目立たない所で [支え合う社会]
中村哲氏のことを思うと、社会を支えているのは無私の愛だと思う。先日、障害者施設の職員が年末の物品販売の品物を届けてくださいました。家族が「ありがたいね」とこぼしました。長い間低賃金にも関わらず、働き続けていることを知っているからです。世の中には、力ある者ににじり寄っていく人も多いのに・・・。
映画にはスターが必要ですが、脇役も欠かせません。
「コラム 時代ななめ読み 「寅さん」支えた脇役女優2019/12/8西日本新聞 永田 健 」では寅さんシリーズで、全48作(特別編の第49作を除く)のうち三十数作に出演している脇役女優のことを紹介しています。本数がはっきりしないのは名前がのらないで出演しているかもしれないからだという。「男はつらいよ」は今月27日から50作目が公開されます。
脇役女優は谷よしのさんというそうです。コラムでは次のように述べられています。
「映画はスターだけでは成立しない。この国民的娯楽映画のバックにある景色、空気、町の表情-それをつくり出すため、谷さんは欠かせない存在だった。谷さんが亡くなった時、山田監督は「目だたないところでしっかりと映画を支え続けたあなたの生涯に、心から称賛と感謝を捧(ささ)げます」との弔電を寄せたという。
私は「男はつらいよ」シリーズ全作品を見ている。ビデオで第1作から順に見ていくうち谷さんの存在に気付き、以来作品の中にその姿を見つけるのがひそかな楽しみになった。(一部引用)」