサー ビスが利用できることも知り、その手続きもしていた。しかし、母はデイサービスに通うのを嫌がり、家に閉じこもる日々。そうして一ヶ月もしないうちに胃潰瘍で吐血して再び入院。さらに心臓にカテーテルを入れる手術を受け、約一ヶ月にわたる入院で母の体力はますます落ちていった。

ちなみに最初の退院の時点で、村田さんは母がこれまで通りの生活はできないことを覚悟 していた。自宅で介護するには、居間やトイレ、風呂場に手すりをつけるなどのバリアフリ ー改修の必要がある。 それなりのお金がかかるが、介護保険制度には、「住宅改修費の支給」があることを知る。 要支援・要介護の認定を受けた人が自宅をリフォームする場合、支給されるのだ。20万円が限度で、うち1割が自己負担。内容は手すりの取り付け、段差解消、すベり防止のための床材の変更、引き戸などへの変更、洋式便器などへの取り替えだ。村田さんの家は賃貸だったので改修はできなかったが、福祉用具貸与(レンタル)で「手すりの取り付け」ができた。」(『非正規・単身・アラフォー女性』)

 

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介護費用 [介護]

 

 

2018126日西日本新聞の投稿欄からです。「和を以て貴し美徳はどこに 69歳」

として「大企業の検査データ改ざんや偽装、「安倍1強」の政治、ヘイトスピーチなどを見聞するたびに、社会が壊れ、劣化が進む現実を憂ええます。グローバル化による競争は世界中で格差を広げ「自国第一主義」で世界は個人主義が台頭、社会が分断されつつあります。 企業は効率化という錦の御旗の下、非正規や外国人 労働者を低賃金や過酷な労 働に追いやる。人間の尊厳を奪う。人間同士の直接の触れ合いがないネット社会では異なる意見は排除され、無駄や即効性のないものは切り捨てられる。(以下略)」と指摘されています。

 

『非正規・単身・アラフォー女性』では、親の介護費用についてふれています。

「まずはお金の話

5461000円。

これは高齢者一人の介護に必要な金額の目安だそうである。介護期間は平均して411ヶ月。一人の高齢者を看取るまでに、これだけのお金がかかるそうだ。(『介護破産 働きながら介護を続ける方法』結城康博・村田くみ著KADOKAWA)。 しかも、この額に生活費は含まれていない。 ちなみに、介護離職者は年間10万人と言われているが、その8割が女性(総務省「就業構造基本調査」2012)。介護費用がかかる上に、収入は途絶える。貯金を切り崩し、いつ終わるとも知れない介護生活に疲れ果て、親亡き後に仕事を探すものの見つからず、既に親の貯金も自らの貯金も使い果たしている。ある意味、親の介護から連想する最悪の事態ではないだろうか。」

 

お金の不安は厳しいですね。

 

 

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徘徊は [介護]

 

 

 

CMでも話題の眼鏡型ルーペを1年ほど前から使用しています。今夏、妻も必要だということで譲り、私が倍率の大きいものにしようと申し込みました。そのときに、倍率を大きくすると読む物の焦点が近くなりますとの助言があったのに、大きい方がいいというだけで助言を無視しました。届いてみると新聞読むのに目に近づけないと読みにくいのです。これは不便でした。最近になって妻と同じものを買いました。電話だけでよく理解しないままの失敗でした。

 

介護の本が出たという。長時間の徘徊するのを見守るなかでの市民の善意。助かると思います。認知症にならないというのはどうかなと思いますが、できればなりたくないが。ならないという根拠はあるのでしょうか。

 

「介護の10年で自分の生き方に気づく 母との生活を本に

 大阪市でギャラリーを営む酒井章子さん(59)が、同居する認知症の母・アサヨさん(91)との日々を書いた「認知症がやってきた!ママリンとおひとりさまの私の12年」(産業編集センター)=写真=を出版した。10年にわたる母との生活で「暴言、徘徊(はいかい)、幻覚など、認知症のあらゆる症状を目の当たりにした」と振り返り、認知症介護を通して「自分が認知症にならないための『これからの生き方』に気づかせてくれた」とつづる。(略)

 章子さんの「自由きまま」な1人暮らしは一変。中でもアサヨさんの徘徊はすさまじく、多いときには1日12時間にも及んだ。章子さんは、アサヨさんを自由に徘徊させ、尾行した。そこで目にしたのは、母を気に掛けてくれる人々の姿だった。「一期一会の善意に出会えた」という。(以下略)=2018/12/21付 西日本新聞朝刊」

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遠距離介護 [介護]

 

 

 

「(声)月1は「幸せ」遠距離介護の現実 51歳 2018115日朝日新聞

 「認知症になっても続く『正解のない日常』ひとり娘が映画にした理由」というデジタル版withnewsの記事を読みました。私も今、神奈川に住み仙台にいる両親の世話をするため、月1回通っています。

 月1回で済んでいるのは、両親ともにまだまだ「マシ」だからです。でも果たしてこれを「マシ」と言っていいのか。何とかなっている状態に「幸せ」を感じなくてはならないことに疑問を感じています。

 私たちは超高齢社会をもっと真剣に考えなくてはならないと思います。介護離職せざるを得ない家族、介護現場の人手不足、お金がなければどうしようもない老後……。多くの人がうちのめされている現実を、既存のメディアはなぜ取り上げないのか、と感じているのは私だけでしょうか。

 正しい情報を、高齢者やその周りの人たち誰もが共有できる社会にしていく必要性を感じています。人生の最後に待つのは絶望だなんて考えたくありません。」

 

同感です。消費税は福祉に使うと言ったのに公共事業などにも使われています。増税の便利な道具になっているようにか見えない。

 

 

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介護者のリフレッシュは [介護]

 

 

「老老介護には サポート必要 96

 80代夫婦無理心中か」の記事(822日付朝刊) を見て心が痛む。私も認知症の妻の面倒を見ており、その心情は理解できる。子どもたちには大きな悔いが残るだろう。近くにいる娘が会社の行き帰りに必ず立ち寄り、アドバイスをしてくれる。私の息抜きに週3回のデイサービスを利用、役所や施設小利用の手続きもしてくれる。私のせっかちな性格を心配し「お母さんに何かあっても、お父さんの責任やないよ」と気休めでも慰めてくれる。妻がリハビリに 行った間が私のリフレッシュの時間だ。 何かと雑用に追われるが、精神的には癒やされて いる。高齢社会で私と同じ 境遇の方もいると思うが、 だれも決して体調は万全ではない。限度を超えて頑張ると理性のコントロールを失い、思いがけない事故を起こす。地域の方の力を借り、パートナーを介護してやることが、縁あって赤い糸で結ばれた者の務めではなかろうか。シニアの皆さん、人ごとではありませんよ。」(201891日西日本新聞)

 

介護者のリフレッシュが必要だが、介護されるほうも消耗していると阿川佐和子さんの対談本に書かれています。介護者も素人だからうまく介助できないのが当たり前だという。

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