奴国の存在は [歴史]
朝ドラ「なつぞら」が終わりました。注目したのは柴田泰樹の老いと18歳で開拓を始めた境遇への共感です。多くの年寄りに勇気を与えたと思います。
みなさん承知の金印についての記事がありました。
古賀英毅氏の真贋論争を含めての解説記事で金印のことについて次のように述べています。
「金印は誰に与えられたのか
近年真贋論争が再燃している福岡市東区の志賀島で見つかった国宝「金印」。製作過程を検証する民間団体の実験で完成した再現品が披露されるなど何かと話題となり続けているこの印章は、そもそも一体誰に与えられたものなのか。専門家の間でも意見が分かれ、教科書的な「奴国王」に限らない見解もある。
伊都国王?
倭国王?
奴国王?
中国の歴史書「後漢書」には、紀元57年に「倭奴国」からやってきた使節に後漢初代皇帝の光武帝から印綬が与えられた、と記されている。(以下略)」(2019年9月23日西日本新聞)
ところが、奴国があったとされる春日市や福岡市博多区に1世紀の王墓が見つかっていないという。糸島市には伊都国があり、同時期の王墓があるという。それで専門家の間でも意見が分かれているという。邪馬台国の論争でも気になることがあります。百舌鳥古墳群がいつのまにか仁徳天皇陵として「復活」していることです。公式には世界遺産のなかでは使用されないのに、天皇陵にしたがる人たちがいるのでしょうか。そして、邪馬台国の存在も近畿説に傾いているように思えますが、考え過ぎなのでしょうか。