戦後75周年は [平和]
朝ドラ「スカーレット」が終わりました。坦々と生きる姿がていねいに描かれた秀作だと思います。信楽に主人公の父たちが辿り着いた初めの頃のシーンを思いだせてくれました。
先の戦争でも似たような思いを持った人たちがいたのでしょうか。福岡伸一氏の『最後の講義』を読んでいます。生命は「最初から頑丈に作ることを諦めて、自分自身をゆるゆるやわらかに作っておき、それを常に分解して、捨てて、作り替えるという戦略」をとったのだそうです。トイレで排泄するものなかには自分のパーツの分解された物が沢山含まれているのだという。私はすでに75年間分解と合成を繰り返しています。先の戦争が終わる1年前に産まれました。
敗戦から75年という節目です。ところが「戦争関連の慰霊祭 相次いで中止に 新型コロナウイルス影響3月28日 NHK」という。なにか特別の空気感を感じます。緊急事態宣言などの規制が悪用される可能性はないのか。それがどういうものか実感はできませんが、事態を建前にされれば従うしかないのだろうか。
感染防止策を講じての75年という追悼も大切なことではないのだろうか。
コメント 0