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利用者の意見を聞くか、整備指針を見るか

 


 


 「傾聴記 実体験バリアフリーの一歩 心理的負担にまず配慮を 福岡市・天神で車いす街歩き2019/11/14 西日本新聞 くらし面 三宅 大介 」からです。


 


4050センチ、目線が下がっただけなのに。腰掛けて、後ろから押された途端、見慣れた光景が一変した。誰もが使いやすいユニバーサルデザインの街づくりを目指す福岡市などが企画した車いすの体験会「天神まち歩き」に参加した。障害者やお年寄りへの配慮を考えるとき、耳を傾け、頭で想像するだけでは到底、追い付かない。実体験こそ、バリアフリーの一歩であると思い知らされた。(以下略)」


 


記事では「車いすの人でも切符が買いやすいよう、足元に空間が確保された市営地下鉄の券売機」が紹介されています。これは地下鉄七隈線の設計時に、障害者側から出された意見でつくられたものだと思います。このときは10回程度障害者団体との協議が重ねられました。トイレについても細かい要望があったと思います。点字ブロックが建物の床と同系色のものになっていることがあります。弱視の方にとって黄色が判別しやすいのだと聞いた記憶があります。利用者の意見や行政の整備指針を見るようにしてもらいたいと思います。最近、天神地下街の北口のエレベーターがないことの不便さが西日本新聞で取り上げられましたが、関係者が集まり、知恵を出し合うことも必要ではないかと思いました。


 


記事は続きます。


 


「■思いはせ自分事に


 地下街周辺を回った後はビルの一室で意見交換。参加者はみな、せきを切ったように話し出した。「イヤホンをしている人、歩きスマホは本当に怖い」「通路で邪魔にならないよう今後は自分も気をつけたい」「車いすの介助は雨が降ったらどうする?」「車いすはいくらぐらい? レンタルはある?」…。疑問や関心は、バリアフリーのあり方から、車いすの人の暮らしぶりまで広がっていった。」


 


 最近気になるのは年を重ね耳が遠くになり、低騒音の車が増えて突然車が近づいてきたかのような錯覚で怖い気がします。それと、歩車分離信号は車中心の考え方のように思う。年寄りには厳しい横断になっているのではないかと思います。


 


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