「ハンコレス」 [社会]
2019年11月6日西日本新聞の「ニュース川柳」からです。
「年金に身の丈合わせ生きてます」
「お笑いも笑えぬ人が多くなり」
年金から天引きされる介護保険料、国民健康保険料などが増えるばかりです。
出勤簿が印鑑からカード読み取りに代わったのはいつの頃だったろうか。珍しい苗字を作っている印鑑屋さんの話が聞けなくなるようになるのも寂しいが、時代の流れなのだろうか。随分無駄な作業を繰り返してきたものです。上司の存在を確認するみたいなものです。
ですが、印鑑をもらうのに時間がかかるのも問題です。部長が出張などしていると代理で課長にもらわなければなりません。私の職場では筆頭の課長という方から決済してもらうのですが、往々にして部長と筆頭課長が同時に出張ということもあります。これにかかるロスタイムは馬鹿になりませんでした。最近は、不祥事があっても報告がなかったという社長もいます。内部文書を後悔してもらいたいものです。
「コラム 花時計
福岡市の行政手続きで押印を不要とする「ハンコレス」が進んでいる。約4200種類ある申請書類のうち既に半数超が不要で、来年度には7割に増える。残りは法律で 義務付けられているものという▽日本で印鑑が普及し始めたのは701年の大宝律令制定からとさ れる。天皇陛下の「即位礼正殿の儀」では、陛下のそばに国事行為で使う印章「御璽」「国璽」も 置かれていた。「サインじゃだめなの」との問いに答えは詰まるが、理屈ではない日本の文化なのだろう▽印鑑不要の背景はオンライン化だ。(以下略)(黒石規之)」(同前)