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働き方改革の一番目に [職場]

 

 

現役の頃、本社がある東京に出張すると、昼頃につくことが多い。また、土日、所属する団体などの会議に出かけても電車は空いていました。ある日、ラッシュアワーに遭い、押しつぶされそうになりました。乗っていると次々と乗客が増え、これでもかと増えてきます。

 

「コラム  風向計  ハロウィーンより怖い 東京報道部 田篭 良太

 人、人、ゾンビ、人…。10月31日のハロウィーンの夜、東京・渋谷は仮装した群衆に埋め尽くされていた。スクランブル交差点では、自分の意思で立ち止まることも困難。人波に押され、それにあらがう人波に押し戻される。文字通りの「荒波」だった。

 「非日常!」「お祭り最高!」。主催者がいるわけでもないのに続々と人が集う。混雑ぶりは満員電車に例えられるが、ライブ会場のモッシュ(押しくらまんじゅう)という印象だ。あくまで「楽しい」という感情の渦の中での集団ハイテンションである。

 多くの課題が指摘されているハロウィーンだが、私がむしろ心配するのは、その狂騒の引き合いに出される満員電車の方である。そこは高揚したモッシュとは対極の世界。殺伐としていて、仕事に向かう朝の憂鬱(ゆううつ)な表情同士の押しくらまんじゅうだ。

 東京に赴任して3カ月、1時間ほどの通勤の車内では、毎月のように「暴力」を目の当たりにする。

 最初の衝撃は8月の夜だった。運良く眼前の座席が空いた。座って夕刊を開いた直後、スマートフォンで動画を見ていた左隣の男性が、隣の女性が読んでいた本を拳で殴りつけた。「ちらちら、うっとうしいんだよ!」。おびえて本をしまう女性。私もおもむろに夕刊をカバンに収めた。

 9月のある朝。急ブレーキの弾みで、乗客がたたらを踏んだ。つり革につかまっていた私の周囲では、あわや将棋倒しのような状態に。直後、男性にもたれ掛かられた中年女性が「ちょっと!」と、男性にひじうちを一発。収まらなかったのか、さらに一発。

 今月も、「お客さま同士のトラブルで停車しております」とのアナウンスとともに、ホームで5分ほど足止めを食らうこと既に3度。

 何より、殺気立つ満員電車は、ハロウィーンのように一夜限りではなく「日常」だ。2020年の東京五輪・パラリンピックは目前だが、この状態に輪を掛ける形で国内外の人が押し寄せてくる。お祭り気分で「非日常」を楽しむ人と、憂鬱、不機嫌そうなサラリーマンが満員の車内で接した時に何が起こるのか-。

 「お・も・て・な・し」をアピールして勝ち取った五輪の日本開催だが、2年後、東京に降り立った人々は、このありさまにどんな印象を抱くだろうか。ハロウィーンのゾンビより、はるかに「お・そ・ろ・し・や」である。=2018/11/17付 西日本新聞朝刊=」

 

私は東京に怖気づいた。東京勤務するぐらいなら退職すると決めたが、転勤させる必要もないと見られたのだろう、転勤はないまま早期退職をしました。働き方改革というがあの異様さに我慢するということは屈辱ではないか。

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