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「新人研修で話すなら」 [寛容な社会]

 


 


「コラム。 風向計 新人研修で話すなら 久保田正広2020/4/1西日本新聞 」では、「何年がんばれば、やりがいを感じられますか?」という質問が多いという。人生予測つかないので「やりがい」につきあう余裕がない人もいます。例えば、内定取り消しにあった人であれば耐え難い自己否定に陥る人もいるだろう。今年に入るまでは新人研修を楽しみにしていたのでしょうか。こんなときに「漫画 君たちはどう生きるか」を開いてみることがあります。


今回はつぎの一節に目がとまりました。


「およそ人間が自分をみじめだと思い、それをつらく感じるということは、人間が本来そんなみじめなものであってはなにないからなんだ。


 コペル君。僕たちは、自分の苦しみや悲しみから、いつでも、こういう知識を汲みだしてこなければいけないんだよ」


 


 1957年高卒採用がまだ主流だった頃、かろうじて就職できました。難病を抱えながら、そのことを隠していました。そのことを意識して不安の中から除外させようとしていました。家では両親がいつ家に戻ってくるかと思っていたので、私よりは親のほうが普通の感覚だったと思います。高度成長期に入り、新人は売り手市場という社会に救われたといえるでしょう。予測がつかないのが人生です。その後、解雇されずに働けたのは、働く人の善意や労働組合の力によるものだと思います。私の場合は、参考になりませんが、予測できない力に頼ることも必要なのかもしれません。問われているのはあなた自身です。まずは、必死に働くことを新人さんには期待します。「やりがい」は近寄ってくるものでしょうか。その前に「やりがい」をなぜ求めるのでしょうか。


 


 


 


 


 


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「自粛疲れ」のお年寄りは [社会]

 


 


「コラム デスク日記2020/4/11西日本新聞  山口 信一」では、一斉休校になった学校の問題は話題になったが、高齢者の生活ぶりについては、デイサービスの利用についての話題ぐらいだったのでしょうか。  2020411日のNHKニュースでは、デイサービス・ショートステイなどは緊急事態宣言の自治体では利用制限などは予定してしない模様です。


 


施設以外のお年寄りの生活はどうでしょうか。


 上記のコラムでは次のような実情を紹介しています。


 


「佐賀県の実家で暮らす70代の母は最近自粛疲れの様子だ。運動や市民活動のサークルを掛け持ちして忙しかった母。だが、新型コロナウイルスの感染拡大で体育館や公民館といった施設が休館になり、楽しみにしていた予定が吹き飛んでしまった。


 3月の一斉休校で、行き場を失った子どもの居場所を確保する取り組みはクローズアップされた。一方、同じく家に缶詰めにされた高齢者の居場所については、あまり光が当たっていないと感じる。福岡県などに緊急事態宣言も出され、「高齢者は重症化しやすい」と聞けば、外に出ようという気もしぼんでしまうだろう(以下略)」


 


私の狭い交流範囲でもSNSの仲間でも、「重症化」しやすいとして自宅に籠もっている人が多いようですが、散歩には出歩く人もいますが頻度は減っているように思います。自転車で散歩コースを回るという人も。私は、散歩にまだでていません。重症化しやすいという不安もあります。この際利用しようと思った移動図書館も中止になりました。


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温水洗浄便器の取り換え [生活]

 



 



 1年前、温水洗浄便器の温水機能が故障して修理してもらいました。そのときに、あと1年の寿命ですと言われていました。余命をまっとうしたように3月に故障。温水でなくトイレットペーパーに依存しなければならないかと思い、いつもの業者さんに電話すると、品薄だという。納入には時間がかかりそう。報道によれば、パーツの一部が中国生産だという。ウイルスショックで生産ができないのだという。


家族が近くのホームセンターに行ってみると、品物があり、その場に上下水道設備業者さんがいて、取り付けができるというそうだ。話がうますぎるという疑念も頭をかすめたというが、その日に取り替えてくれるという。渡りに船と依頼し、その日のうちに取り換え完了しました。



 ちなみに、ウォシュレットはTOTOの商品名。しかし、他社の製品でもウォシュレットと言う人も多い。開発され生活様式に変化をもたらしたもの。ソニーのウォークマンもソニーの商品名。しかし、後のビデオの方式ではVHS対ベータマックスでベータのソニーが敗退していきます。TOTOは優位を保っているのでしょうか。


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「紅皿」から学ぶ [平和]

 



 



「コラム 風向計 『紅皿』から教わること 酒匂純子2020/3/24西日本新聞 」では、女性のみの投稿欄の歴史的な意味合いなど考えさせられました。1954年スタートだからはや66年。当初10年分から選んだ42本が単行本「戦争とおはぎとグリンピース」が2016年に刊行された。



 



本の帯の冒頭から引用します。



「どんなときも



 絶望しない。



 ご飯をつくる時、買い物をする時、



 おしゃべりする時・・・。



 60年前、日本の家庭には、



常に『戦争』があった。



それが普通という異常。 (以下略)」



 



 1954年(昭和29年)12月が高度成長期の始まりだというから、敗戦から立ち直りつつある時代と重なります。朝ドラ「ひよっこ」の再放送があっていますが、時代が重なります。中学を卒業すると多くの人たちが「集団就職」したのです。



 「戦争とおはぎとグリンピース」を緊急事態宣言の間に再度読んでみようと思う。移動図書館も休みになりましたので。


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宮城まり子さんが残したもの

 



 



「コラム 風向計 ネムノキに託した愛情 田代芳樹2020/4/7 西日本新聞」では過日亡くなった宮城まり子さんの業績を紹介しています。



「その女性は記者会見で怒りの表情を浮かべ、思いを吐き出した。『こんなに天井が低く暗い場所で、子どもたちが全身全霊を込めた作品を展示することはできません』」と福岡市のデパート会場で話したという。三十数年前いえば、障害者団体もまだ試行錯誤の時代でした。



 



「歌手、俳優として活躍していた宮城さんは1957年、雑誌の取材を通じて障害児のことを知り、60年に脳性まひの子どもの役を演じたのを機に施設建設を決意する。



 当時は障害者に対する学校教育の場が十分に保障されていなかった。



 79年に養護学校が義務化されるまで、重度の障害児は就学免除、就学猶予の措置が取られ、学校で学ぶことさえできなかった。



 すべての子どもには『学ぶ権利があり、義務がある』」。



 



 その頃は、障害者団体でさえ、学ぶ権利と主張するところは少数だった。その意味でも先駆者だったと思う。あれから40年ほど経過し、世代交代も進んでいます。障害者権利条約を日本の制度に乗っけて、展開するというところではこれからの課題です。知的障害者・精神障害者への理解と対応は特に遅れています。障害者差別をなくしていく努力が続けられています。


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82歳の絵 [寛容な社会]

 



 



西日本新聞によれば福岡県自治体問題研究所(電話092-472-4675)の宮下和裕主任研究員が集大成としての『地域から創る民主主義 福岡からの発言』(2200円)を刊行したという。



 



「コラム 花時計2020/4/7 西日本新聞 ふくおか都市圏版 宮崎 拓朗 」からです。



 



「絵に興味を持ったことはほとんどないのだが、先日、ある新聞に掲載されていた1枚の絵画の写真に目を奪われ、実際に作品展に足を運んだ「遠足」と題された作品は、菜の花畑を子どもたちが一列に並んで歩く様子が描かれていた。作者の男性は、国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」(熊本県合志市)の入所者。説明文には「6歳でハンセン病を発病した作者が学校に行っていたのは1年足らず。遠足は、仲間と行動を共にした唯一の記憶」とあり、82歳の時の作品だという(以下略)」



 



 ハンセン病については国家賠償など司法の場での問題は決着しています。しかし、奪われた人生は戻ってきません。人権問題は忘却との闘いであると述べた方がいます。ハンセン病はその最たるものであるように思う。それでも、司法の壁を乗り越えました。困難な闘いだったでしょう。変哲のなさそうな「遠足」の何が訴えてくるのでしょうか。人権回復の歴史の重みか。


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体が受け付けない [街で]

 


 


またしてもウイルス関連の横文字が流れてくる。ウイルス対策では、医療関係者が多いからかもしれませんがテレビからは「ソーシャルディスタンス」と聞こえます。


ATMの列では、三密の危険性を伝える記事がありました。


三密は、今は嫌われていますが、本当は大事なものかもしれません。三密はまだ英語表記が見当たらないようですが、ソーシャルディスタンス=social distanceとテレビではしゃべっていますが、日本語では話していません。ネット辞書によれば「社会的距離」と記されています。私にはこの訳でもピントきません。年金支給日には私の住むところでは、銀行員が車の誘導に立つという。家庭の事情もあると思いますが、高齢者には危ないことにもなりかねません。くれぐれもご用心を。


 


最新の共同通信世論調査より


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適当な情報量はないのか [社会]

 



 



 48日は「花まつり」でした。お釈迦様の誕生日。幼い頃、村の地蔵さんがある空地で甘茶が振る舞われた。その甘さにひかれて会場まで行ったものです。甘いものだったら何だってという時代でもありました。



 



 毎日のウイルス情報の多さに頭が思考停止状態です。戦時体制かのようです。ウイルス感染者が多いのは国の責任だと言うなと政務官がSNSに投稿したという。今更責任逃れではあるまいし。情報だけ入ってきてアウトプットできずに、頭の中で溢れているような感覚です。自分が安心できる情報に頼ろうとしています。



 



多分、正解だと思うのは山中伸弥教授が示した5つの提言です。



1)今すぐ強力な対策を開始する



2)感染者の症状に応じた受入れ体制の整備



3)検査体制の充実(提言2の実行が前提)



4)国民への協力要請と適切な補償



5)ワクチンと治療薬の開発に集中投資を



 



 「サンデーモーニング」で検査が進まない理由を問われた専門家は「わからない」と即答しました。深い闇を感じました。女性芸人の黒沢さんの場合も検査になかなかたどりつけなかったという。ここがあきらかになっていない。心配です。



 山中教授の「強力な対策」をというのには、経済対策も含まれていると思うけど、総理は外国に見劣りしないと胸を張るが、与党からは不満タラタラという。換骨奪胎して実なしか。


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咳に弱い [寛容な社会]

 


 


「コラム 時代ななめ読み 偏屈者、ただいま自粛中2020/4/5西日本新聞 永田 健 」は楽しみにしているコラムです。


 


「私はもともと偏屈者なので、お上(かみ)からああせい、こうせいと言われるのが大嫌いである。何年か前に安倍晋三政権が「1億総活躍社会」を打ち出した時も意味なく反発し「たとえ日本人全員が活躍したとしても、俺だけは活躍せん!」と周囲に宣言したほどだ。(以下略)」


 


 今回ばかりは不要不急の外出をしないとお達しに従っているという。それは感染力の強さだからであるという。そんな今、電車の中でマスクもせずに咳をしている人を白い目で見てしまう自分に嫌気がしているという。私の家族には咳が多い人がいます。それでもたまにはウイルスではないかと気になることがあります。そして、落ち込む。


 過ちはするものだ。人間だもの。


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「テレビ体操」のこと [脳梗塞]

 



 



志村けんさんが亡くなられた。知れば知るほど稀代のコメディアンだったと思います。遺体との面会がかなわなかったことはご遺族には無念だったと思います。



 



15年前、脳梗塞になっときにリハビリのひとつとして「テレビ体操」を始めました。偶然番組のことを知り、今も続けています。「みんなの体操」「ラジオ体操」の他に、体操指導の3人が考えた体操を組み合わせて実施されます。体操指導の他にピアノの3人、体操をしてみせる女性7人で構成されます。番組改編時期の年度末にアシスタントの五日市祐子さんがやめられたようです。この番組では別れの挨拶などがありません。突然消えます。なにかさびしい。


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