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「包括的高齢者評価」とは     [高齢者]

     

 

お年寄りの診断には、医学的なもの以外に「心理的・社会的な要素」が高いという。

 

「高齢者の心身は日々持続的に受ける慢性的なストレスと、不定期ですが大きなダメージを被る急性ストレスに曝されることによって虚弱化が進行することを説明しました。それらのストレス、特に慢性的なものは多種多様であり、生活習慣病などの医学的なものだけで なく、人間関係や経済難などの心理的・社会的な要素も多く含まれています。虚弱化は様々な 因子が複雑に絡み合って長時間かけて進行するため、その回復や改善は困難を極め、不可能か、 可能であっても高齢患者さんに多大な努力や負担を強いることが多いのです。」(「『老年症候群』の診察室」)

 

 老年医学には「包括的高齢者評価」という最も重要な概念があると「『老年症候群』の診察室」では述べています。抑うつ症状があるか・家族や家計などもあります。

 私が以前通った病院には4人か5人のソーシャルワーカーがいました。ですが、面接は1回だけで障害者手帳の申請をするかどうかでした。今のクリニックではワーカーさんはいません。前の病院はリハビリテーション病院だったからだと思います。

 私は5年前の脳梗塞と2回目の脳梗塞と加齢に伴うダメージを受けています。患者だけでなく、生活者でもありますが、高齢者は生産に関係しないので軽視していると思われます。医療・福祉の削減を狙う「小さな政府」が誰のための政治だったのかと問うて欲しい。フライデーオーベーションというのでは、余りにも問題を矮小化させることにならないかと懸念します。

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