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 隣りの国のことなのに [読書]

 




韓国 現地からの報告 (ちくま新書)

韓国 現地からの報告 (ちくま新書)

  • 作者: 伊東 順子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: 新書



 


韓国在住の伊東順子氏の『韓国現地からの報告』を読みました。


韓国では「再分配を支えていた親族共同体が崩壊しつつあること。これは重要だ。過去には金持ちの親戚が援助してくれたのだが、最近は何もしてくれない。よって再分配がされないばかりか、身近なところで格差への不満や怒りや嫉妬が蓄積される。ただ、日本のような『逃げ切り世代』はまだできていない。年金制度は歴史が浅く、韓国の高齢者自殺率は世界一、高齢者の約半数が貧困であり、それを支えるすぐ下の中高年もしんどい」とある。


 


 親族共同体が崩壊しつつあるというとは、儒教社会も経済の前には太刀打ちできなかったことか。高齢者の貧困率が高い国はでほぼ半数の(2015年OECD)1位韓国、日本は4位だという。日本の「逃げ切り世代」と言われる団塊の世代は厚生年金であればなんとか食べていけるかもしれないが、国民年金だと月5万円程度という人も少なくない。10万円の給付金に関連して年金生活者はコロナで支給額が下がっていないのだから寄付すべきだと意見が投稿欄に掲載された。すると下がってはいないが寄付する余裕がないとの意見も載りました。年金といっても国民年金、厚生年金、企業年金などがあります。行き違いにならないようにしたい。


隣りの韓国のこともよく知ってから意見を述べたいと思いました。


 



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