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国民の勝利だという [ジャーナリズム]

 


 


安倍総理・都道府県知事とも「スピード感」をもってという。ところがどうでしょうか。マスクは5月下旬というのにまだ届いていません。これが「スピード感」というのでは困る。


 


「新型コロナ収束は「安倍政権ではなく国民の決意があったから」 海外メディアが日本が成功した理由を報道  ハフポスト日本版 2020/05/23


オーストラリアのABCテレビは、日本の新規感染者数が減少傾向にあることをこう表現する記事を載せた。


第二波の懸念はあるものの、緊急事態宣言が段階的に解除されつつある日本。厳格なロックダウン(都市封鎖)などをせずにここまで至った理由について、複数の海外メディアが検証している(以下略)」


 


最初の頃のクルーズ船での悲惨な状況などから学んだことだなども理由として挙げられています。しかし、第1波の終わりであり、2波と続いていくのでしょうから、政権と一緒に収束できたらと思います。政権の終息ではありません。それは国民が決めることなのですから。敗北を続けているのはマスコミです。そんななかで文春砲の力とTwitterの力を実感できました。


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コロナ禍から [支え合う社会]

 



 



 コロナ禍から時間が止まったかのように思えます。5月23日現在、マスクはまだ届きません。



「特別定額給付金」申請書は届きました。健康保険証と銀行通帳表紙のコピーの貼りつけ欄がありましたが、コピーができる環境にないお年寄りも少なくないと思いました。



 



 コロナ禍で離島との往来が難しくなったからだという思わぬ副産物もあるのですね。



 



「記者コラム 花時計 2020/5/21西日本新聞 ふくおか都市圏版 布谷 真基 



 まさか息子2人と文通することになるとは思わなかった。この春、2人が妻の転勤に伴って長崎県・五島列島に住むようになったのを機に手紙のやりとりを始めた。感染症の拡大防止で医療体制に限界がある離島との往来が難しくなったからだ「スマホでビデオ通話でもすれば?」と言われるが、なかなか時間が合わず、へき地のため電波も不安定。濃い鉛筆で丁寧に書かれた手紙を読んでいる。小学2年の長男は少しずつ文章がうまくなっているのが分かり、4歳の次男も字が書けるようになってきた(以下略)」



 



4歳でどの程度の文字が欠けたかはもう記憶のなかに残っていませんが、こうした交流が人格を育むのでしょうか。メール・ラインでの手軽な方法もありますが、書くというのはいい体験だと思う。



夏休みの宿題の日記に「今日も書くことはありません」で済ました貧弱な書く習慣もなかった身からはすごいことだと敬意を持ちます。



 


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特例子会社のこと [読書]

 


 


発達障害の内側から見た世界 名指すことと分かること (講談社選書メチエ)

発達障害の内側から見た世界 名指すことと分かること (講談社選書メチエ)

  • 作者: 兼本 浩祐
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/01/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



愛知医科大教授の兼本功佑氏の著書からです。


 


ある会社に電話をしたところ「うちの会社ではありません」と言われ「いややっぱりこの会社だ」と再度電話をかけると「また同じと思しき受付の人が電話口で、「そんな会社のことは知らないとさっき申し上げたばかりですが」と苛立った口調で対応されたという。


「似ているが違う会社なのではないかとようやく思い至り、特例子会社とその親会社を混同していた。 それまで実は特例子会社のことに対する認識がなく、私の受け持ちの患者さんも、他の健常な方に混ざって同じ会社で働いていると思い込んでいたことも、この私の混乱の原因だったと思います。


しかしいちばん驚いたのは、親会社をその特例子会社に間違われたことに、まるでプライドを傷付けられたような反応をした受付の人の返答でした」(『発達障害の内側から見た世界』)


 


私には、特例子会社制度の出自の烙印が反映しているように感じられました。


Wikipediaによれば


「特例子会社とは、日本法上の概念で、障害者の雇用に特別な配慮をし、障害者の雇用の促進等に関する法律第44条の規定により、一定の要件を満たした上で厚生労働大臣の認可を受けて、障害者雇用率の算定において親会社の一事業所と見なされる子会社である。完全子会社の場合が多いが、地元自治体の出資を入れる第三セクターの形を採るものもある」


 


背景には、私の理解では大企業での障害者雇用がなかなか進まないので子会社を含めた雇用率の適用をするために作られた制度だと思います。30年余も前の話ですが、地場の大手企業に障害者雇用の改善を行政と一緒に回ったところ、障害者が働く場がないとあっさりとしたもんでした。当時は、知的障害者・精神障害者の雇用義務はありませんでしたし、精神障害者は障害者としても認められていませんでした。知的障害者の雇用義務の対象になったのは20世紀末だったと記憶しています。法制度が先行し、実態が追いかけていくのは仕方がないことでしたが、大企業が障害者をどう見ていたかが先のエピソードにはあると思います。もちろん、善意のところもありましたし、熱心なところもありますが、大方の企業にある雰囲気を伝えていると思います。


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感度の違いか  

 

気になっていること

 

ひとつ目は、アベノマスクとも呼ばれている国が配布するマスクが5月20日現在届いていません。結局は無駄でした。

二つ目、検察官の定年延長は総理に言わせれば法務省が持ってきたのだという。どんな法案でも結局は所轄の省庁が起案した形になるので、間違いではないが、責任逃れのようにしか聞こえてこない。

三つ目には、「体温37.5度以上の発熱が 4日以上続く」というのは、 PCR検査の「目安」でなく相談や受診の目安だと加藤厚生労働大臣は国会で答弁していました。誤解した方ほうが悪いかのような答弁でした。テレビで詳しく何度も言われていたのだから国民が「誤解」するのは当然ではないか。

四つ目は、黒川検事長は辞任したとしても政権はダメージにならないのかということ。

五つ目は、給付金のマイナンバー申請について、住民票との照合が手作業になっていて大変だということ、テレビのコメンテーターが、電算システムはいいけど、システムの委託

が業者丸投げであることが問題だという指摘の議論が深まらないのではないかということ。

公務員も、人員削減になり、余裕がないことと、人材育成の仕組みがないこと。システムのチェックができる人が少ないのではないかという疑念が消えないことです。

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自粛とは [政治]

 


 


 ネット書店に本を注文したら1週間してようやく出荷作業中という。注文した時に遅れていますという説明があったので不満はありませんが、図書館も25日からというので手元に未読本がないことになるかと思いましたが、なんとか間に合いそうです。


 


「記者コラム 花時計 2020/5/16   西日本新聞 ふくおか都市圏版 古川 大二 


 福岡市内の警察署には最近、騒音トラブルや外出する人に対する苦情などの通報が複数寄せられたという。私も公園で多くの人が遊んでいるのを見て不快に思ったことがある。外出自粛でイライラが募るのは私だけではないようだ▼一方、コロナ禍を通して「自粛」という言葉の難しさも考えさせられた。各人の判断に委ねられ、基準は人によって違う。営業中の店舗に自粛を強要するなどの行為が「自粛警察」と呼ばれるなど、行き過ぎた行為も生じた


(以下略)」


 


 自粛という曖昧なことで良いのかという論議がされていないと思います。テレビのキャスターが、東日本大震災で整然と避難した日本国民が外国から賞賛を浴びたから今回もうまく行くでしょうと語っていました。そういう面もあるかもしれませんが、お上に逆らわないということなら残念なことではないかと思う。自粛とは、本人に責任を委ね、御願いしたほうの責任は問われないということではないだろうか。


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ディパーチャーズ [寛容な社会]

 



 



三権分立のことは、民主主義の基本だと習いました。検察庁幹部の定年延長を閣議決定で決めてしまうということについて多くの人が違うと思ったのは教育のせいでしょうか。



本日の話題は映画「おくりびと」の話です。海外名『ディパーチャーズ』は本木さんの演技も秀逸でしたけど、納棺師という仕事の背景も大きかったと感じています。主人公の転職のきっかけはチェロ奏者だった楽団の解散です。コロナ禍で仕事を奪われた地方交響楽団の現在の苦境と重なります。検察庁問題の悪臭とはあまりにも異なる世界だと思いました。



 



「コラム 春秋2020/2/22 西日本新聞  



『ディパーチャーズ』に感動しました-。7年前、安楽死の取材で訪れたオランダ。女性研究者に話を振られて戸惑った



▼拙い英語で会話を続けると「死者への敬意」とか言っているふうだ。そこで言葉の断片がつながった。ディパーチャーズ(旅立ち)は日本映画「おくりびと」の海外版の題名だった



▼この映画が米アカデミー賞を受賞したのは2009年の今日。元チェロ奏者の男性が「旅のお手伝い」と記された求人広告を勘違いし、死者を送る納棺師になる物語だ。娯楽映画にはなじみにくいテーマにほれこみ、作品化に奔走したのが元アイドルの本木雅弘さん。存在感ある役者ぶりは今、大河ドラマで楽しめる(一部引用)



 



ディパーチャーズ(旅立ち)という名は当然ながら「おくりびと」に通じます。納棺師は即物的です。これだけでは死が持つ意味を表現できなかったということでしょうか。



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「包括的高齢者評価」とは     [高齢者]

     

 

お年寄りの診断には、医学的なもの以外に「心理的・社会的な要素」が高いという。

 

「高齢者の心身は日々持続的に受ける慢性的なストレスと、不定期ですが大きなダメージを被る急性ストレスに曝されることによって虚弱化が進行することを説明しました。それらのストレス、特に慢性的なものは多種多様であり、生活習慣病などの医学的なものだけで なく、人間関係や経済難などの心理的・社会的な要素も多く含まれています。虚弱化は様々な 因子が複雑に絡み合って長時間かけて進行するため、その回復や改善は困難を極め、不可能か、 可能であっても高齢患者さんに多大な努力や負担を強いることが多いのです。」(「『老年症候群』の診察室」)

 

 老年医学には「包括的高齢者評価」という最も重要な概念があると「『老年症候群』の診察室」では述べています。抑うつ症状があるか・家族や家計などもあります。

 私が以前通った病院には4人か5人のソーシャルワーカーがいました。ですが、面接は1回だけで障害者手帳の申請をするかどうかでした。今のクリニックではワーカーさんはいません。前の病院はリハビリテーション病院だったからだと思います。

 私は5年前の脳梗塞と2回目の脳梗塞と加齢に伴うダメージを受けています。患者だけでなく、生活者でもありますが、高齢者は生産に関係しないので軽視していると思われます。医療・福祉の削減を狙う「小さな政府」が誰のための政治だったのかと問うて欲しい。フライデーオーベーションというのでは、余りにも問題を矮小化させることにならないかと懸念します。

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ヒトは弱いのでは [寛容な社会]

 


 


「コラム 春秋 2020/4/22 西日本新聞」では、コロナ禍による差別について次のように述べています。


 


「▼感染患者を受け入れた病院の医師や看護師の子供が保育園への通園を拒まれる。感染した女子高校生を「私ら高齢者にとっては殺人鬼に見えます」と発信した市議も。情けなく、腹立たしいが、特効薬のない病におびえる心の弱さの裏返しか


▼感染症と闘う医師たちを描いたカミュの小説「ペスト」にこんな一文が。「誰でもめいめい自分のうちにペストをもっているんだ」。外から忍び寄るウイルスだけでなく、内なる恐れが生む偏見や差別との闘いにも負けたくない。(一部引用)


 


心の弱さを言う時に気を付けてもらいたいことがあるのではないでしょうか。心の「強い人」と「弱い人」をどうやって線引きするのでしょうか。看護師の子どもが通園拒否になる可能性はあります。イギリスではウイルスで休みの学校が医療関係者などの子どもさんを学校で預かるため通学するのだという。行政が対応できる仕組みを示すのが政治だと思う。心の弱さだけの問題でなく、解決措置を提示してもらいたい。偏見・差別の問題を心という得体の知れない闇の中で解決してほしくない。人間もまた一様ではないことを前提にした施策を求めたい


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体験者から受け継ぐ [平和]

 



 



 緊急事態宣言の解除に伴い図書館が月末頃から利用ができそうです。移動図書館も再開しそうです。通販で買った本で読んでいないのは1冊。慌てて注文しましたが、時間がかかるとのアナウンスです。



 



2020512日西日本新聞の投稿欄に20歳の大学生が高校生平和大使になり核兵器廃絶の活動を知り、応募し、長崎大学の多文化社会学部で核兵器廃絶を専門的に学んでいるという。



 戦後75年になり、体験者がいなくなりつつあると危機感が伝えられています。さらに、コロナウイルスの影響で人が集まることが困難であるという。原水爆禁止世界大会はオンラインのようです。



 ですが、次代を担う若者も育っているのは核兵器廃絶の願いを強く願う人たちの運動の賜物でしょう。こういう若者にバトンをタッチできればと思いました。


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「国会パブリックビューイング」知っていますか [読書]

 



 



かつて国会答弁で「ごはん論争」というのがありました。その名付け親の上西充子氏著の『国会を見よう』を読みました。



「ごはん論争」とは、



「朝ごはんは食べなかったか」



「ご飯は食べませんでした。(パンは食べましたがそのことは黙っときます)」



論点のすり替えをして質問時間を空費させ、国民をあざむくことを定着させたというものです。



この本では「国会パブリックビューイング」の活動の経過とそこから見えてきたこと、ノウハウなどを紹介しています。



私なども思い込んでいることに事実はどうかと問うています。



例えば「『野党は反対ばかり』『野党はだらしない』『野党はパフォーマンスばかり』などとよく言われるが、それは実際の国会審議に目を向けさせないためにあえて誤った印象を与えようとしているか、どちらかだと思う」という。私もまたテレビのコメンテーターなどの印象操作に侵されているようです。



それは偶然「ごはん論争」と言われた加藤大臣がコロナウイルスの検査基準のひとつ「風邪の症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合」の改定をめぐっての質疑を聞きました。



そこでの 目安か、基準かという違いがあることに気づきませんでした。野党の質問で気づきました。今までならどうせ採決されてしまうのだからという目しかなかったように思います。そんなことを考えさせてくれた本でした


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