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10万円の使途は [寛容な社会]

 


 


野茂英雄さんがアメリカに進出してから25年になるという。アメリカに渡ろうという発想が出てくることにも敬意を持ちますか、好成績を残しています。偉大な人の話とは違いますが、「たかが10万円 されど10万円」とも言うべきか、国からの「特別給付金」と呼ぶのは・・・。収入が減っていない人の10万円とは。元は税金ではないか。押し戴くモノかどうか。


 


「コラム 時代ななめ読み


収入減ってない人の10万円 2020/5/3 西日本新聞 オピニオン面 永田 健 」についての方法と選択肢を挙げています。


 


永田氏はつぎのように述べています。


「一方、私自身は現時点で新型コロナのせいで収入が減ってはいない。公務員、年金生活者など一定数の読者が私と同じ境遇だろう。『まだ収入が減ってない人』は10万円をどうしたらいいのか。選択肢を整理してみた。」として


 【選択肢1 受け取って貯金する】


 【選択肢2 受け取って「応援消費」する】


 【選択肢3 受け取らず国に返上する】


 【選択肢4 受け取った上で寄付する】


4つの選択肢を挙げています。


収入が減らなかった人たちの対応を問うていますが、例えば年金が10万円以下程度の人に


もどうするかと問うことは酷なことではないのか。ある知事が県の公務員には返上を求めたのと同じではないか。消費税も10%に上がっています。私は受け取ります。どう使うかは内緒です。


 それにしても大企業の減税が続いたのですから、その都度、返上論議がおきてもいいのではないかと思いましたが。


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体験者がいなくなったときに [平和]

 



 



私は75歳。戦争が終わる前の年の生まれです。戦時中の生まれですが体験を語る記憶がありません。それは何年も前から分かっていたことではありますが・・・。直接の体験を聞くことは困難ですが、体験集の出版をしておくことが大切なのではないか。例えば、西日本新聞女性投稿欄「紅皿」の1959年から10年間のなかから選んだ『戦争とおはぎとグリーンピース』には、戦時下、戦後の生活体験が生々しく書かれています。発行されたのは戦後70年の時です。



新聞には沢山の体験が蓄積されていると思います。記録を蘇生することで体験化することは可能ではないか。



 



「記者コラム2020/4/29 西日本新聞 ふくおか都市圏版 久 知邦 



 大分県日田市の民家から陸軍中将の名前が書かれた位牌(いはい)が見つかった。中将が日中戦争で戦死した部下に向けて書いたと思われることが取材で分かったのだが、小さな集落でさえも戦争の記憶が薄れていることに驚かされた▼終戦から75年、日中戦争勃発からすれば83年。当然といえば当然か。取材が難しくなったとあらためて感じた。地道に集落を歩き、当時を知る人が見つかったことで何とか記事にできたが、数年後に同じ取材ができたかは分からない。戦争体験を聞けなくなった時、どのような記事が書けるのだろう(以下略)」



 



 体験者がいなくなるのは自然の摂理です。西日本新聞には、読者投稿欄の金曜日に戦争体験が掲載されます。(休みの場合もあり)。この膨大な体験録を活かす道があるのではないか。まずはできることをあきらめないで欲しい。


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70歳を超えなお [高齢者]

 


 


凶弾に倒れた中村哲氏の後輩だという林田スマさんの今後の決意に凄いと思いました。70歳超えて新しい活動を模索するという林田氏の決意に敬意を示しつつ、そこまで林田氏をその気にさせた中村哲氏の言動は凄いと改めて思いました。新聞の聞き書きシリーズからです。


 


「おかげさまで フリーアナウンサー 林田スマさん


私は現在、福中・ 福岡高校同窓会副会長と同窓会女子部会「紅梅会」の 会長を仰せ付かっています。同窓会を挙げて敬愛し、その死を悼む中村哲さんは聞き書きでぜひ触れておきたい方でした。私は残りの人生、中村さんの行動しなければ物事は動かない」を実践していく決意です。 当面の目標の一つは、館長を務める複合文化施設 「大野城まどかぴあ」(福岡県大野城市)で今秋、「深夜放送同窓会ファイナル」をやり遂げること。「あの頃の元気をあの頃の夢を再び!」と始めた同窓会も9回目。今回を集大成の会にしようと思っています。もう一つ。私は最近、人と人をつなげて何ができないかと「GO WITH林田カンパニー」を立ち上げました。事業内容はこれからですが仲間たちと一緒に前向きに歩いていくつもりです。(一部引用)(聞き手は南里義則)」(202051日西日本新聞)


 


「大野城まどかぴあ」のなかにある図書館に行っている頃は、林田さんの姿を見かけることがありました。存在感がありました。林田さんのことは良くは知りません。深夜番組の頃はラジオを聴く習慣がありませんでした。「大野城まどかぴあ」館長になられたことから知ったという感じです。「行動しなければ物事は動かない」という中村哲氏の言葉を実践されるというのですから凄いです。年齢を考えれば新しいことへの挑戦は無謀にも見えますが、年齢に縛られない生き方をされてきたのでしょうか。老いることはその人によって異なるので多様性に満ち溢れているという説があるようです。大いに期待したいと思います。


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新聞に感謝 [支え合う社会]

 



 



もうこのコラムだけ読んだだけで1日が明るく過ごせそうだ。



 



「コラム デスク日記 2020/4/30 西日本新聞 社会面 山本 孝子 



 手押し車の高齢女性が、歩道の端をゆっくりと歩いている。朝の通勤を急ぐ人々が通り過ぎる中、そこだけは時の流れが緩やかだ。小さな背中は数歩歩くと立ち止まり、ゆっくりと腰をかがめると、落ちていた紙くずを拾い、手押し車にぶら下げていたポリ袋に入れた。そして再び手押し車の持ち手を握ると、ゆっくりと歩きだした。



 声を掛けてみると「これが毎朝の日課なんですよ」と答えてくれた。80歳を目前に歩行がおぼつかなくなり、散歩を始めたが、ただ歩くだけではなかなか毎日は続かない。何か目的があれば、とごみ拾いも始めたのだという。「それに、皆さんのお役にも立てるでしょ」



 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、参加していたサークルは休止中で、家にこもりきりだそうだ。(以下略) (山本孝子)」



 



私は緊急事態宣言後は散歩も「自粛」していました。まもなく喜寿の身に病を抱えていて、歩く姿も年寄りらしくなってきたと家族は言う。歩く姿など誰も見ていないと思うがやはり気になります。靴を引きずる音が追っかけてきます。近所の方には見られれたくないが見せてしまう。こちらの勝手な被害者意識であり、そんなこと露ほども思っていないのかもしれない。老いの身が恨めしい。横断歩道に立ち尽くす老人を見ながら車は一旦停止をすることもなく急いで去ります。だが、自分の若い時にどう思っていたのでしょうか。多分、年寄りが立っていると思ったかどうかも分からない。この記者は尊敬のまなざしで見ています。



新聞を読んでいて良かったと心から嬉しくなりました。「自らを奮い立たせて生きる姿を、しばし見守った。」と結ばれています。年寄りのひがみに陥っていた私の思いを恥じた。


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家に籠る [社会]

 


 


新聞のコラムからです。「風 車 ペストとコロナ」(2020429日西日本新聞)は次のように始まります。「久しぶりにアルベール・カミユ(仏、ノーベ ル賞作家)の「ペスト」 (宮崎嶺訳、新潮社) を読み直してみた」あと、新型コロナウイルスの話につながっています。


最後は次のように結ばれています。


「人間の右往左往、 うろたえ、葛藤、善悪、清濁、罹患者を罪人視もしていく。悲しいかな、「人間という生き物は、未だ何も知らないのかもしれない。何も学んでいないのかもしれない。今は家に籠るしかない。読書とDVD映画、パソコンでの友人たちとのメールのやり取り、ユーチューブの映画も愉しめる。とにかく医療従事の皆さま、ライフラインを支える皆さま、食料を供給する皆さまに感謝して、自重し身を守りましょう。(中洲次郎)


 


先日通院日でした。クリニックですのでこじんまりとした作りです。4週間ぶりの通院ですが、コロナウイルスの対策として換気・アルコール消毒・マスクの確認・受付カウンターの遮蔽板などの対策がされていました。待合室の椅子も距離をとってあるようですが、数が少ないのですぐに満席になっていました。


籠もるだけでなく散歩を進められました。室内での運動もいいが、太陽を浴びるのも大切だと。


読書は通販から10日かかって届きましたが、根気が続けばいいのですが。映画をパソコンで観る習慣がない。メールのやりとりは年寄りの自慢話になりそうでこわい。      


 


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コロナと憲法改正論議

 


  共同通信社の世論調査では、緊急事態条項を憲法改正し新設する案に賛成51%、反対47%だったという。これがどうして問題になるのかというと、過去の戦争時の私権制限による暴走の歴史を想起させるからでもあります。安倍政権下での改憲には反対が58%だという。自民党の一部からの動きは 悪乗りの憲法論議だと思う。「ほうな話 福岡県弁護士会 コロナ対策で憲法論議?」(2020年4月29日西日本新聞)を読んで思いました。3日は憲法記念日です。  記事では次のように基本的な問題として説明しています。 


共同通信社の世論調査では、緊急事態条項を憲法改正し新設する案に賛成51%、反対47%だったという。これがどうして問題になるのかというと、過去の戦争時の私権制限による暴走の歴史を想起させるからでもあります。安倍政権下での改憲には反対が58%だという。自民党の一部からの動きは 悪乗りの憲法論議だと思う。「ほうな話 福岡県弁護士会 コロナ対策で憲法論議?」(2020429日西日本新聞)を読んで思いました。3日は憲法記念日です。


 


記事では次のように基本的な問題として説明しています。


「A今は緊急事態に基づき、首相や知事が移動や営業の自粛を要請しています。知事は、臨時医療施設のための土地・建物の使用、食品・医薬品などの売り渡し要請、強制的な収用もできます。これらは憲法が保障する人権を制約することになるので、本当に必要なものだけに限る必要があります。行き過ぎれば憲法に違反しないかチェックされます。国家権力が国民の人権を侵害した歴史を踏まえ、「国家の活動に縛りをかけて人権を保障する」という立憲主義の考え方から 今の憲法ができているためです。法律は国が国民を縛り、憲法は国を縛る、という点で性格がまるで違うのです。(以下略)(福留英資)


 


 憲法改正を求める人たちの中には、緊急事態条項として私権を国会に諮らず制限できる法律ができれば、やりたい放題になります。私が思うには先の戦争時の教訓からもしてこのような憲法改正は慎重に対処すべきと思います。


 


 


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老いはネガティブなものか [高齢者]

 


 


朝ドラ「ひよっこ」の再放送を楽しみにしていますが、国会中継や首長の記者会見などで延期になることが多い。このドラマには登場人物の痛み・悲しみが丹念に描かれているところに面白味があるように思います。再放送でも楽しみにしています。


 


さて、認知症が忌み嫌われるのは、若い人から見た場合、人間として壊れてしまったような恐怖があるからだと思う。反面、知り合いの医師は85歳になっても、医師の仕事を続け、講演などもこなしている。日野原重明氏みたいな人もいます。できれば、後者みたいでありたいが、コトは簡単ではないと竹中氏は説きます。


 


「精神科医がみた老いの不安・抑うつと成熟」で竹中星郎氏は次のように述べています。


 


「衰えは必ずしもネガティブなものではない。歌舞伎の女形が60歳過ぎて一人前になるといわれるように、老いが新たな世界をもたらす。老いるとは喪失を通して新たな自分を築いていく想像性をもっている。個別性は一面で収斂に。一面で多様化に向かう。規則性、連続性から老いを眺めると醜悪にみえるかもしれないが、老いのすべてが醜悪なわけではない。『年をとってはじめてわかったことがある』という言葉がそれを物語っているが、そこに標準化された尺度はない。それゆえに老年期は精神医学の研究の対象になりにくくかった」


 


やはり醜悪な姿をさらすことになる可能性が高いです。規則性、連続性が無秩序に襲い掛かる老いは学問として成り立ちにくいのでしょうか。


 


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備えあれば [社会]

 



 



図書館閉鎖・移動図書館休止・書店は遠い。そこで通販の書店に注文したが発送までに10日間かかりました。読みが甘かった。届くだけでもありがたいと思い直しました。



 



最近、有名人がウイルスに遭遇して亡くなった。正しく恐れると思っていましたが、「正しく」が混迷している。各国の医療・介護・教育・文化などへの投資が今回のような大変な時の備えになるのだということをマスコミは人数だけを伝えるのでなく、課題提起して欲しい。備えあれば憂いなしだ。死者数が世界各国や日本の都道府県別の死者数が記されている。かつての戦争時には数字として出たのでしょうか。



 



「記者コラム 2020/4/22 西日本新聞 ふくおか都市圏版 山下 真 



 桜のつぼみがほころび始めたころ、妻の実家にいた老犬が息を引き取った。届いた動画にあるのは、ゼーゼーと呼吸を乱してよろける姿。金色に輝いていた毛は白ばみ、クリッとした目にはもう力がない。家族に見守られ、静かに旅立ったという▼数日前、元気よく駆ける姿を見たばかり。人間より早く老いる生き物と知っていても、突然の別れに心はざわめく。淡々とした日常で忘れがちだが、どんな命にも限りがある(以下略)」



 



 死者からの贈り物があるとしたら、生きている意味と死者の思い出を辿ることでしょうか。命には限りがあることに慄然とします。日々を大切に生きるしかないのだと思うが、大切にどう生きるかがはっきりしません。目の前にあることに力をつくしていくしかありませんが、全力を出すとバテます。マイペースでいいのではないか。繰り返しますが、社会保障費をはじめ教育・文化に投資すべきだと今回の教えだと思う。


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新たな災害対応は [生活]

 


 


「コロナ禍で揺らぐ価値観 暮らしの在り方見つめ直す  九州大芸術工学研究院近藤加代子氏 2020/4/26 西日本新聞」は、近藤氏へのインタビュー記事です。その一部をいんようします。


 


「緊急事態宣言を受け、各企業がテレワークを中心とした在宅勤務に転換している。技術革新が進み、場所にとらわれない働き方ができる環境も整いつつある。労働密度を下げながら生産性を維持する方向に今後変わっていくだろう。


 都市部への一極集中は地方の消滅危機を招いた。これからの日本は、職住一体型の地方での生活を目指すべきだ。大都市では築きにくい住民との交流や地域活動への参加が増え、人々の幸福度は高まるに違いない。(聞き手・久知邦)」


 


 今回のコロナショックでは東京都や福岡市など比較的財政が豊かな自治体が独創的な施策を展開しています。都市部への一極集中の結果でもあります。今回テレワークなどの在宅勤務が広がりましたが、定着するのでしょうか。テレワークで働いていて例えば、働く者同士の関係がどうなっていくのでしょう。個別分散化してしまわないだろうか。政府・産業界は個人事業主化してコスト削減を狙っているようですが、そこでの軋轢は厳しくなってきそうです。今後、首都直下型地震や南海トラフなどの大災害が予測されます。その備えはされているのでしょうか。産業構造の転換のためにも、職住近接社会の地方都市にシフト化していくべきなのでしょうか。


 それにしても日頃の備えが勝負の分かれ道だということを4月26日、NHK「世界のいま」でドイツの医療崩壊を食い止め、死者の率を他国に比べて分析していましたのが示唆的でした。


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天神が変わる [街で]

 



 



 



「コラム デスク日記 2020/4/23 西日本新聞  岩尾 款 」では福岡市の繁華街天神の大規模な再開発が進んでいる様子を伝えています。



 



「福岡市・天神の街並みがどんどん変わっている。昨年9月に天神にある本社勤務となったが、かつて通った飲食店が入るビルは既に閉鎖、建て替えが始まっていた。その後も天神ビブレ、天神コアと街の集客の核だった施設が建て替えのために閉館した(一部引用)」として昔日の姿を回顧しています。新しい姿は2024年までに今とは一変した姿となるでしょう。



2024年頃には、西鉄電車大牟田線の春日―下大利間の高架工事は遅れていますが、完成するでしょう。私が働いていた頃とは風景が大きく変わるでしょう。今の20代が65歳ころになる頃は働く姿はどうなっているでしょうか。コロナショックから立ち直った姿を見たいものです。


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