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夢を持ちたいのでは [職場]

 

 

 老年医学に「フレイル」という概念があるそうです。健康なお年寄りの次にフレイル(虚弱)という段階があり、次に介護が必要な身体機能障害だというのです。それによれば、フレイルという状態にいる年寄りからの意見です。

 

『人間の本性』丹羽宇一郎著で、新入社員の夢のない状況に危惧を持っておられるようです。

 

「なぜ夢を持てない若者が増えたのか

商社に勤めている私の友人から先日、こんな話を聞きました。10人ほどの新人を集めていろいろな話し合いをした際のことです。 「君たちはなんで商社を希望したの」と聞くと、「給料がいいから」という返答がけっこうあったそうです。さらに「海外で仕事をしたいという人はいるか」と聞くと、手をあげたのは女性一人だけだった。給料がよくて、3Kではない見栄えのいい仕事だから商社に入った。そんな就職の動機を知り、友人は内心「彼らに夢はあるのだろうか」と思ったそうです。」

 

 非正規雇用が中心になる社会で「見栄えのある企業」に就職したのに大事しなければバチが当たります。たしかに、夢を持ちたいが、夢を小さなものにしたのは、こういう格差社会を作り上げてきた結果なのではないでしょうか。たしかに、見栄えだけで入ってきていることに不安があります。そこに、後輩たちが驚くような先輩たちがいるのでしょうか。そのことが問われているのではないでしょうか。

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中高年・単身者の充実感 [職場]

 

 

24日の「NHKスペシャル   大往生~わが家で迎える最期~」を観ました。森鴎外の孫という80歳の訪問治療医と最期を自宅で迎えたい人の老老医療という。

印象に残ったのは90歳前後の残してゆく視覚障害者の娘への思いと、最期は自分の作ったもので食べてもらいたいという娘。どんなものでも「おいしい」という父と娘のやりとりに・・・。

 

「中高年単身者の幸福感 」第一生命経済研究所 上席主任研究員 北村 安樹子 によれば予測されたことではありますが、正規雇用者の方が充実感は高い。男女差では女性が充実感を示しています。

 

「ふだんの生活について充実していると答えた人(「とても充実している」「どちらかといえば充実している」の合計割合)は、正規雇用者(36.2%)が非正規雇用者(30.7%)を上回っている。性別に比較した場合、正規・非正規とも女性の方が充実していると答えた人が多く、4割超が充実していると答えている。

男女差は正規雇用者より非正規雇用者で顕著にみられ、非正規就労の男性では充実していると答えた人(23.8%)が女性(37.6%)を10ポイント以上下回った一方、充実していないと答えた人(「どちらかといえば充実していない」「充実していない」の合計割合、44.2%)が女性(29.0%)を10ポイント以上上回った。非正規雇用者の男性ではふだんの生活が充実していないと答えた人の割合が特に高い傾向がある」

 

同一労働同一賃金が「働き方改革」でも無視されました。

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「炭爆忌」 [職場]

 

 

テレビ番組で「ポツンと一軒家」(正確かどうか)というなかで高度成長期に電力確保のためにダムが作られ、ダム湖に沈んだ住まいから上の方に家を建てた人の子どものことを紹介していました。高度成長期にはそれによって仕事を得られたりした人も多かったが、故郷を失った人も多かった。同じように産業構造も変革の時期だった。1963年(昭和38年)3月高校を卒業し就職したばかりの私の背中を押すように舟木一夫が歌う『高校3年生』が歌われていました。そして、炭鉱爆発事故も増えてきました。

 

「『炭爆忌』 今年56回目に  70

 俳句に関わるようになって、地域特有の季語として 「炭爆忌」があることを知った。1963119日。 私は高校1年だった。当日は担任教諭、美術部員とクラスの有志で福岡県久留米市の石橋文化センターで開催されていた「松方コレクション」の印象派の美術展を見に行っていた。 帰宅すると母が青ざめた顔で「今日、三川坑で大爆発が起き、〇〇さん(叔父)安否が不明だ」と言った。その叔父は宮浦坑から生還した。坑外勤務だった父は 次から次へと運ばれてくる亡きがらをご家族に届ける車に同乗し、「生き地獄を見た」と語った。あれから56回目の炭爆忌か巡ってくる。ご遺族の方、CO中毒患者となられた方をみとられた方々には想像を絶するドラマがあっただろう。2階に上がれば、石炭発見の稲荷山を、町の今昔を照らしながら大きな月が渡って行く。(福岡県大牟田市)」(20181017日西日本新聞)

 

56年の時を経て、忘れてはいけないものだと思う。

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働き方改革の一番目に [職場]

 

 

現役の頃、本社がある東京に出張すると、昼頃につくことが多い。また、土日、所属する団体などの会議に出かけても電車は空いていました。ある日、ラッシュアワーに遭い、押しつぶされそうになりました。乗っていると次々と乗客が増え、これでもかと増えてきます。

 

「コラム  風向計  ハロウィーンより怖い 東京報道部 田篭 良太

 人、人、ゾンビ、人…。10月31日のハロウィーンの夜、東京・渋谷は仮装した群衆に埋め尽くされていた。スクランブル交差点では、自分の意思で立ち止まることも困難。人波に押され、それにあらがう人波に押し戻される。文字通りの「荒波」だった。

 「非日常!」「お祭り最高!」。主催者がいるわけでもないのに続々と人が集う。混雑ぶりは満員電車に例えられるが、ライブ会場のモッシュ(押しくらまんじゅう)という印象だ。あくまで「楽しい」という感情の渦の中での集団ハイテンションである。

 多くの課題が指摘されているハロウィーンだが、私がむしろ心配するのは、その狂騒の引き合いに出される満員電車の方である。そこは高揚したモッシュとは対極の世界。殺伐としていて、仕事に向かう朝の憂鬱(ゆううつ)な表情同士の押しくらまんじゅうだ。

 東京に赴任して3カ月、1時間ほどの通勤の車内では、毎月のように「暴力」を目の当たりにする。

 最初の衝撃は8月の夜だった。運良く眼前の座席が空いた。座って夕刊を開いた直後、スマートフォンで動画を見ていた左隣の男性が、隣の女性が読んでいた本を拳で殴りつけた。「ちらちら、うっとうしいんだよ!」。おびえて本をしまう女性。私もおもむろに夕刊をカバンに収めた。

 9月のある朝。急ブレーキの弾みで、乗客がたたらを踏んだ。つり革につかまっていた私の周囲では、あわや将棋倒しのような状態に。直後、男性にもたれ掛かられた中年女性が「ちょっと!」と、男性にひじうちを一発。収まらなかったのか、さらに一発。

 今月も、「お客さま同士のトラブルで停車しております」とのアナウンスとともに、ホームで5分ほど足止めを食らうこと既に3度。

 何より、殺気立つ満員電車は、ハロウィーンのように一夜限りではなく「日常」だ。2020年の東京五輪・パラリンピックは目前だが、この状態に輪を掛ける形で国内外の人が押し寄せてくる。お祭り気分で「非日常」を楽しむ人と、憂鬱、不機嫌そうなサラリーマンが満員の車内で接した時に何が起こるのか-。

 「お・も・て・な・し」をアピールして勝ち取った五輪の日本開催だが、2年後、東京に降り立った人々は、このありさまにどんな印象を抱くだろうか。ハロウィーンのゾンビより、はるかに「お・そ・ろ・し・や」である。=2018/11/17付 西日本新聞朝刊=」

 

私は東京に怖気づいた。東京勤務するぐらいなら退職すると決めたが、転勤させる必要もないと見られたのだろう、転勤はないまま早期退職をしました。働き方改革というがあの異様さに我慢するということは屈辱ではないか。

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考えることもできない [職場]

 

 

幸福と感じるには「自分を好きになる」ことだと鴻上尚史氏は『幸福のレッスン』で指摘しています。ところが「自分が嫌いだ」という人が多いという。鴻上氏によれば「嫌いという人は、本当は自分のことが大好きだ」という。そう言われれば・・・。

 

だが、長時間労働の話を聞いたり、読んだりすると好き嫌いなど考えることもできなくなるのではないか。そんな心配を抱える家族は心配するだけ。

 

「(ひととき)長時間労働、娘も 2018820日朝日新聞

  娘は、この4月から長年の願いがかない、中学校の教員になった。

 教員の長時間勤務はうわさには聞いていたが、娘も例外でなかった。通勤に1時間半かかるので、毎朝6時前に家を出る。陸上部の指導のためだ。

 授業と部活の指導を終えると、午後7時前。そこから授業準備などをして、午後11時や午前0時に帰宅する。「それでも仕事が終わらない」と嘆いている。

 部活の大会で、週末も出勤している。「月の残業時間が、80時間を超えると、過労死ラインだよ」と私が心配して言うと、娘は「もう超えてる」とにべもない。

 長時間労働は、心の健康をむしばむ。ここにきて、娘の顔にも疲れが感じられるようになった。6月には、「もう行きたくない」と訴える朝もあった。夢だった仕事である上に、仕事を休むと娘にとって苦しい状況になる。そう思ったので「もう少ししたら、夏休みだから」と励ました。(以下略) (埼玉県上尾市 匿名希望 無職 57歳)」

 

誰のための人生か。

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過労死の温床に [職場]

 

国会を見ていると事実でないことがまかり通っている。法案のデータが違っていても通過させ、ウソでも与党は黙認します。

 

「(声)高プロで新たな犠牲者出ぬか 66歳 201862

 法律というものは国民に悲しみを及ぼさない配慮が絶対条件で、常に弱者の目線で判断することを忘れてはなりません。

 障害のある人に不妊手術が強制された旧優生保護法。その違憲性をめぐる訴訟に、国は請求棄却を求めました。国はこれまで「当時は合法であった」との説明を続けていました。常に見直すことが可能であった悪法により被害者を生み続けたのです。被害者に寄り添う思い、国民に対する愛などみじんもない対応に憤りを感じます。

 一方、「過労死を助長する」という批判を振り切って、与党が衆院厚生労働委員会で採決強行した「働き方改革関連法案」は、5月31日に衆院を通過しました。

 法案に賛成した議員へ。過労死で愛する人を失うこと。死者も残った人も一瞬にして生きがいを失うこと。その悲しさに思いをはせたのでしょうか。「全国過労死を考える家族の会」が求めていた面談に安倍晋三首相は応じないそうです。(以下略)」

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労働時間は大切だ [職場]

 

 

「花時計

実際に働いた時間ではなく、あらかじめ決めた時間を働いたとみなして賃金を支給する「裁量労働制」。ある企業の社長は、働き方改革を進める中で裁量労働制を廃止したと話していた。対象社員への目配りが甘くなり、長時間労働につながっていたからだという▼社長は一方で、制度を巡る議論は導入によって労働時間が長くなるか短くなるかばかりが注目され本質からずれているのでは、と指摘した。同感だ▼制度が機能するには、個人の目標や成果を計る指標が明確か▽個人の業務内容が、やらなくていい業務も含めて明らかか▽目標達成に向けた個人の自由度がどれだけあるかーなどがポイントだと思う。それらが担保できるかが重要で、連携や上下関係を重んじる職場には向かない気がしている。(仲山美葵)」(

2018328日西日本新聞)

 

言われるように長時間手労働になると思う。評価ポイントの付け方に課題があるでしょうが、評価が明確につけられるかどうかも職種によっては曖昧ではないか。そこまでして働かせなければならないか。

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どこを向くか [職場]

 

 

 

「ニュース川柳

・分かったでしょ首相は答弁書いてない

・つかの間の平和平昌今しばし

・また一人平和の重鎮身罷りぬ

・朝倉の黄色い旗を全国ヘ  」(2018224日西日本新聞)

 

顧客満足度というほど大げさではないのですが、助かっている名前がありましたので・・・。

 

「コラム 気流

日本生産性本部が2009年度から公表している日本版顧客満足度指数 (JCSI)調査。企業から依頼があるのではなく、勝手に商品やサービスに対する満足度を尋ねる「勝手調査」。30業種超、約400企業・ブランドを調べた17年度結果が出そろった先日紹介したスターフライヤー以外にも、九州ゆかりの顧客満足度トップ企業がある。コスモス薬品はドラッグストアで7年連続1位。ロイヤルホールディングス傘下のリッチモンドホテルはビジネスホテルで3年連続1位。リンガーハットは飲食で初の1位に輝いた近郊鉄道では、西日本鉄道が23社中 3位。JR九州は中央値以下で順位非公表だった。良くない評価を「ありがた迷惑」と取るか、「宝の山」と受け止めるかは経営者次第。ダイヤ改正で大幅削減を決めた直後だけにその判断が気になる。」(同前)

 

私の散歩コースにコスモス薬品が3か所あります。そのうち確認した2か所に店舗入り口近くにトイレがあります。冬場はトイレが近くなります。公衆トイレは数が少なく困ることがあります。コスモスは便利な所にありますので有難いです。私みたいなものを想定して造られたのではないかと思いますが、顧客を想定しているのは確かでしょう。JRに感じたことはありませんが。

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がんばることを求めないで [職場]

 

 

「ニュース川柳

・沖縄は空から窓が降ってくる

・こうのとり出自のルーツ知る権利

・身は切らずがまぐち開けて入れる税

・ミサイルを買えと聞いたらハイ予算」(20171221日西日本新聞)

 

新聞のコラムからです。

 

「気流

流通・外食産業で 営業面の見直しが進んできた。ロイヤルホールデイングスはファミリーレストラン のロイヤルホストに店休日を設ける。来年の元日、一部の店を除き休業する。傘下の天井チェーンやステーキ・ハンバーグチェーンも同様。全社的に店休日を設けるのは創業以来初めてというロイホの24時間営業店全廃に続く「働き方改革」。人材の確保が難しくなっていることもあり、労働環境の改善を図る。コンビニも曲がり角。ファミリーマートは実験店で24時間営業をやめ、売り上げなどへの影響を検証申。ローソンは無人レジ導入で省力化し、24時間営業の維持を目指す▼大型店の元自営業も見直してはどうか。九州でも、一部百貨店や専門店ビルが元日から営業するが、歳未大売り出しが終わってすぐ初売りでは盛り上がらない。働く人も大変だし。」

 

ようやく休むことの流れができつつあると思います。ここまで頑張っても生産性は低いそうだ。

 

「日本の労働生産性 主要7か国で最下位1221日 NHK

政府が経済の再生に向けて生産性の向上を推進する中、日本は労働者がどれだけ効率的に働いたかを示す「労働生産性」がG7=主要7か国で最下位になったという調査結果がまとまりました。

労働生産性は1人の従業員が1時間にどのくらいのモノやサービスを生み出したかを示す指標です。

公益財団法人の日本生産性本部がOECD=経済協力開発機構に加盟する35か国の去年の労働生産性を分析した結果、日本は20位で、G7=主要7か国では最下位でした。(以下略)」(同前)

 

ドイツは世界では8位だそうですが、休みをきちんととるそうです。そのためには担当者がいないと分からないということがないようにしているという。頑張れという精神論だけではなく、働く側の意識改革も求められているのではないか。過労死が世界の「カロウシ」として共通言語になる社会ではいけないと思う。命より大事なものはない。過労死に追い込む社会であってはならない。

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正月三が日は休みたい [職場]

 

 

理屈はない。三が日くらいは休めるだけ休んで、生きて新年を迎えたことを称えたい。

 

「(声)正月に休める社会取り戻そう 5420171216日朝日新聞

 毎年、正月を迎える度に思うことなんですが、「正月らしさ」が年々廃れてきたように感

じるのは私だけでしょうか? 名古屋でも20年くらい前まで、三が日は百貨店やコンビニ以外の商店、飲食店はほぼすべて閉まっていました。大多数の家族が水入らずで過ごし、親戚へのあいさつ回りや初詣に出かけたものです。

 いつの間にか、大手スーパーをはじめ娯楽施設や飲食店チェーンなどが、軒並み元日から店を開けるようになりました。店が営業すれば卸売会社や物流会社も休めない。各家庭から働き手が出勤し、正月が普段の週末と何ら変わらない様相になってきました。

 ほとんどの人が「正月くらい休みたい」と思っていることは想像に難くないと思います。

でも雇われ人は弱い立場なのでノーとは言えません。国は祝日をこれ以上増やすより、日本で一番大切な祝日である正月の文化を守るため「三が日は原則営業しない」とキャンペーンを張ったらどうでしょう。社寺の近くの店や高速道路のドライブイン、主要駅売店などは例外として。プレミアムフライデーの旗を振るよりいいのでは?」

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