秋の空は [高齢者]
「ある日ある時
秋の空が美しいという
ただそれだけで
何かしらいいことがありそうな気のする
そんなときはないか
空高く噴き上げては
むなしく地に落ちる噴水の水も
わびしく梢をはなれる一枚の落葉さえ
何かしら喜びに踊っているように見える
そんなときが」
『定本 黒田三郎詩集』からです。
最近、毎月訃報に驚く。人生100年時代というがいずれも70歳前後の方です。そんな私には「いいことがありそうな」気配は感じられません。単調な暮らしに変化があったのは,先日、息子が帰ってきて2泊したぐらいです。たんたんと着実に時は過ぎていきます。温暖化もあり、秋を感じる時間が短くなりました。慌ただしく黄葉も過ぎていきました。この国の総理は9月の気候行動サミットの国連演説を断られていたという。石炭火力発電の推進策を決めたからではないかとも。この国のマスコミはどの程度伝えたのでしょうか。年寄りの記憶にはない。