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障害者作業所の販売活動   [作業所]

 

 私が応援している作業所はお菓子をつくったり、販売しています。作業所に併設した店舗でも売ったりして地域の方とふれあい、交流を深めたりしています。そうした活動が障害のある人の生きがいにもなり、自信にもつながっていきます。今年はコロナ禍で販売活動が例年のようにできませんでした。

あとの販売としては、年2回物品販売の申し込み案内が届きます。冬の販売は年末になります。作業所製品の案内(障害のある人の収入)と運営募金の寄付を含めた支援物資などがあります。

 

★今日気になったこと

12月1日の西日本新聞の1面には、旧優生保護法の裁判で大阪地裁は「旧優生保護法は違憲」としながらも、国家賠償請求は棄却したという。原告弁護団は「不当判決」としています。


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東急ハンズがやってきた [作業所]

 


 


西日本新聞の「コラム 気流」(2020115日)によると今月20日に宮崎市にオープンするという。「数十年前に大阪・吹田で初めて訪れて、その洗練された品ぞろえに感激」したとありました。私が最初に利用したのは牛乳パックからハガキをつくる仕事の道具でした。東急ハンズで購入したという事で上京したおりに渋谷店に行きました。初めてのことで店員さんに尋ねました。3フロアぐらい上がったところまで案内してもらいました。その頃、障がい者施設で働いていたので使っている道具を持参していました。ところが紙漉き道具の品物の豊富さに驚きました。決して利益が上がる道具ではないと思いました。その後、


九州1号店が博多駅にオープンしたのが2011年でした。オープンの日に行きました。その後、施設の現場から離れましたので関係はなくなりましたが、渋谷店の印象は今も残っています。


 


福岡市では、コロナ禍で売り上げが減っている障がい者就労支援施設の値引きセールの補助をすると言う。応援してもらいたい。


 


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売れるものをと言いますが   [作業所]

 

障害のある人の働く場として作業所や事業所がありますが、国の報酬で運営されているのにはA及びB型事業所があり、A型は最賃保障を基本にしたものでB型はそれ以外のものです。

 

「記者コラム 2020/9/8 6:00 西日本新聞 ふくおか都市圏版 大坪 拓也 

 「企業並みの努力をしないといけない」。コロナ禍で障害者就労事業所の販売収入が下がり、利用者の工賃が減少する現状を取材した際に、かつて会った事業所担当の言葉を思い出した▼事業所には、障害の特性に配慮した仕事を確保し、働く喜びを引き出す役割が期待される。一方、工賃制度は事業者の自助努力に多くを委ね、事業者間の競争も激しくなっている。「売れる物を」「採算をどう取るか」と生産性を常に意識せざるを得ず、戸惑う関係者もいる▼就労支援の現場で市場の論理が色濃くなれば福祉本来の役割を損なう。数字で測れないやりがいを軽んじ、働くことができない人に誤った圧力を与えかねない。福祉と労働の両面のバランスをどう取るのが良いのか。自分なりに考え続けたい。」

 

 B型の報酬では、利用者の工賃アップをどのくらいしたかを基準にして格差をつける傾向があります。しかし、障害のある人の作業能力は多様です。個人の能力は多様です。コラムが指摘する「福祉と労働」の関係です。国の誘導は恣意的すぎます。何のための作業所なのかが問われています。

 報酬の体系以外に商品開発の力をつけるための支援策が大切ではないかと思います。民間団体で研修会を開いているところもありますが、国としての研修が必要ではないかと思います。コロナ禍のなかで新しい障害者施設の在り方が模索される必要があるように思います。今の体系の見直しが必要な気がします。誰のための施設かが問われないといけないと思います。マスコミにもこの問題に注目してもらいたい。

 

 

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障害者の仕事が [作業所]

 


 


 国は、障害者施設の給料アップに取り組んでいますが、現場でも試行錯誤です。障害が重たい人に市場原理はなじまないという批判もあります。しかし、従来のやりがいのない、単純作業というのも反省しなくてはならないと思います。


 


「コラム 風向計 夢を醸す人たち 堀田 正彦2020/2/4 11:00  西日本新聞 」では、酒造りの仕事に障害者の出番があるという。


 


「酒造りの仕事は大半が掃除と後片付けだという。おけを洗い、蒸し器を洗い、搾り器を洗い、作業場を掃除する。「たまに酒造りをしたいと訪ねてくる若い人がいるが長続きしない。ひたすら掃除の現実に耐えられないんですよ」


 そんな酒造りには「障害のある人にやってもらえる仕事がたくさんある」と池田さんは言う。掃除の他にも製品のラベル貼りや梱包(こんぽう)、酒を搾った後の酒かすの袋詰め…。くだんのNPO法人の代表と池田さんは旧知の飲み友達だ。生まれ故郷での酒造りと障害者雇用。池田さんは飲み屋で夢を熱く語ったという。(一部引用)


 


 酒造りの仕が障害者向きであるというのは驚きです。このようにできる仕事はいろんなところにあると思う。施設職員の仕事は対人援助技術を学んできます。最近は、転職を繰り返してきた人もいて視野が広がっていると思いますので、変化しつつあります。いろんなところに仕事があるのかもしれません。情報を福祉現場に届けば良いと思います。国としても仕組みをつくってもらいたい。労働力不足と簡単に言わないで活用されていない人材が障害者以外にもあるのではないかと思う。


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減収の障害のある人の事業所 [作業所]

 

 

障害のある人の施設などの報酬が2018年度から始まりました。きょうされんは施設に対するアンケートを実施して「2018 年度報酬改定の影響調査の結果」(2019 1 28日)に発表しました。 その一部を紹介します。

 

「(1)約6 割の事業所で報酬が「減収」

回答のあった就労継続B 型と就労移行支援で、有効回答1,011 ヵ所の2018 3 月分の基本報酬と5 月分の基本報酬の月収を比較した(図表1) 。その際、就労継続B 型の3 月分には目標工賃達成加算を含めた。これは4 月以降の基本報酬が前年度の平均工賃で7 段階の報酬基準に変更され、3 月までの目標工賃達成加算の考え方を基本報酬に組み込み、加算としては廃止したためである。 こうした考え方にもとづいて、3 月分と5 月分の月額基本報酬を比較すると、報酬が減収になった事業所は604 ヵ所(59.7) と半数を超えた。それに対して、増収になった事業所は403 ヵ所(39.9) 、増減なしは4 ヵ所(0.4) となった。 」

改定内容の一部 厚生労働省資料から

 

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基本は支払う工賃の額に応じて報酬を支払うことになりました。重い障害のある人が多い施設では工賃は低くなります。重度障害のある人の受け入れが進まなくなる可能性があります。

NHKニュースは次のように伝えています。

 

「この報酬の基準が去年4月に改定され、このうち重い障害や精神障害があり一般の就労が難しい人を多く受け入れている「就労継続支援B型事業所」については、施設側が利用者に支払う工賃の金額に応じて、国の報酬が変わる仕組みが新たに導入されました。

全国の障害者施設で作る団体「きょうされん」が、この改定による影響を調査した結果、回答した866のB型事業所のうち、およそ6割に当たる508の事業所で、改定後に国からの報酬が減ったことが分かりました。

さらに、減収した事業所の半数に当たる249か所で年間トータルの減収額が200万円以上に上る見通しだということです。

団体によりますと、重い障害や精神障害がある人を多く受け入れている事業所では、利用者が毎日働けないことなどから作業効率を上げるのが難しく、工賃を増やすことができずに国からの報酬が減ってしまったということです。」

 


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『十二人の手紙』の中の「第三十番札所善楽寺」が提起したもの~【その2】 [作業所]

 

 

この年になると名前が出てこない人がありました。ただ、アイヌ民族の支援をしている人、俳優であることで検索したら出てきました。有名人はこれで済むけど・・・。

 

前回に続けての話です。

作業所が開始されて1年経過した頃の話です。

 

「これまで一年近く、つばめ共同作業所のスローガンは〈一律平等分配〉でした。そのひと月に上った利益をあくる月の十日に身障者九名、職員二名で平等に分配するという方式をとっていたのです。ところがこのあいだ軽症者が三名、「一律平等分配は不平等だ」と言い出したのです。

「われわれは月に」1人で1万個前後生産している。ところが一方には月に千個もおぼつ かない人たちがいる。これでは働くのがいやになってしまう」これか軽症者たちの主張です。」

それに対して

「重症者たちはこう言って折れたんです。

『たしかにぼくたち重症者は軽症者のみんなの働きにおんぶしていた。世の中のお情けにすがるまいと決心してこの運動に参加したのだが、じつはいままで軽症者のお情けにすがっていたわけだ。これはいけない。これからは能率給にしてください。歩合いでいい。そしてその収入のなかから立林さんや扶美子さんの給料を各自が分担して負担する・・・』」

 

今は職員の給料分は施設に払われる報酬か、自治体の補助金でまかなわれていますが、そういうものがない時代に職員としての参加はよほどの問題意識があったのだと思います。そういう方たちに支えられてきたのも事実だと思う。

作業所の空気は悪化します。

「能率給制をとるようになってから、このつばめ共同作業所はますますうまくいかなくなってしまいました。まず軽症者は昼食の時間も返上し洗濯ばさみつくりに熱中しはじめました。なかには夜なべまでしてすこしでも余計に歩合をもらおうとする人たちが出てきました。こないだまで一日のうちでもっとも楽しかった昼食とそのあと午後1時までの団欒、それもどこかに行ってしまいました。ただもう全員、能率をあげるために作業机にしがみついているばかり。たしかに洗濯ばさみの生産高はふえました。でもそのかわりに氷塊のように冷たい空気が仕事場を支配しだしたんです。そのうちに奇妙なことが起った。重症者の出来高がぐんぐん落ちはじめたのです。「おれたちはだめなんだ。軽症者にはどうせかないっこない」 こういう敗北感が重症者たちに芽生えたんですね。 「もういいや。国から支給される諸手当にすがって生きていこう」 重症者たちは一時間もしないうちに作業をやめて茶の間のテレビの前に引き揚げてきて、だらだら暮すようになってしまった。立林さんもわたしもなんとかしなくては、と思ったんです。でも、二人ともこうなると手が出せない。ただうろうろするばかり。」

 

職員にとってもどう対応するか。それは経験がないだけに苦労がありますが、劇的な展開でここの共同作業所としての解決に動き始めます。今、流行りの「生産性」で考えていけば何かが失われます。皆で乗り切るためには、共同作業所の理念と他の施設の経験に学ぶことだと思います。

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『十二人の手紙』の中の「第三十番札所善楽寺」が提起したもの~【その1】 [作業所]

 

 

先日、NHK『目撃 にっぽん』で天文学者の鳴沢真也氏のことを放送。多分、再放送ではないかと思いますが。若いときに引きこもりを経験し、「みんな違って みんないい」を座右の銘としているようです。最近、鳴沢氏の『宇宙人の探し方』という本を読んだばかりで印象に残りました。

 

 

井上ひさし氏のこの小説は1978年6月に刊行されています。舞台は高知市の「つばめ共同作業所です。小説としてはいろんな伏線がありますが、当時の「共同作業所」の在り方を示していて障害者問題の観点からも興味深く読みました。あくまでも個人的な感想ですので理解不足があると思います。

 

①「共同作業所」を舞台とした意味

「つばめ共同作業所」は1978年以前には設立されていたはずです。1977年に共同作業所の全国組織・「共同作業所全国連絡会」(現在・きょうされん)として16の共同作業所でスタートしています。いずれにしろまだ共同作業所が少なく、さほど知られていない状況下の共同作業所を舞台にしたことの意義は大きいと思います。

他の団体では「福祉作業所」とか単に「作業所」という名称が大きい中であえて「共同」としたのはどういう意味があるのでしょうか。

 今の「きょうされん」がめざすものとして4項目が挙げられています。そのひとつが。

3.わたしたちは、地域における共同の事業や運動をすすめ、障害のある人びとが生きがいと誇りをもてる社会をめざします。」

 「つばめ共同作業所」が開設されたころは、どこからの補助金もなく、無給の職員さえいました。作業所側はバザーなどで資金を得るしかありませんでした。さらには、障害者のことを理解してもらうことにも力を入れていきます。そして、障害者・職員の作業所から、障害者家族・地域の人たち・ボラティアなどの輪が広がり、行政の補助金獲得などの成果を得ていきます。

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さざなみ福祉会の年末の販売 ご支援のお願い [作業所]

障害者支援施設を運営しています

売り上げから利用者の賃金などになります

クリックすると画像は広がります

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自分の反省 [作業所]

 

 

就労支援施設で働いた経験からすると、いろんな課題があることを示唆しているように思います。

 

「女性投稿欄 紅皿 息子の決断

すやすやと眠る穏やかな寝顔を見ていると「頑張って行こうよ」とは二度と言えないと思 った。 ただいま息子は引きこもり中。通っていた就労支援施設をやめたのだ。「もう行かない」。 それは初めて自ら下した息子の決断だった。 お盆の頃だっただろうか。「僕には合っていないと思う」と言いだした。それまで見たことのない真剣な表情でだ。「8年間も通っていて 今ごろ・・・」と思い、あれこれ言ってごまかし、 通わせていた。それから息子は、眠れなくなった。 今思えば、その前から不安定な精神か状態が続いていた。眠れず、朝4時から2人で歩いたことも一度や二度ではない。そんな息子を私は受け止めているつもり

でいたが、本当の苦しみを理解してはいなかったのだと思う。

今では別人のように穏やかになった息子が「庭を掃こうと思ったら、葉っぱが落ちていなかった」と言った。毎日の頑張りのおかげだ。最近では私の家事もどんどん楽になっていく。家での役割を探し、奮闘中の息子。その笑顔が増えるたび、「何とかなるさ」と思えてくる。(主婦・50) 20181019日西日本新聞」

 

職員側の問題の他に、利用者同士の関係や仕事の中身などが合わない人もいます。静かな環境が欲しい方に元気な障害者がいるとそれもストレスになったりと多様な要因が考えられます。できれば施設側と話し合いができればと思います。施設側も悩んでいることもありますので。

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