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なぜ制裁できるのか [社会]

 



 



朝、テレビから不倫報道の渦中にある人が「お騒がさせてすみません」といっていました。騒いでいるのは週刊誌と芸能関係者ではないのか。そんな折、ホットな話題を取り扱った時評を読みました。



2020218日西日本新聞「不倫報道はなぜ加熱するのか 水無田気流 社会学者」では次のように捉えています。



 



「近代社会が基盤とする最小の単位が「近代家族」だが、中心をなす夫婦は非合理的な「恋愛感情」による結びつきが前提という大いなる矛盾が、そこに横たわっている。さらに日本社会は、戦後急速に農村型親族共同体の解体と近代家族的な核家族への再編を見た。これは、西欧のような個人主義の確立を経ずに、形だけ核家族に解体されたともいえる。このため、「愛情がなくなったら離婚もやむなし」と割り切るような、個人主義を前提とした家族観が庶民の感情レベルにまで浸透していないように見える。日本では、たとえ大きなわだかまりを抱えても「仮面夫婦」を維持しようとする人たちの方が多いのではあるまいか。(一部引用)



 



 今もって「バツ1」とか言うけど、戸籍上のバツなので離婚したら誰でもバツ印がつくわけではないという。戸籍を汚すという発想から「バツ」を否定的に考えるのかもしれません。ですが、離婚を知られたくないので離婚前の姓を通称として使っている人もいます。夫婦別姓を認めればすむ話ですが、自民党議員だと言われていますが夫婦別姓をいうなら「それなら結婚しなくていい」というヤジを飛ばしたように、一部からは根強い抵抗があります。そのことを含めて「個人主義を前提とした家族観が庶民の感情レベルにまで浸透していない」という指摘につながるのかもしれません。憲法第二十四条、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。(以下略)」をどう解釈するのかとつながっているのかもしれません。



相互の協力により維持されなければならないというのは、離婚を否定的に考える根拠になっているのだろうか。個人の自由の範囲ではないかと思うが



 


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