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頼り過ぎた時 [支え合う社会]

 

 

 テレビの「サワコの朝」に出ていた女優の南果歩さんが「キャンサーギフト(がんからの贈り物)」というのを紹介されていました。ネットで「がん患者が幸せを感じられるきっかけとは 福原麻希=医療ジャーナリスト」というのでは次のように紹介されています。

 

「『キャンサーギフト(がんからの贈り物)』という言葉がある。がんと診断され、治療を受けているとき、患者は病気や副作用の症状だけでなく、先が見えない不安から身体も心もつらかったり苦しかったりする。だが、自分の人生や病気の経験、周囲の人々の存在や言葉を意識することで、これまで見えなかった何かに気付いたり、感謝するようなできごとが起きたりすることがある。」

病気をどう受け容れて生きるかということなのでしょうか。乗り切った南さんの活躍を祈りました。予測できない病気や障害を宣告されたときに、人は混乱します。その後、時間をかけて受け入れることで新たな闘いのステージに生きることができるようになります。それは一直線に進むのでなく右往左往することが多いと思われます。受け入れた段階で新しい生き方が見えてくるのではないでしょうか。

 

 がんの宣告とは異質なのかもしれませんが、不必要に怒って、あとでみじめな気持ちになったことがあります。一度だけではありません。

 

「ふだん不必要に怒らないようにするには、他人に期待したり頼りすぎたりしないようにすることが一番です。自分がこの世に命を授かったこと、直接、間接に自分を支えてくれてきた無数の人たち、自然・・・そうしたものへの感謝の気持ちをいつも持っていれば、他人のせいにしたりせず、心が穏やかになってイライラした気持ちは減るはずです」(『人間の本性』丹羽宇一郎著)

 

 私の反省としては感謝の気持ちが少ないからではないかと思っています。すでに時すでに遅しという感もありますが、改めて確認しておきたいと思います。何に感謝しないといけないのかがよく分かっていないのでしょう。

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「だれでもトイレ」で良いか [支え合う社会]

 

 

トイレの話ですが、明るい話です。

 

「コラム 気流

前に小欄で「トイレは観光資源だ」と訴えたからか、TOTO(北九州市)の広報マンが、またまた 最新のトイレ情報を持ってきくれた。広島県廿日市市の世界遺産・厳島神社がある宮島に81日にオープンした「おもてなしトイレ」木造2階建ての1階が観光案内所とトイレに分かれ、2階は休憩スペース。注目すべきは、男女ゾーンとは別に広く取った共用ゾーンにある「だれでもトイレ」。想定利用者は異性の子供連れや高齢者の介助のほか、体と性が一致しないトランスジェンダーという(以下略)」(201996日西日本新聞)

 

トランスジェンダーの人も利用できるというのが特徴か。ネットで調べるとトイレのある場所の建物が「おもてなしトイレ」とされ、男女共用のトイレが「だれでもトイレ」とされています。

機能別に整備されています。

①車いす優先 2か所

⓶ベビールーム 1か所

③キッズトイレ 1か所

④だれでもトイレ(男女共用型)1か所

 

福岡市営地下鉄などは多機能トイレとして一般用以外のものとは別にある形になりつつあるように聞きます。福岡市の場合はオストメイト対応を意識しています。しかし、名称があいまいでは分かりずらいように感じます。国の推奨基準とネーミングがあるかは調べてみます。

 

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「若いヤツは型にはめろ」 [支え合う社会]

 

 

自分より後輩の人をどう育てるかということをそんなに考えなかったと思う。その理由に

自分より有能な方が多かったこともあると思う。

 

「オピニオン   風向計 若いヤツは型にはめろ 経済部 井崎 圭

 「若いヤツは徹底的に型にはめ込んだ方がいい」

 ズバリ、そう言われ、一瞬あっけにとられた。

 発言の主は、九州フィナンシャルグループの社長で、鹿児島銀行の頭取も兼任する上村基宏さん(66)。今年の経営展望についてインタビューした際、話題が若手行員の教育論に及んだ時のことだ。

 この上村さん、新聞記者の間ではお堅い銀行マンのイメージを打ち破る存在として、その名が知れ渡っている。

 東京勤務だった30代の頃、当時の頭取から今後の銀行について「革新的なことを考えてくれ」と言われ、アイデアを模索する中、いろんな人に会って話を聞くため、計1千万円ほどの交際費を自腹で捻出したという逸話を持つ。

 自行以外の金融機関を巡る問題や政治に関する事柄であっても、思うことあれば歯に衣(きぬ)着せず切り込む直言居士である。それにしても、若いヤツは型にはめろ、とは…。ふに落ちない私を見て、上村さんは、こう続けた。

 「古めかしいかもしれないが、銀行にはスタイル(固有のやり方)はあっても、ファッション(流行)はない。まずは型にはめ込まないと、型破りは生まれない」

 若手を指導する立場の管理職に対しては、「徹底的に礼儀作法、倫理・道徳、銀行員としての正義を教え込め」と繰り返しているという。ある時、行員が提出した報告書に「取引先に○○するように指導した」と書かれた一文を見つけ、「何を上からモノを言っているんだ!」と激怒したこともあるとか。

 ただ、これは上村さんなりの人材育成方法でもあるようだ。ギュウギュウと型にはめ込み続けていると、若手の側は、ついに我慢できなくなる時がくるらしい。

 「その時、意外と面白いアイデアが生まれる。上司には『そのアイデアは絶対に殺すな』と言っている」そうだ。(以下略)=2019/02/05付 西日本新聞朝刊=」

  

 先輩を見て大きくなっていく人を見るのも楽しいものです。なかにはいやみな人もいますが


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肉親の情も [支え合う社会]

 

 

朝ドラ「なつぞら」も好調です。最近では戦時中軍国主義教育をしたので戦後続けることができなかったという元教師の自省の言葉が重たかった。国会議員を戦争で片付けるという発言をする時代になったときに大事な視点だと思う。それと同じくらいに松嶋菜々子演ずる「母」が主人公を殴ります。血のつながらない「母」ですが、思いの深さに感動しました。

こんな母親も・・・。父親の出番は・・・。

 

「その年の夏のことだった。住んでいた新宿区が無料で三十歳検診をやってくれるというので受けてみたら「乳がんの疑いが強い」と言われた。大学病院を紹介され、いくつかの検査を受けたが、はっきりした結果が出ない。何度か通った後、医師が「来週、乳腺に造影剤を入れてレントゲンを撮る検査をしましょう。たぶんこれではっきりします」と言った。 検査の前日、母が突然上京してきた。検査に立ち会うという。

一人暮らしの私を気遣ってのことだろう、一人の方が気が楽だったが、来てしまったものは仕方がない。

一緒に病院に行くことにした。検査は思ったより時間がかかった。出産体験がないため乳腺が細く、造影剤がなかなかはいっていかないのだ。その間母は、検査室の前の廊下の長椅子で待っていた。ようやく検査が終わり、廊下に出ると、母は何か一心に書きつけていた。近づいて覗き込むと、南無妙法蓮華経という文字がいくつも並んでいる。ドキッとした。力のこもった字で、紙にくっきりとボールペンの跡がついている。 「いやだお経なんてお母さん信仰心なんてあったの」 わざと笑って言うと母は「なんだか手持ちぶさただったから」と言って恥ずかしそうに手帳を閉じた」(「『好きになった人』梯 久美子」)

 


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図書館の役割は [支え合う社会]

 

 

テレビでエスカレーターの片側空けをやめようとする活動が紹介されていました。片手が不自由な人、子ども連れにとって危険なエスカレーター。なんとかならないのか。

 

こちらは英国の認知症に対する取り組みです。

 

「一冊の本が人生を変える

図書館の役割 プリマス市の図書館では、わかりやすい場所に認知症の本のコーナーを設け、認知症と診断された本人や家族が、病気や暮らしについて理解するのを手助けしています。 認知症と診断された人や家族の多くは、認知症とはどのような病気なのか、これからの暮ら しはどのようなものになるのかをインターネットや書籍などで調べます。インターネットにも 多くの情報がありますが、あまりにも膨大なため、適切な情報にたどり着くのがむずかしいこともあります。また、現在の高齢者の世代ではターネットよりも書籍で調べものをする のに慣れている人も多くいます。図書館は、そうした人にとって、適切な情報にめぐりあうための場になるのではないかという発想です。」(『認知症フレンドリー社会』)

 

日本では民営化される図書館、非正規雇用が主体の図書館などが多く、文化的な要素より金持ちが幅をきかせています。大いに嘆こうではありませんか。


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手助けをと [支え合う社会]

 

「ニュース川柳

 

・新年号安倍1強が見え隠れ

・人も田も活気もなくて無投票

・黒を白と忖度させる安倍首相  (一部引用)」(201948日西日本新聞)

 

新聞の投稿欄からです。

 

「車いすで通学、手助けお願い 18

私は脳性まひで障がいがあり、全介助で電動車いすを使い移動している。3月に公立高校を卒業した。小中学校では特別支援学級に 在籍し、初めて朝から夕方 まで友達と一緒にクラスで 過ごした。みんなと一緒に 過ごすことは本当に楽しい と思った。 3年間に学んだことは何事にも前向きに考えること。人と良い関係で過ごすこと。そのように思えるのは、母をはじめ先生たちや 福祉事業所など、たくさんのサポート対あったおかげだ。心から感謝している。 4月から大学生となり、 社会福祉を学ぶ。学びたい ことは二つある。「人の幸せ」とはどういうことかを考えたい。そして、大学生活を通して人間的にも大きく成長するととだ。私は家の近くにある駅から公共交通機関を利用して大学に通学する。そこで皆さまにお願いがある。もし私が困ったら手助けをお願いします。声を掛けていただきサポートしていただければとても助かります。どうかよろしくお願いいたします(福岡県筑後市・大学生)」(同前)

 

筑後市出身ですのでどのルートかと想像しながら読みました。無人駅が増えているので心配します。自宅近くに駅があるというので、便利だと思いますが。新聞で呼びかける明るさに可能性を感じながら読みました。


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ヘルプカードの普及を [支え合う社会]

 

 

高齢者が信号がないところで渡るのを「乱横断」というそうですか。私も渡ったことがあります。現実的に考えて下さい。信号がある横断歩道と信号がない横断歩道がどれだけ整備されているでしょうか。例えば、近くに、病院とスーパーがあります。スーパーから出てきたところに上りのバス停があります。対面に下りのバス停があります。50メートル離れたところに信号付き横断歩道があります。ですが、「乱横断」というがは後を絶ちません。

そして、車は歩行者が待っているのに停車しないことの多さにはあきれます。「乱横断」を言うなら車の無謀さを取り締まって欲しい。

 

「元気タネ!

高齢者の中には、病気やけがを抱えていて、公共の場所で「立っているのがつらいので、席を譲ってほしい」「もっとゆっくりしゃべってほしい」など、周囲の援助や配慮を求めている人が います。 体の不具合を抱えていることが見た目では分かりづらい場合 は、「ヘルプマーク」や「ヘルプカード」を外出時に携帯することをお勧めします。 ヘルプマークは東京都が推進 している、介助や配慮を必要としていることを周囲の人に知らせるマークで、31日現在で、 11232県に普及しています。 ヘルプカードは、こうしたメッセージを伝えるためのカードで、名前や緊急連絡先、かかりつけ医療機関などの情報を書き 込むことができます。 これらは、自治体の福祉窓口などで配布されています。義足や人工関節を使用している人、 内部障害や難病の人、極めて微量の化学物質に対して過敏な症 状を示す「化学物質過敏症」の 人も、扱いの有無を問い合わせてみるとよいでしょう。 ヘルプマークやヘルプカード を持っている人には、バスや電 車の座席を譲り、駅や商業施設 などで声を掛け、災害時は避難 の手助けをしましょう」(201944日西日本新聞)

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専業主婦世帯が子どもが多いは? [支え合う社会]

 

 

私は70歳代です。働きだした頃、女性が毎日のお茶くみをするなど、女性が働くことには否定的な空気が強かったのを覚えています。その頃は、1970年代ですが、なんとなく家庭は標準世帯のイメージが強いです。標準世帯とは「デジタル大辞泉の解説夫婦と子供2人の4人世帯。[補説]総務省統計局では「夫婦と子供2人」に加え「有業者が世帯主1人だけの世帯」と定義している。昭和45年(1970)頃から日本の典型的な家族構成とされたが、近年では全世帯に占める割合が減少している。」

私の知る狭い範囲でも2人子ども世帯が多いが、印象の間違いのようです。標準世帯の比率は最新の統計では5%にも満たないという。

さらに、かつて一部の人家庭から主張した専業主婦として家庭を守り、子どもを産むことが推奨されてきた。しかし、共働き世帯より専業主婦世帯が子どもがいないが上回っているという。

 

2015年の国勢調査においては、子どもがいない世帯(以下、子なし世帯)の割合において、専業主婦世帯34%、共働き世帯32%で、わずかであるものの専業主婦世帯の方が、子なし世帯割合が高くなった。

1980年代に2030代で結婚した夫婦は現在49歳から77歳であるが、この専業主婦世帯がマジョリティであった世代が考える「専業主婦世帯の方が、共働き夫婦より子どもがいる割合が多いのではないか」というのは、統計的には誤りである。

統計的には「専業主婦世帯の方が、子なし世帯割合がやや多い」が正解である。」

(「データで見る「夫婦の働き方」と子どもの数」ニッセイ基礎研究所 生活研究部 研究員 天野 馨南子)

 

 働きながら子どもを育てることをいつのまにか「普通」の現象にした力とは何だったのか。

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暖かい色 [支え合う社会]

 

 

チンパンジーは5年、オランウータンは7年母乳を与えるのだという。それだから生涯出産数は限られているので、絶滅の危機になっていると『ゴリラからの警告』に書かれています。この本の帯には「君たち(人類)はどう生きるか」とあります。

 

はっとさせられることがありますね。その驚きは新鮮であり、豊かにしてくれます。

 

「(ひととき)暖かい「赤」の色  2019121

  私は、複数の障害がある視覚障害児の施設で栄養士をしていました。梅干しづくりをしていた時、当時5歳の女の子だった、全盲のふうちゃんがやって来ました。「何しているの?」

 そこで、シソを持たせて一緒に千切りにしながら「これを塩でもんでから、酸っぱい梅干しの中へ入れると、真っ赤に染まるのよ」と言いました。そのとき、「あっ、見えないのに『赤』なんて、悪いことを言ってしまった!」と思いました。

 ところがふうちゃんは、「赤いって、夕日が顔に当たった時のあのあったかいのが赤だって、保母さんが教えてくれた」と言いました。何てすてきな教え方でしょう。教えた方の人柄がしのばれると共に、ふうちゃんを抱きしめました。(一部引用)(横浜市 主婦 82歳)」

 

豊かな人生を祈りたい。

 

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乳がん予防は [支え合う社会]

 

 

この年になると新聞の訃報欄をよく見ます。私などより若い女性の死因を見ると乳がんが多いのに気づきます。

 

「乳房全摘手術 受けていれば 59

タレントの矢方美紀さんの記事に心を打たれました。乳がんのため26歳で左乳房全摘出手術を受け、再建手術はしないと考えているという内容です。私は14年前ヘルパー2級の資格を取り、経験もないまま療養型病院のヘルパ ―の仕事をしました。60歳 前後の女性が入浴するというので見守りをしていると 「あれっ」と思いました。 何が「あれっ」なのか気がつかないまま仕事が終わり、お風呂の掃除をしながらあの方は片方の胸がなかったということに気がつきました。術後の胸はまるで清らかな幼子の胸のようで何の違和感もなかったのです。私の妹は3年前に乳がんで亡くなりました。全摘手術をしていたら、まだ生きていたかもしれないと思うと残念でなりません。」(2018113日西日本新聞)

 

乳がんの予防としてピンクリボン運動がありますが、先日、ソフトバンクホークスの中村晃選手が今年から、ホークスのなかでの呼びかけを先頭に立って行っていることをテレビで伝えていました。有名人が応援してくれるといいですね。

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