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年金の仕組みをどうする [社会福祉]

 


 


 新型ウィルスの話でその感染力の強さが目立ちますが、致死率は低いのではないかと言われていますが、素人にはよく分からないことがあります。例えば、「濃厚接触者」という言葉ですが、何が濃厚なのかが分かりません。感染経路が分からないのになぜ感染してしまうのはなぜか。一回感染すれば免疫ができて次は感染しないのかどうか。素人的には疑問がのこるばかりです。


 頼りの国会は紛糾するばかりですね。次の問題はどうなるのでしょうか。


政府は全世代型社会保障ということで年金・福祉などの見直しを進めています。今の年寄りはタンス預金が多いから詐欺にかかりやすいという話題も出てくる始末です。若者には自分たちが老いた時に年金がどうなっているのかと心配されています。議論は世代間の不公平にすりかえられています。医療費・介護保険についても世代間の格差が強調されています。そうした背景としての世界の年金事情の連載だろうと思います。


 


「世界の年金事情 オーストラリア 裕福な老後を楽しむ


オーストラリアで比較的裕福に老後生活を送る高齢者が多いのは、公的年金である社会保障年金(老齢年金)に加え、「スーパーアニュエーション」という私的年金が充実しているからだ。老齢年金は税財源で賄われ、社会保険料負担はない。全国民が一定額の支給を受けられるが、一定以上の所得や 資産があると減額される。スーパーアニュエーショシは老齢年金を補完し、高齢者の所得保障を強化する目的で1992年に整備された。 会社員や公務員など被用者が強制加入となり、雇用主は賃金の一定割合(現在は95%)を被用者の年金口座に 拠出することが義務付けられている。 自営業者は任意加入だ。(以下略) (バーウッド共同)」(2020221日西日本新聞)


 


では、どういう案があるのでしょうか。「全世代型社会保障検討会議中間報告 令和元年12月19日 全世代型社会保障検討会議」によると、一つの方策として


「(1)受給開始時期の選択肢の拡大


 国民一人一人が老後の生活設計を考えながら年金受給のタイミングを自分で選択できる範囲を拡大するため、60歳から70歳まで自分で選択可能となっている年金受給開始時期について、その上限を75歳に引き上げる


 


75歳まで受給年齢を引き上げるなど対象年齢ひきあげて節約するということなのでしょうが、将来の受給開始時期の引き上げなどが視野にあるのではないか。それでは、社会保障費の伸びのために増税するとしてきたのではないか。それが大企業や富裕層の減税の資金になってきたのではないかとの指摘もあります。


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正しく恐れる? [街で]

 



 



福岡県で新型ウィルスの患者さんが出た。同じ日に、地下鉄でマスクをしないで咳をしている人と乗客とで揉めたという。和解できたということだが、目に見えない恐怖には勝てませんね。感染力は強いことが今回の特徴でしょうか。



 



「コラム デスク日記  2020/2/7 西日本新聞 社会面 植田 祐一 



 ソウル勤務だった2015年、韓国で中東呼吸器症候群(MERS)が大流行した。感染源は中東からの帰国者で、死者38人を含め感染者は186人に上った。()



 新型コロナウイルスは、MERSよりも感染力が強く、致死率は低そうだ。大事なのは「正しく知り、正しく恐れる」こと。まずは国立感染症研究所のホームページに目を通すことをお勧めしたい。」



 


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 持病と高齢者を兼ね備えた私には恐怖には違いない。免疫力の低下は避けられそうにもない。無事、終息宣言を聞きたいのだが・・・。国立感染症研究所のホームページを覗いてみましたが、何を理解したらよいのかが分かりませんでした。



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残ってきたもの [歴史]

 


 


知らなかったことですが、博多松囃子が「博多どんたく」の始まりと関係しているのは知っていましたが、詳しいことは知りませんでした。筑前領主小早川秀秋の居城であった名島城(現在の東区名島)松囃子を仕立てたのが始まりでだとういう。名島城の近くに神宮皇后の三韓出兵の時の船の帆柱が化石になったという伝説がある石があります。名島に一時期短期間住んでいたことがありましたので見たことがあります。もちろん、帆柱が化石になるわけがありませんが。禁止令が出たのは小早川秀秋の時だそうです。


「博多どんたく」は53日・4日です。舞台が町中に設けられ市民のグループが踊りまわりまわります。3日か4日に雨が降るというジンクスがあるようです。


 


 


「コラム デスク日記2020/2/16 西日本新聞 社会面 手嶋 秀剛 


 「通りもん」と言えば博多の老舗の菓子が有名だが、もともとは「博多どんたく」に繰り出す素人芸の余興隊のことだ。江戸時代、新年の祝いに博多の町衆は松囃子(まつばやし)を仕立て福岡城に入った。松囃子に浮かれてついてきた、町人たちの仮装や山車が「通りもん」の始まり。現在のどんたくパレードも先頭は博多松囃子で、後に続くどんたく隊を通りもんに見立てている。


 どんたくの起源とされる博多松囃子だが、大通りのパレードだけでは真骨頂は伝わらない。松囃子は福博の商店や会社などを一軒一軒訪ね歩き、祝って回る祭事だからだ。(以下略)」


 


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なぜ制裁できるのか [社会]

 



 



朝、テレビから不倫報道の渦中にある人が「お騒がさせてすみません」といっていました。騒いでいるのは週刊誌と芸能関係者ではないのか。そんな折、ホットな話題を取り扱った時評を読みました。



2020218日西日本新聞「不倫報道はなぜ加熱するのか 水無田気流 社会学者」では次のように捉えています。



 



「近代社会が基盤とする最小の単位が「近代家族」だが、中心をなす夫婦は非合理的な「恋愛感情」による結びつきが前提という大いなる矛盾が、そこに横たわっている。さらに日本社会は、戦後急速に農村型親族共同体の解体と近代家族的な核家族への再編を見た。これは、西欧のような個人主義の確立を経ずに、形だけ核家族に解体されたともいえる。このため、「愛情がなくなったら離婚もやむなし」と割り切るような、個人主義を前提とした家族観が庶民の感情レベルにまで浸透していないように見える。日本では、たとえ大きなわだかまりを抱えても「仮面夫婦」を維持しようとする人たちの方が多いのではあるまいか。(一部引用)



 



 今もって「バツ1」とか言うけど、戸籍上のバツなので離婚したら誰でもバツ印がつくわけではないという。戸籍を汚すという発想から「バツ」を否定的に考えるのかもしれません。ですが、離婚を知られたくないので離婚前の姓を通称として使っている人もいます。夫婦別姓を認めればすむ話ですが、自民党議員だと言われていますが夫婦別姓をいうなら「それなら結婚しなくていい」というヤジを飛ばしたように、一部からは根強い抵抗があります。そのことを含めて「個人主義を前提とした家族観が庶民の感情レベルにまで浸透していない」という指摘につながるのかもしれません。憲法第二十四条、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。(以下略)」をどう解釈するのかとつながっているのかもしれません。



相互の協力により維持されなければならないというのは、離婚を否定的に考える根拠になっているのだろうか。個人の自由の範囲ではないかと思うが



 


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続くモノと形を変えるモノ [障害者福祉]

 


 


 てんかん協会の福岡県支部の設立40周年を祝う集まりが開かれました。私は参加できなかったのですが、写真を送ってもらいました。設立が1980年です。奇しくも、国連が各国に呼びかけた「国際障害者年」というタイミングは歴史の流れの中での動きでもあり、前後して、いろんな団体が設立されています。国際障害者年日本推進協議会(現日本障害者協議会)も設立され、横断的な連携が当たり前のようになっています。


 てんかん協会は全国組織ができて間もない試行錯誤の時代だと思います。未熟な私たちを支えてくれた多くの人たち。てんかん協会はこれから必要なものです。今後も育ててもらいたいと思います。


 


 一方、形を変えつつあるものについて、歌人の手紙と東直子氏は手紙とネット社会の違いを次のように述べています。


「切手、便せん、封筒、葉書、万年筆、そんな物を使わずできる情報交換は合理的だが、使われない物の文化が失われていくのではないかと不安である」(2020218日西日本新聞)。


 


 これを私は電子書籍と紙の本にもあてはまるものと思います。同じ本でも電子書籍と紙の本が販売されることが多く、その多くは電子書籍の値段が安くなっています。紙の本を作る技術というか、文化が消えてしまうのではないかと思うのです。紙の本は処分にも困ります。私が本に親しんだのは亡くなった伯父さんの遺品のなかの本『二都物語』でした。内容は忘れましたが、本を読む楽しさを教えてくれました。


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社会は変えられるか [政治]

 


 


「意見・見解 「社会は変えられる」ものだ 九州工業大名誉教授 佐藤直樹氏2020/1/5


西日本新聞 」を読み直しました。『漫画 君たちはどう生きるか』を読んだのが2018年の今頃です。佐藤氏は終わりのほうで「私が危惧するのは、今年も「桜を見る会」のような騒ぎが続発することで、ますます社会が忘れられ、「何も変わらない」という一種の宿命論が蔓延(まんえん)することだ」と述べています。共同通信の論調査によれば「桜を見る会」について「説明不足」が84.5%(217日西日本新聞)で、内閣支持は41.0%だという。宿命論は軽減されるただろうか。トランプ大統領の「自国第一主義」、イギリスのEU離脱、核兵器競争の広がりなど、コトは単純化できないのではないか。


佐藤氏は続けて「日本青少年研究所の高校生の生活意識調査では、「現状を変えようとするより、そのまま受け入れたほうが楽に暮らせる」と答えた若者が、1980年に約25%であったのが、2011年には約57%に倍増しているそうだ」という。


楽観論はもてない。しかし、社会は変えられるという希望がなければ発展しないことは確かなことのように思えます。


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『消費税が国を滅ぼす』を読む [読書]

 


 


消費税が国を滅ぼす (文春新書)

消費税が国を滅ぼす (文春新書)

  • 作者: 幸雄, 富岡
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/09/20
  • メディア: 新書



 消費税が許せないのは貧富の格差に関係なく課税されます。下記の本でも指摘されていますが、法人税は減り続けています。さらに読んで気づいたことですが、消費税は、申告は納税者がしますので、税務当局の手間がかからないものだということです。障害者施設で製造したものでも売り上げが一定額になれば課税されます。


 


「逆進性という本質的な欠陥


 人間は生きるため常にモノやサービスを消費します。消費税は生活必需品を含む幅広い 物品やサービスの取引に対して一律に課税されます。つまり消費税とは、いわば人間の生 存それ自体を課税の対象としており、絶対に逃れることはできません。まさに「悪魔の仕組み」だといえるでしょう。 一方、税を徴収する政府からみれば、消費税は徴説繋務の手間がかからないタックス・マシーン(=自動収税装置)です。税金の徴収は、税務当局ではなく、取引に関わる事業者が担うため、税を徴収する立場からいえば、消費税はまさに「打出の小槌」であり、「金の成る木」なのです」(『消費税が国を滅ぼす』富岡幸雄著)


 


さらに許せないのは、増税前は社会保障にカネが必要だということです。増税が実施された今、またしても、高齢者医療費の値上げなどを全世代型社会保障という名目で負担増を目指しています。年金の世代間格差という名目で世代間の対立にすり替えていることです。年金制度をいじってきたのは誰か。


 


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「さいふまいり」 [歴史]

 


 


大宰府といえば元号の関係で「梅花の宴」が行われた大宰府政庁跡に隣接する坂本八幡宮が一躍有名になりましたが、「さいふまいりの道」の案内表示があります。標識にも「宰府参拝道」とあります。親戚のお婆さんが「さいふまいり」に行ってきたと話していた頃、「財布」にまいるとは何事かと思っていました。「那珂川町の『歴史を学ぶ会』」の出版物によれば「宰府のお宮に参るということから『宰府参り』と」呼ばれるようになったという。


 


「江戸期の「さいふまいり」描く 九州歴史資料館で天満宮境内絵図展2020/1/28西日本新聞 九州+ 南里 義則


 江戸、明治両時代の太宰府天満宮(福岡県太宰府市)と周辺を描いた絵図を集めた企画展「太宰府天満宮の境内絵図」が29日、九州歴史資料館(小郡市)で始まる。江戸時代、庶民の間で菅原道真公をまつる同天満宮を参拝し、周辺の名所旧跡も訪れる「さいふまいり」が爆発的に流行した。当時の天満宮周辺とその変遷を描いた絵は関心を集めそうだ。322日まで。(以下略)」


 


九州歴史資料館は開館:9:3016:30 (入館は16:00まで)、交通アクセス)西鉄三国が丘駅から徒歩で約10分。65歳以上は無料だと思います


 


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広告の裏紙 [政治]

 


 「サーロー節子さん「日本の国民一人ひとりも核問題考えて」 | NHKニュース 」と14日の朝のニュースで伝えていました。サーロー節子さんは、ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーンがノーベル平和賞を受賞したときに授賞式で演説した人です。こういう気になるニュースをメモしておくのは広告の裏紙です。印刷技術の進歩なのか、薄い紙でも両面印刷です。片面印刷はパチンコ店の広告がほとんどです。週の初めが多いように思います。気になるニュースの他には血圧の測定記録の控えをメモします。 


 次のような記事を読むと血圧が上がりますので、血圧を測った後に新聞は読みます。次のコラムでは、税金で飲み食いしても責任は問われることはないのでしょうか。本当の話ではないことを祈りたいが。


 


「コラム デスク日記 2020/2/13日西日本新聞


  旅先で読んだ東京新聞の記事に目が点になった。閣僚3人の資金管理団体が2018年、飲食を伴う会合費として1千万円を超える政治資金を支出。トップは麻生太郎副総理兼財務相の団体で約2400万円とか。 記事は続く。代表を務める自民党福岡県第8選挙区支部が党本部から税金が原資である政党交付金1200万円を受け取っている-と報じた。


 「老後は夫婦で2千万円の蓄えが必要」。金融庁は昨年6月にこう試算し、多くの人たちが将来に不安を抱いた。そんな中、結果的に麻生氏の団体は庶民の税金で飲み食いしていた格好になる。驚きを飛び越し、怒りを覚える。(以下略)(永田浩)」


 


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朝から [寛容な社会]

 人力車を見かけたことはありますが、20年も続いているとは知りませんでした。


 


「脱サラ、廃業の危機乗り越え 博多で人力車20年「天職」に2020/1/28 西日本新聞 手嶋 秀剛 


 博多町家ふるさと館(福岡市博多区冷泉町)を拠点に人力車業を営む神谷嘉三(かみたによしみつ)さん(60)が、起業から20年余りになる山あり谷ありの足跡をつづった著書「『好き飯』博多の人力車 裸一貫起業術」を出版した。(以下略)」


 


また、総理大臣が質問者に野次を飛ばした。飛ばすというのだから空中を飛行するのだろう。「やい やい」という心理なのでしょうか。


民放ローカルテレビの朝の情報番組を長い間MCをやっている女性がいます。MCなのにほとんどしゃべりません。ニコニコと笑みを湛えて座っているだけです。野次のようなシリアスなニュースなどになるといよいよ黙して語らずです。他の情報番組でテレビに出るのはお金のためですと開き直っていましたが、それが本心なのでしょうか。分からないではないが。だが、朝から金のために働くとか、野次を飛ばすとか、重たすぎます。朝はニコニコしているほうがいい。不機嫌な一日として始まるよりは。


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