歴史にも支えられて [スポーツ]
元大関で今場所からは十両で頑張っていた琴奨菊関の引退会見で「とれるものならまだ続けたい」という気持ちに本当に相撲が好きなんだなと思いました。それだけにとれないという現実をみた時の思いはいかばかりだったでしょうか。しかし、一方ではやりきったという充足感もあるのではないか。
琴奨菊関の引退会見から思いを新たにした人たちもいると思います。
次の話題も他者を励ますエピソードでした。
「コラム 春秋 2020/11/16 西日本新聞」は高校野球秋季九州大会で初優勝し、甲子園出場を確かなものにした大崎高校の話です。過日も書きましたが炭鉱の町でもあったという。長崎県では軍艦島で有名な端島などをはじめ海底炭鉱があった島があります。崎戸炭鉱も閉山したという。コラムによると「崎戸町と、隣の大島町に高校の分校があった。両校は1952年に統合して県立大崎高校が開校する。2校を合わせた校名である」という。
私もまた、離島というハンディを抱えた高校の優勝に喝采をおくりました。地域の支えがあってこその高校野球のチームであるという。
今年はいつもとは違う日々となっています。思わぬコロナ禍で失業した方もあるでしょうし、内定取り消しという試練に向き合うことになった人など、困難と向き合わざるを得なかった人たちに希望の灯火を示してくれたような話です。現実の話として勇気をもらいます。
今日気になること。
オリンピックの開催です。状況にもよりますが、オリンピックどころではない国もでてくるでしょう。新たな感染の火種にならなければいいのですが。
甲子園で見られるか [スポーツ]
福岡県出身の琴奨菊関・松鳳山関が今場所は十両でやっています。成績はまだ芳しくありませんが盛り返してくれることを祈っています。九州出身といえば新大関正代関。怪我で休場することになったが、来場所を期待したい。正代は本名だとか。2横綱・2大関の休場。怪我防止の検討をすべきではないか。素人ながら感じますがどうでしょうか。
高校野球の話です。長崎県の大崎高校とはどこにあるか。ネットで検索しました。離島のように見えますが橋でつながっているように見えます。野球環境としてはどうなのでしょうか。快挙です。九州大会で優勝して甲子園が近づいてきました。高校野球の神髄をみたような気がしました。長崎は離島が多い。そこで練習をしている子どもたちに勇気を与えてくれた現場にはやはり名将がいたのです。
「記者コラム 2020/11/12 西日本新聞 ふくおか都市圏版 木村 知寛
地域版のコラムで4度取り上げた人がいる。高校野球の秋季九州大会で初優勝した大崎(長崎)の清水央彦監督(49)だ。甲子園に導いた経歴がありながら、4年間指導から離れる時期があった。情熱を絶やすことなく、生徒の育成に懸ける姿から感じ取れることは多いと考え、節目ごとに書いてきた▼人口約5千人の島にある県立高の大崎で指導を始めた3年前、生徒数は定員を割り、部員は5人だった。今でこそ47人だが、島外の生徒にとっては未知数のチーム。誰もが覚悟を持って島の橋を渡ったのだろう▼『高校スポーツの指導者は、生徒たちに何を残せるかがすべてだと思う』。監督の言葉だ(以下略)」
春の甲子園は開かれるのだろうか。
野球解説者他 [スポーツ]
■野球解説者
テレビの野球解説者の役割についての意見が新聞の投稿欄にありました。福岡の番組でホークスの優勝と予測するのが実績としても、テレビ局としても期待していると思うが、往年の名選手は「楽天」としたように思います。記憶だけで書いていますので間違いがあれば指摘ください。最近気になっているのは、どういう意見を述べたいのか、最後まで分からずじまいのダラダラ解説です。
新聞の投稿欄に
「逆にしゃべりすぎる解説は、うるさく感じて消音で見ることも。これは横で実況しているアナウンサーにもよります。次々と話を振ると、解説者も冗舌になりますよ(一部引用)」
この場合は、解説者に頼りすぎているように思います。私が聞いた範囲で言うと結局何を言いたいのか分かりにくい解説になっているようです。アナウンサーも情報の仕込みが足らないのかもしれません。
■産後うつ
厚生労働省の資料からです。
「妊娠・出産に伴ううつ病の症状と治療
女性の一生のうちで妊娠中や出産後は、うつ病が起こりやすい時期です。その結果として子育てに自信がなくなり、お子さんも可愛く思えず「自分は母親失格」などと考えがちです。しかし、うつ病になった妊産婦の多くの方は適切な治療を受けていないのが現状です。治療法には薬以外にも心理療法や環境の調整も考えられます。ご本人・ご家族の十分な理解のもと、個々の患者さんにあった治療を選択できるように専門医とご相談されることをお勧めします」
病気かもしれないという選択肢を残しておきたい。母親失格などと思わないで欲しい。メンタルクリニックなど精神科・心のやまいなどと医療側も工夫されているようですし、気軽に相談してみたらどうでしょう。
スポーツマンの姿から [スポーツ]
「カズから学んだ覚悟 定年退社の記者も書き続ける(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース」を読みました。
記事の最後は次のように述べられています。
「19歳のカズを取材した時25歳だった私は22日、60歳になった。30日には36年間務めた日刊スポーツを定年退社する。カズから多くを教えてもらった。選手と記者と立場は違うが「プロ」としての覚悟の大切さも知った。「一生記者として仕事をする」と誓ってこの道に入った。思いは少しも変わらない。これからも、カテゴリーは違っても「ずっと書いていきたい」と思っている。プロとして「やり続ける美学」を教えてくれたのもカズ。ピッチを駆け回る53歳の姿を見て、勝手に思った。「カズ、エールをありがとう」。
◆荻島弘一(おぎしま・ひろかず)1960年(昭35)、東京都生まれ。84年入社。スポーツ部でサッカー、五輪などを取材し、96年からデスク、日刊スポーツ出版社を経て05年に編集委員として現場に復帰。」
最近知ったのですが50歳の力士がいるという。
「史上初!角界に「50歳力士」 序二段・華吹が誕生日 師匠の立浪親方「ケーキでお祝いします」[ 2020年5月29日 ]という記事がありました。ネットで知ったのですが凄い人がいるもんだと思います。本人が凄い人だと思っていないのが共通するのかもしれません。ひとつのことを続けることはたやすいことではないということです。ある程度の成績を残さないといけません。続けたくても生活が成り立たなくてはなりません。自分のことだけでしたらなんとか続けられるかもしれませんが、プライドもあります。多くの場合は挫折します。続けている人への憧憬もあります。カズにしてもワールドカップの選手候補に漏れたという経験もあります。それでもサッカーをやり続けることにこだわっています。
華吹(はなかぜ)さんは、下積みのままですが、チャンコ長らしいです。自分を語りません。琴奨菊関にも相撲を愛する気持ちを強く感じます。今場所は休場のままかと思いましたが、相撲が取れると親方に話して再登場しています。そこまでしなくてもと周りは思うのでしょうが、相撲が好きでたまらないと感じがします。
カズを取材してきた荻島さんの今後の活躍をお祈りします。
相撲を観る [スポーツ]
※骨太は
「骨太に老化現象見えてきた」(2020年7月24日西日本新聞 ニュース川柳)
■幕内初めの取り組みからみることに
大相撲7月場所が始まりました。偶然、照ノ富士の相撲を観ました。昨年春場所には序二段まで落ち、そこから元大関の力の差をみせて、今場所幕内に復帰。普通なら引退することが多いが親方から慰留されたという。この下位の番付には元大関の琴奨菊・高安がいます。
幕ノ内序盤戦からみるもうひとつの理由は佐渡ヶ嶽部屋の関取が多いことです。福岡県柳川市出身の琴奨菊はじめ琴ノ若・琴勝峰・琴恵光・琴勇輝とひしめいています。
■老老介護6割に迫る
「老老介護、6割に迫る 3世帯に1世帯は75歳以上同士」(朝日新聞山本恭介 2020年7月18日)」
厚生労働省が発表した2019年の国民生活基礎調査では、介護する側とされる側がともに高齢化する「老老介護」が59.7%となり、介護する側の高齢化が急激に増えているようです。
大相撲九州場所も終わって [スポーツ]
ほぼ毎日朝6時25分からのEテレの「テレビ体操」をします。ラジオ体操含めて10分間ですが、そのなかに「みんなの体操」というのがあります。「みんなの体操」が始まってから20年という。私が「テレビ体操」を始めてから15年余ですので、始める5年ほど前につくられたことになります。「みんなの体操」は年寄りにもやりやすいように思います。
大相撲九州場所が終わりました。白鵬の圧勝です。新旧交代とはいかないようです。なんといっても休場者が多いことです。親方に言わせると稽古不足だという。親方が指導しているのに他人事のように聞こえてきますが、親方と弟子の関係は違うのでしょうか。それと立ち合いがうまくいかない。行司によっては手をつかないと認めないというが、統一ルールを決めることはできないのだろうか。今までの歴史もあるのでしょうが・・・。軽量の炎鵬の活躍が救いだと感じました。
平和の願いになっているか [スポーツ]
古賀政男氏は郷土が誇る音楽家です。
「意見・見解
平和を願う古賀メロディー 宮本紘視氏 古賀政男音楽博物館主任学芸員
2019/5/20 西日本新聞 オピニオン面
◆東京五輪音頭
2020年東京五輪・パラリンピックの開催が近づいてきた。17年から、この大会のキャンペーンソングとして「東京五輪音頭-2020-」(歌・石川さゆり、加山雄三、竹原ピストル)が使用されているのをご存じだろうか。
「東京五輪音頭」(作詞・宮田隆、作曲・古賀政男)は、1964年に開催された東京五輪への関心を高めるために、NHKが制定した楽曲だ。福岡県大川市出身の作曲家・古賀政男は、60年ローマ五輪の閉会直後にオリンピックスタジアムを訪れ、「あと4年たったら、今度はあなたの国、日本で開かれるんですよ」と言葉をかけられた。古賀は、その感動をもとに「できるだけ陽気な日本の祭りのムードを曲のなかに盛り込もう」と意識して、あのメロディーを書きあげた。64年東京五輪は、アジア初開催の五輪大会であるとともに、復興した日本の晴れ姿を世界にアピールする大会でもあった。その高揚感が感じられる楽曲は、三波春夫など多くの歌手により歌われ、大会を盛り上げた。
オリンピックは、スポーツの祭典であると同時に、平和の祭典でもある。日本はかつて40年に、東京五輪の開催権を返上した経緯がある。第2次世界大戦の影響だ。古賀と宮田はともに、「東京五輪音頭」に平和への強い思いを込めている。日本全体も、64年東京五輪を開催することで、平和への感謝と願いをかみしめていたのではないか。(以下略)」
「おもてなし」がクローズアップされましたが、前回と前々回との大会の意義と変わらない「平和」への思いより、公共事業の隠れ蓑になっていまいか。近代の歴史が教えられないという意見を聞きますが、大人が中止になったことを知らない。チコちゃんに叱られますよ。
僧侶服の受難 [スポーツ]
テレビで僧侶服を着て運転していたら「運転に適さない」として反則切符を渡されたという。
適さない服装と言うのは統一されているのではなく、警官の裁量に任されているという。そんなことがあっていいのだろうか。法の下の平等といえるのだろうか。何から何まで例示するのは大変かもしれないが、これだけ反発があっているのに知らぬ顔では・・・。
こちらの話は相撲界では珍しく明るい話です。
「コラム 花時計
柳川市出身の琴奨菊関が、福岡市立こども病院に入院している子供の家族向けの宿泊施設を訪れたと知人から聞いた。11月の大相撲九州場所の前のことだ。施設の利用者たちを喜ばせようと、ちゃんこ鍋を振る舞ったり写真撮影をしたりして交流したという▽話には続きがある。病院から外出できないため参加できず、残念がる子どもがいたことを耳にした琴奨菊関は翌週、病院に直接足を運んだ。大きくて心優しい力士の突然の登場 に、子どもたちは大喜びだったそうだ▽力士を含めたスポーツ選手や著名人が周りに与える力は大きい。恵まれた才能や人並み外れた努力で輝く姿に引きつけられるから。近年、トラブルが取り沙汰されることも多い相撲界だが、憧れを抱かれる存在であり続けてほしいと思う。(岡部由佳里)」(2019年1月9日西日本新聞)
大関陥落後もひたすら土俵に上がり検討している琴奨菊関です。さすがだと拍手を送りたい。
駅伝の季節に [スポーツ]
新聞の投稿欄からです。
「駅伝選手守るルール導入を 56歳
全日本実業団対抗女子駅伝の予選会。岩谷産業の飯田怜選手が膝を血だらけにして、はってたすきをつないだシーンをテレビで見て心が痛んだ。自分がたすきをつながねば、他の選手の 努力が全て無駄になる。飯田選手の気持ちは痛いほど分かるが、このような無理は今後の選手生命を左右しかねない。もし次の選手が繰り上げ スタートしたとしても、チ ームとしての記録を残すためには、結局走れなくなった選手が、はってでも中継所にたどり着かねばならない。かつての九州一周駅伝では、選手が走れなくなったとき、次の区間を走る選手 が前の区間の選手が走れなくなったところヘ行き、そこでたすきをづないで残りの区間と次の区間を1人のランナーが走るルールがあった。飯田選手のような事態が再び起きないよう、今後、全ての駅伝に前述の九州一周駅伝のようなルールが導入されることを切望する。」(2018年11月3日西日本新聞)
12月に入り、駅伝やマラソンがシーズンになります。11月の女子駅伝大会でのことには胸が痛みます。監督からの中止やかつての九州一周の場合のルールによるかで対応すべきではないかと思う。賞賛するのは精神論であり、人間を人間とみなさい考えにつがるのではないかと危惧します。今から、女子駅伝、高校駅伝、実業団、箱根駅伝などが続きます。無理した怪我にならないように。
甲斐はシーズン開始日に結婚していた [スポーツ]
22日のテレビが甲斐捕手の結婚と赤ちゃんの誕生を伝えています。
「コラム 春秋
秋になると息子は「母ちゃん、嫌な季節が来たよ」と弱気になったそうだ。虫の音も木々の色づきも、母子はうつろに感じたに違いない。仲間が次々に年内での契約打ち切りを宣告される。それは明日のわが身かもしれないのだから
▼母は「いつでも帰っておいで」と励ましたという。秋が嫌いだった息子は今秋、大輪の花を咲かせた。プロ野球の日本シリーズで最高殊勲選手に輝く。福岡ソフトバンクホークス甲斐拓也の名を、一躍全国に知らしめた
▼全公式日程を終え、各チームとも来季へ走り始めた。けれど全選手ではない。新チームに不要と判断された者がいる。「戦力外」の冷酷な3文字。新入団選手に比べ、去る者を扱う新聞記事は小さくて悲しい
▼先日の本紙ではうれしいニュースを目にした。広島カープの赤松真人選手が来季の契約を結んだ。俊足堅守の職人選手だが、胃がんを患い2017年1月に胃の半分を摘出。今年3月、1年半ぶりに公式戦に復帰した
▼今季は2軍で55試合に出場したが、体は完全復調ではない。代走で盗塁を試みるも打球はファウル。続く場面。体力的な問題で再スタートを切れないこともあった
▼それでも球団は赤松選手を必要とした。「戦力とみていると言ってもらって、すごくありがたかった。恩を返さないといけない」。韋駄天(いだてん)と、キャノン(大砲)と称される甲斐捕手の強肩と。相まみえる勝負を、来秋に。=2018/11/19付 西日本新聞朝刊=」
赤松選手のことはテレビで知りました。今は、ホークスから契約解除された城所選手のことが気になります。