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追いつめられる人たち [自殺]

 



 



 感染の広がりがあり、苛立ちが芽生えているように感じます。濃厚接触者を組織的に探し出す「接触追跡者(コンタクトトレーサー)」の組織化で広がりを防いだらというが、専門的なことは分からない。新聞に冬の換気対策で換気扇などは対角にして吸排気することだという。冬場だと大変ですね。



 



 コロナ禍のなかでの問題です。今年になるまでは、就職戦線は学生側に有利だと言われていました。今は厳しい環境だと思います。外国の取り組みで参考になるようなことはないのかどうか。希望が抱くことができることがあれば紹介してもらいたい。NHKや通信社などの力でなんとかならないでしょうか。出版関係からでも出てくれば良いのですが。 



 



「自殺者数、2000人超の衝撃。女性は82.6%増加。今の日本は何かが「決壊」しつつある ―ハフポスト」によれば「10月の自殺者数が2153人だと発表された。男性は前年同月比で21.3%増えて1302人、女性は前年同月比で82.6%増えて851人も増加している」という。



 



記事の指摘とは別に素朴な意見というか疑問です。



 ①人員削減の記事が数千人規模に達するというが、非正規雇用は含まれているのか、含まれていないのか。派遣社員の扱いなどはどうなのか。



 ②新規採用を抑制することで人員削減するという方向の企業もあるようですが、新たな「就職氷河期」に対応する施策はないのか。



 ③外国人労働者の盗難事件などが報道されるだけで困窮の実態が見えてこない。



 ④ソロ社会(ひとり住まい)と言われますが、将来への不安が急激に高まっているのかどうか。



 



思いついたことだけですが・・・。


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不登校の原因は [自殺]

 

 

アジアの中で香港や韓国では自らの意思を声にだして言う人たちが多いように思う。西日本新聞の読者の川柳に「香港を日本の若者何と見る」というもありました。日本では「同調圧力」に負けてしまうことが多いと言われることもあります。それぞれの国で生きることに挑戦し続ける若者たちがいることに敬意を持つことから始めようではないかと思う。

 

「コラム 風向計 大切なのはこの子の命 田代芳樹 2019/9/6西日本新聞」では、そんななかでも声をあげた人のことを取り上げています。

 

「新学期が始まった。「また学校か」と、もやもやしている児童生徒もいるかもしれない。休み明けの後は、いろいろな意味で子どもがプレッシャーを受けやすい時期だ。

 気をもむ親子に、ぜひ知ってもらいたい話がある。

 もう26年前になる。大学の教官がまとめた不登校の研究成果を記事にした。登校を嫌がる子どもは、過保護や放任主義の家庭に多い。こんな内容だった。

 すると、掲載日に読者から厳しい指摘の電話が来た。

 「不登校の児童や生徒は家庭に問題があることが多いと記事に書かれていますが、子どもや親の声を直接聞いたことがありますか」。自らも子どもが不登校で悩んだ時期があった女性は涙声になった。(一部引用)

 

 不登校が「家庭に問題がある」と矮小(わいしょう)化されることに、居ても立ってもいられず電話をかけてきたのだという。

 不登校のことを最初は本人に行きなさいと責めたという。すると、娘は死に向かおうとしたが、親として命があればという思いに至ったという。その頃は、不登校でなく「登校拒否」と呼ばれていたという。9月も半ばを過ぎました。自ら命を絶つ子どもは少なくなったのでしょうか。

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9月に大事なこと [自殺]

 

 

「仲畑流・万能川柳  毎日新聞2017814日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆だいぶ先思った今日が過去になる 熊本 はる

なぜ人は消えゆく星に願かけた 大分 とんち

乾杯も中締めもやるヤな司会 福岡 小把瑠都

共謀し成立させた共謀罪 今治 へろりん

広報紙なら無料だろ某新聞 横須賀 歯ぎしり (以下略)」

 

夏休みが終わると、また、学校が始まる。始まってほしくない子どもたちがいるという。

 

「 論説委員の目

  9月1日は統計によれば、一年の中でも子どもの自殺者数が突出して多い。学校に行きたくない子どもが追い詰められて死を選ぶのだ。原因はいじめ、教師との関係、親の期待に応えられない自分への絶望-などさまざまだろう。

 私は昨年8月、この欄で子どもたちに向けて「夏休みを延ばしてもいい」という一文を書いた。「死ぬぐらいならずる休みしてもいいんだよ」と呼び掛ける内容だった。

 今年は同じテーマで、孫を持つおじいちゃん、おばあちゃんに向けて書きたい。

 夏休みで息子や娘たちと一緒にやって来た孫が時折暗い表情を見せる。何か悩んでいるようだ。そんな時、どう接したらいいのか。「9月1日の自殺」に早くから警鐘を鳴らしてきた「不登校新聞」の石井志昂(しこう)編集長を訪ね、助言をもらった。石井さんも不登校の経験がある。

 「率直に『どうしたの』と尋ねてください。そして、本人の気持ちを最後まで聞いてください。最後まで」

 途中で打ち切ったり、説教したりするのは禁物。「自分は頑張ってやり抜いた」式の成功体験を持ち出すのも効果はない。子どもの話は繰り返しだったり長くなったりするが、1時間でも2時間でも聞くことに徹するのが肝心だ。

 石井さんは不登校経験者を何百人も取材したが、どん詰まりの状態から抜け出せるかどうかのポイントは「最後まで話を聞いてくれる人に出会ったかどうか」だという。

 「聞いてその痛みに共感する。その共感が伝われば、初めて子どもは救われる」

 「ある意味、アドバイスは要らない。子どもたちは必ず自分なりの答えを出します」

 祖父母の実家が悩める子どもたちの「安全基地」になれば一番いいのだが、実際にはなかなかそうならない。祖父母も共感より「上から目線」になりがちだからであろう。

 子どもたちが最悪の選択をするのを防ぐために、周囲の大人は何ができるか。この夏、おじいちゃん、おばあちゃんも考えてみてほしい。=2017/08/13付 西日本新聞朝刊=」

 

 

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精神論ではかたづかない [自殺]

自殺「心が弱いから」は誤り 九州大の精神科医 川嵜弘詔さんに聞く ■まず誠実に向き合うこと 悩みや伝えたいことは? 気持ち考えながら聴こう

 自ら命を絶つ人が、1998年以降11年続けて3万人を超えた。2006年に施行された自殺対策基本法を受けた総合対策大綱は自殺する人を16年までに20%以上減らすことを目標にしているが、今年は7月までで1万9859人と過去最多のペースとなっている。精神科医としてこの問題にかかわる川嵜(かわさき)弘詔(ひろあき)九州大医学研究院准教授は「心が弱いから自殺する、という考え方は間違っている」と言い、危険を抱える人に私たちが誠実に向き合うことの大切さを訴える。http://qnet.nishinippon.co.jp/medical/

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イラク戦争が始まって3年でのイラク人の死者が3万人を超えたそうです。毎年、3万人以上が自死する日本は戦争状態ではないのかと、辺見庸氏は問います。自殺企図者は10倍になるというのですから毎日900人程度が試みていることになります。ところが、日本では「弱い人間」が自殺するという観念が強いのです。先日、不況など経済対策が不可欠と書いたら「なんで」という書き込みがありました。まだまだ知られていません。先日NHKで1985年のドラマ「冬構え」の再放送がありました。老人がこのまま老いていろんな迷惑をかけていくのなら、自分で死ぬ力あるうちに死にたいと旅に出ます。高齢者が多い社会では、さらに、自殺は増えるかもしれません。

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3万人以上が問題にならない [自殺]

 毎日80人以上の人が自死しているということです。年間3万人以上が11年連続です。交通事故死が1万人と騒いでいましたが、自殺はようやく基本法などで対策が始まろうとしています。交通事故死の3倍にあるのに、なぜ、問題にならないのでしょうか。この問題に取り組む「ライフリンク」の報告書などを読むといろいろと考えさせられます。3万人になったのは98年で前年に山一証券の廃業など倒産が急増します。このように経済の動きと深く関係していますが、多くの人がいろんな人に相談しています。そして、図のように危機が進行すると「ライフリンク」は指摘しています。HPもあります。
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しかしながら、自殺の問題が交通事故や臓器移植などのように問題にならないことを波平恵美子氏は次のように述べています。(朝日新聞)

  社会全体を覆う、リアリテイーの欠如が根幹にあるのだろう。がん体験をつづった本が多く出版される一方で、自殺者3 万人の現実にはさほど関心が広がらない。奇妙な乖離が象徴的だ。自分の親の延命問題から隣人の事情へ、医療制度全体などのもっと大きな社会の課題へと関連づけて考える習慣が失われている。
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よく言われるように「生活保守主義」が生活観を支配しているように思えます。それは、自らの損得には敏感だが、まわりでどのように差別されていても、困難を抱えても、共有することがない。それは、ハケンを自己責任だとする論調に同期しているようだ。 
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