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やたらと予防が叫ばれる [介護]

 

 

「高齢者に「健康」を求める施策は優生政策につながらないか 小竹雅子(市民福祉情報オフィス・ハスカップ)」というのを『すべての人の社会』2019.9月号で読みました。(日本障害者協議会発行)

 

「優生思想、を学ぶときに、気になるのは介護保険が 提唱する「介護予防」です。2005年の改正で登場した介護予防事業(地域支援事業)は、サービスが必要と認定された人ではなく、「元気高齢者」を対象 に「介護予防」を呼びかけました。介護予防事業は 「一般介護予防事業」に再編され、今年3月、通常 国会で成立した改正医療保険法は、後期高齢者医療制度の保健事業を一般介護予防事業に合流させるとしました。」予防などがうまくいけば介護を避けられるのではないかと思いになります。ですが、介護が必要になるのは予防に熱心に取り組んでこなかった結果だと言われる可能性が高い。

6月に閣議決定された 『認知症施策推進大綱』は、認知症の「70歳代での 発症を10年間で1歳遅らせる」という。認知症予防が努力目標です」(同前)では、審議途中に認知症は予防できるという誤ったメッセージを送ることになど批判され、撤回されたはずなのに、後の施策では先のような表現が残りました。認知症になるのは自己責任ということにされていくのではないか。

 

 

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