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労働組合も労基法を教えて [職場]

 

 

「仲畑流・万能川柳 毎日新聞20171014日 東京朝刊

☆印は秀逸(仲畑貴志選)

☆幸之助さんは派遣をどう想う 牛久 ヒロシです

「どちらともいえない」好きな日本人 東京 ホヤ栄一

水ほしい仕草で妻の長電話 神奈川 カトンボ

お祭りの迷子ウルトラマンの面 安曇野 荻笑

政治家が口にしだした愛国心 静岡 石垣いちご (以下略)」

 

国が教えよと言うのもありますが、労働組合が私たちの時代には教えていました。

 

「(声)労基法周知で労働者の権利守れ 27歳 20171019日朝日新聞

 

 広告大手・電通が、社員の違法残業を防ぐ措置を怠ったとして労働基準法違反の罪に問われた裁判で、東京簡裁は罰金50万円の判決を下した。長時間の違法残業による過労自殺者を出したにもかかわらず、あまりにも刑が軽いのではないかと思ってしまった。

 このようなことを二度と起こさないためにも、労働基準法に違反した企業への罰則をより重くするべきだと思う。この事件をきっかけに、政府の働き方改革の議論は加速した。だが、私の周りには根本的な労働基準法すら知らない人が多い。

 例えば、「勤務条件が一定の基準を満たしていれば、アルバイトやパートでも有給休暇が取れること」「残業代は1分でも請求できること」「労働者が有給休暇を申請したら原則として会社は断ることができないこと」など。

 これらのことは、私が大学を卒業してから知ったことばかりだ。世の中にはこうした基本的な知識を持たない人が本当に多いと感じている。だから、国や厚生労働省は、労働者が雇用主から不利益を受けないよう、そして権利が守られるように、労働基準法を周知させ、学ぶ機会を積極的につくるべきではないだろうか。」

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やる気が出ないという [職場]

 

 

毎日新聞の渡辺えりさんの相談欄が好評だという。今回は次のような相談です。

 

「人生相談

「やる気」を取り戻したい=回答者・渡辺えり

毎日新聞2017103日 東京朝刊

 10年勤めた会社を退職し、求職中です。転職活動は退職前からやっているのですが、なかなか仕事が決まりません。せっかく時間があるのだから……と、いろいろやりたいことは頭をよぎるのですが、何もやる気が起きず、ひたすらテレビを見たりゲームをしたりして日々を無駄に消費している状態です。どうにかして「やる気」を取り戻せないかと悩んでいます。アドバイスをいただけると幸いです。(30歳・女性) (以下略)」

 

回答はお読みください。私のささやかな体験ですが・・・。30歳 結婚しました。仕事はありましたので「やる気」とは無関係に働きましたので「やる気」で考えたことがありません。想像するに、それでも食べていける環境について考えていく必要があるかと思います。

次に、「やる気」を取り戻すための関心と興味のあり方を問い直してみることだと思いました。最後に、心理的な要因が背景にないか相談してみることも考慮したらと思いました

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中卒というコンプレックス? [職場]

 

 

朝ドラ「ひよっこ」では、工場が閉鎖されることになります。だが、進学の希望を抱えていた人もいます。それは切なる願いを込めたものです。

 

同学年の方の話です。

 

A子さんも、その一人である。彼女は昭和十九年に熊本県菊池郡に生まれた。中学卒業後、集団就職でこの地で働くようになった。現在は、主婦として幸せな生活を送っている。 就職する頃から当時の笠原の繁栄までもうかがった。 彼女は本来は進学希望であったが、父親が仕事を失ってしまったので、中学を卒業したら働か なければならなくなった。家は六人兄弟姉妹。兄が二人いる彼女は必要な働き手だった。「私は中学一年までは上の学校に行く予定だったのよ。だけど、父が酒を飲むわ喧嘩はするわで、仕事を辞めてしまい、そこから私の人生は変わってしまった」 彼女はそう語ると、俯くように床の畳を見た。 もう進学ができないと自分の運命を知ったとき、死にたいと心底思った。家の井戸で水を汲みながら、この中に飛び降りてしまいたいと考えた。

「父は外面はいいのよ。でも酒を飲むと癖が悪くなる。暴れるのを止めるのは母よりも私でした。親のために上の学校に行けない。でも自分が死んだらこの井戸の水を二度と使う事はできないものねと思いもしました」そんなことを言い聞かせて自殺を踏みとどまる毎日だった。「中学卒というコンプレックスがあって、いまだにあのとき上の学校に行っていれば人生が変わっていたと思います。だから忘れられないものがあるんです」(『集団就職』澤宮優)

 

中卒というのは生涯背負うものだと思っていました。学歴偏重社会でしたので生涯回復できないハンディと当時思われました。だから、夜間高校・企業内専門学校・夜間大学などが多かった時代です。高校進学率が5割程度の時代です。

 

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多くの「野際」さんがいた [職場]

 

 

次のコラムを読んだときに、「多くの「野際」さんがいた」時代があったと思いました。

 

「春秋

 1959年9月、伊勢湾台風が東海地方に迫っていた。作家の下重暁子さんはその年、NHKに入局したばかり。名古屋放送局に配属されて3カ月の新人だった

▼局では男性陣が徹夜で待機する中、下重さんと1年先輩の女性アナウンサーは「女だから」と先に寮へ帰らされた。報道に携わる者に男女の別はない。差別的な理由は納得できない。2人は「寮の食堂で文句を言いながら食事をした」と下重さんはコラムに書いている

▼女性の社会進出の先駆けだった時代だろう。まして男性職場との意識が根強かったマスコミの前線である。テレビで拝見した柔和な笑顔の陰には、人知れぬ涙の乾いた跡があったかもしれない

▼野際陽子さんの訃報を聞いた。先の夜、寮で不平を言い合った1年上の先輩その人だった。享年81。少し上の世代には「キイハンター」でのクールな姿が、ちょっと下の世代には一転して濃厚な冬彦さんの母親役が思い浮かぶ

▼折しも、倉本聰さん脚本のドラマ「やすらぎの郷(さと)」に出演中だった。テレビ界で活躍した往年のスターたちが集って、晩年を共に過ごす物語。5月中旬に入院していたとは気付かないほど、普段と変わりない野際さんに見えた

▼朝日新聞に倉本さんのコメントがあった。病状を案じてせりふの差し替えを相談したが、「大丈夫」「とにかくできるから」と答えたそうだ。最期まですてきな女性を演じきって逝った。=2017/06/19付 西日本新聞朝刊=」

 

私が就職した50年ほど前、高卒の18歳の職員に先輩女性職員から「湯呑を用意してください」と言われました。毎朝、そして、15時もだったと思いましたが、先輩が一人一人のお茶を配りました。女性というだけでそれだけの理由で。その後、労働組合婦人部の要求で自動給茶機が備えられ、お茶くみは廃止されましたが、21世紀を迎えるころ復活しました。非正規の女性派遣職員が増えたからです。時代はまっすぐには進みませんでした。

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腐らない [職場]

 

 

「福祉新聞」のコラムからです。

 

「三念帖

サッカーは社会の縮図。人生を学べる教科書だそうだ。 他のスポーツでも言えることなのかもしれないが、サッカーを愛する意外な芸能人、歌手で女優の小柳ルミ子さんの独自の見方には敬服するものがある▼小柳さんは15試合、休みの日には10試合も見るほど、世界のサッカ ーチームをチェックしているという。選手の発言、解説者評、自身の分析など、 ノートに書き留めてもいる。テレビやラジオで見聞きする限り、そのノートはぜひとも読ませてもらいたい内容だった▼一人ひとりが責任を持たないとゴールという利益は生まれない。芸能界で言えば、 マネジャーが居て、スタイリストやヘアメイクが居て、照明や音響スタッフが居て・・・と重なる。サッカーの場合、自分でボールを持ちすぎる選手は「俺ってすごいだろ」というのが見え、活躍しきれないらしい。圧倒的な個の力がなくとも圧倒的な組織力を持てば勝ちに行けると▼ノートの1ページが奥深い。「『い』の法則」はサッカーだけでなく仕事や生き方にも通じるという。「うまい」「速い」「強い」などは当然のこと、「修正」「柔軟性」「創造性」「緩急自在」などハッとする言葉が70近く並ぶ。福祉の仕事にも通じる。一つ自分も挙げるなら、「腐らない」はどうだろう。「自信と謙虚は必要、驕りと卑屈は不要」という考え方を見習いたい。(三宅祐子)

 

福祉の現場も低賃金・少人数など過酷なところではありますが、見方を変えれば遣り甲斐があります。でも、専門職として睥睨する人もいます。それでは続かないし、いい仕事はできないでしょう。ここで挙げられています「腐らない」というのも大事では。困難なこともあるでしょうが、障害者や高齢者の思いを基礎として考えられるのなら腐らなくてもすみそうです。でも、いつも強いばかりではないので愚痴はこぼしてもいいと思います。

「腐らない」という言葉を支持したのは、『集団就職』という本を読んでみてさらに感じたからです。同世代の貧困世代は中学校卒業時に選択を求められていました。親は家に仕送りしてくれる人が欲しい。ある人は年季奉公といって親が漁業の網を買うのにまとまった金が要るからとして就職でなく年季奉公に出ます。1年分の奉公代が得られるからです。早朝から午後11時ぐらいまで働き続けます。脱走する人もいたとか。親もつらかったでしょう。それでも「腐らない」で働いてきた人が多かったと著者は記しています。そこには楽天的で、向上心を保ち続けた人たちが高度成長を支えてきたのだと思う。その裏では過疎化が進んだのですが、それは政治の問題ですが。

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「YOUは何しに・・・」から [職場]

 

 

「YOUは何しに日本へ」を見ていて羨ましいのは短期の休暇をとって来日してくる人の多いこと。忙しいことを美徳とする国との違いを感じます。

 

「気流

終業時刻の5分後にはオフィスの照明が消える。仕事に使っているパソコンの電源も強制的に切断された。テレビ番組で紹介していた中国地方のスーパー本部の取り組み。終業時刻が迫り慌ただしく動く従業員の姿が印象に残ったワークライフバランスを重視する「働き方改革」。その一つが長時間労働の是正。地場企業でも取り組みが進む。残業を事前申告制にしたり、残業部屋を設けて終業時刻後に働く人をそこに集めたりしている会社もある。光熱費削減に加え、周囲の目を意識させ、だらだら残業を減らす効果もあるそうだ▽長時間労働を減らすには仕事量の見直しも必要。そうすれば毎日のように居残り残業する人は減るはず。ただ残業削減で手取りが大幅に減れば従業員の生活に影響が出る恐れもある。「早く帰れ」だけでは解決しないのが難しい。」(201768日西日本新聞)

 

残業代は小遣いにも影響する。働き方改革だけだと残業規制だけが進むのでは。同時に働く側の意識改革も必要。ドイツでは年間150日の休暇があるという。そして、仕事の情報を共有化して休んでも支障がない体制があるという。情報を囲い込んでいないかも問われているのでは・・・。

 

 

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「 治安維持法 「キネマ旬報」が特集 「共謀罪」に危機感反映/東京新聞」という。間に合うかどうか。

      


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平和の願い・時給800円 [職場]

 

 

「戦争ヘ「静かなる」警告

新田たつおさん連載漫画

 

集団的自衛権の行使が 認められ九憲法9条も削除された。そして徴兵制導入ヘ・・・人気漫画「静かなるドン」の作者新田たつおさん(60)が、そんな設定のギャグ漫画の連載に取り組み、日本の将 来に警鐘を鳴らしている。「9条は絶対に必要との思いを込めた。関心のない若い人に読んでほしいと思いを託す。

漫画は「ビッグコミヅク」 (小学館)に昨年末から連載されている「隊務スリッ プ」。特定秘密保護法をめぐる議論をきっかけに構想を練った。わずか1カ月の国会審議で同法が成立した ことに「国民の意思が反映されておらず納得できな い」と危ぶんだ。
ただ、難しいテーマを真正面から取り上げても読者はついてこない。「エンターテインメントとしてギャグのオブラートに包んだ」という。物語の冒頭、高層ビルが並ぶ近未来の静岡・熱海の

情景が描かれ「この頃、東京は核テロにより壊滅し、熱海に遷都されていた」と説明する。(以下略)」(2014526日西日本新聞)

 

 

「(声)介護職員が燃え尽きぬよう 2014529日朝日新聞

 

 現在、通所介護施設で働いている。時給800円8時間労働で22日勤務。夜勤はない。国の肝いりだったはずの介護職員処遇改善加算もない。

 支給額で月14万円。税金、健康保険、年金などあれこれ控除されると、手元に残るのは11万円ほどだ。

 同じ仕事をしていた人たちの何人もが去っていった。「この給料ではね……やっていけない」という言葉を残して。

 首都圏の外食産業では人材不足で時給が「1400円」にもなっているという。これからの超高齢社会を迎えるにあたって、介護職も深刻な人材不足が否めない。しかし、介護保険制度により事業所に入るお金は限られている。給与は上がることはない。

 政府は介護職の人材不足を外国人の導入で解決しようと考えているらしい。だが、その前に日本人の介護職の「介護貧乏」に目を向けてほしい。現場の人間が燃え尽きてしまわないよう、介護の専門職として誇りが持てる仕事に賃金面でも位置づけてほしい。

 さて、今日も仕事の後、ガソリンスタンドのアルバイトに出ていくか……。」

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残念ながらこれが実態です。朝日新聞が一部の社会福祉法人がおおもうけしているとしていますが、多くの施設では、このような実態であることのキャンペーンをするべきではないか。


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30億円の御殿址・離職者の多さは [職場]

30億円の御殿址・離職者の多さは

 

以前紹介しました朝ドラのモデルの炭鉱王の別宅がコラムに登場。

 

「コラム 気流

 

NHK朝ドラ「花子とアン」の影響で、福岡県飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸が注目されている。歌人柳原白蓮がモデルの蓮子役を仲間由紀恵さんが好演。伝右衛門がモデルの伝助役も、北九州市がロケ地のドラマ「MOZU」で敵役を演じる吉田鋼太郎さんが、「そこまで粗野か」と不倫快になるほどの熱演だ。筑豊の炭鉱王・伝右衛門は、福岡市・天神にも別邸があった。その名も「赤銅御殿」。場所は、今の福岡銀行本店から福岡証券取引所辺りまで。現在の価値で約30億円
を投じ、4年かけて大改装した。誰あろう、白蓮のためだ。この御殿、白蓮からの「絶縁状」の約1カ月後に落成式があり、6年後に全焼した。伊藤ビル北側に残る赤れんが塀は、その名残だ。タリーズコーヒー天神店の西側からわずかに見える。伝右衛門の白蓮ヘの複雑な思いも察したい。」(2014523日西日本新聞)

 

以前紹介した折に、太宰府天満宮の鳥居にあった寄進者名は伝衛門と確認していませんでしたが、ある本で炭鉱王のものだと紹介されていました。

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サラリーマン川柳今年のトップ。

「うちの嫁 後ろ姿は フナッシー」

 

「職場のホ・ン・ネ)高い離職率の原因は 2014523日朝日新聞

 

 警備会社に勤めています。先日、会社と労働組合の団体交渉で、親会社から来た人事部長と昇給やベースアップについて話し合っていると、話題が離職率の高さになりました。すると、部長は「ベアも定期昇給もないのは、離職率が高いからだ」と言ったのです。

 転職者や中途採用ばかりで、会社には従業員をつなぎとめようという意欲がありません。本音が出たのでしょう。団交後の打ち上げで、組合員や従業員一同、「離職率が高いのは、定昇、ベアなしだからでしょ!」。大笑いしました。 (東京都 40代男性)」

 

離職率が高いのは福祉系も同じですが、人材の確保ができないのは大きな損失だと思います。ベアをどのくらいできるか。来年は報酬減だと政府が言っているのですが、これではまた離職者が増えます。


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産業遺産報道が無視しているもの・女工哀史 [職場]

 

 

「みんなの広場:製糸産業支えた女子工員たち・72歳 毎日新聞 20140515日 

 

 「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録される見通しとなり、喜ばしく思う。日本最初の官営器械製糸場だが、施設の評価認定だけでなく、女子工員の努力も忘れてはならないと思う。

 富岡製糸場の後に各地に民営の製糸場や紡績工場ができ、女子工員が必死に働いて製糸産業を支え、近代日本の原動力となった。「女工哀史」といわれる過酷な長時間労働を強いられ、体を壊す犠牲者も出た。

 三十数年前、社会科教師だった私は山本茂実氏のノンフィクション「あゝ野麦峠」を読み、長野、岐阜県境の野麦峠へ行った。飛騨の少女たちはこの峠を通って信州の工場へ働きに出た。政井みねさんもその一人。しかし、重病となり兄に背負われて帰郷する途中の野麦峠で、「アー、飛騨が見える」との言葉を残して息絶えた。こういう歴史を生徒に伝えた。忘れてはならない近代史の一面である。」

 

私もまた「あゝ野麦峠」を読みました。この国の産業発展には相当の犠牲者がいます。そのことを抜きにして語ってはいけないと思う。現政権が歴史遺産より産業遺産に力を入れていることもうなづけない。

 

「コラム > デスク日記

 

 「明治日本の産業革命遺産」の一つとして世界文化遺産登録を目指す熊本県荒尾市の万田坑。地元ではPR企画や清掃作業などが相次ぎ、登録に向けた準備が進む。そんな万田坑が一時期、“迷惑施設”として煙たがられたことはあまり知られていない。

 立て坑やぐら、れんが造りの施設が並ぶ三井三池炭鉱の主力坑だったが、1997年に閉山。翌年に国の重要文化財に指定されたものの、崩落が心配されるほど風化が進行。ぼや騒ぎもあり、「非行の温床」とも評された。数年前、大掛かりな修復が施されるまでは廃虚も同然だった。

 2010年からの一般公開を機に、荒尾の“宝”と親しまれる万田坑。今夏にも予定される国連教育科学文化機関(ユネスコ)諮問機関の現地調査では、地元の宝への向き合い方も審査対象となる。市民が万田坑を廃虚の危機から救い、世界に誇る宝に磨き上げた実績を、胸を張ってアピールしてほしい。 (木村貴之)=2014/05/15 西日本新聞朝刊=」

 

炭坑もまた囚人労働・朝鮮人・中国人・連合軍捕虜が使役された。その待遇は劣悪なものだったという。そうした背景を無視した地元振興的な捉え方は歴史を無視したものになります。

最近の報道で感じることは、例えば、新出生前診断の問題でもその背景をきちんととらえた報道が少ない。どなたか書いていましたが、大学で文学部が縮小され、教養学部がなくなり、基本的な物の見方や考え方を学ばず、経済面だけで価値を判断する人材を産みだしてきたせいではないかと危惧します。

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最低賃金1000円は [職場]

 

今日は市会議員補欠選挙でした。市長選も同時でしたが無投票当選。投票に行くのは迷いましたが、投票に行かないのも問題かなと思い、出かけました。投票所は私一人だけです。1週間前もほぼ同じ時刻に行きましたが、記入するブースは満杯でしたし、帰りは行列がありましたが。

 
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新聞によると篤姫の幼名が「カツ」でなく「イチ」だったという。江戸に上るときには、昨日出かけた小郡市の松崎宿から太宰府天満宮を参拝し、門司から船旅になったという。

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話は変わりますが、最賃1000円が民主党の目標ですが、今年秋の改定で全国平均時給713円に。これを上げていくのには中小企業の体力があるのかどうかが問われます。容易なことではないでしょう。それていくつか考えてみたいと思います。

①大企業は1000円というように企業別に義務付ける。

②地域別の段階的な目標を設定する。

③内部留保からの支出を義務化する。

④介護や医療などの分野では補助金額を最賃適用額を確保することで誘導する。

この他にも検討すべきことがあると思います。

  
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