想像力というが [平和]
今年の原爆忌でもテレビと地域のサイレンに合わせて祈るだけでした。核兵器禁止条約の署名・批准を求める声が相次いだのに・・・。過日の朝刊に次期アメリカ大統領に何を期待しますかというのに「拉致」問題というのがありました。違和感がありました。拉致は日本の問題ではないか。アメリカの応援をという意味でしょうが・・・。
話は変わりますが・・・
「コラム デスク日記 2020/11/10西日本新聞 社会面 河野 潤一郎
すごい女子高校生がいるのだなと感心した。佐賀県鹿島市の鹿島高校2年、川崎花笑(はなえ)さん(16)は、10月24日に高校近くの慰霊碑前で開かれた戦没者追悼会を企画した。
彼女は今夏、高校生平和大使に選ばれたが、コロナ禍で街頭署名ができず、身近な戦争被害を調べた。高校の記念誌を読んで戦時中の学徒動員先で空襲などの犠牲になった先輩たちのことを知り、27年も途絶えていた追悼会を開くことを決意した(以下略)」
「平和の誓い」全文
https://news.goo.ne.jp/article/nishinippon/region/nishinippon-1000657665.html
10名の先輩女学生の死亡を知り追悼式典を開くことにしたのか。稀有な感性と真摯さで現実とふれあい、そこから平和の誓いを固めていったかが分かります。ひとつの伝承の歩みが他の地域で花開くことを願います。戦争体験者が少なくなっていくむ必然の中での在り方に対する貴重な事例だと思います。
誓いの初めの方に「ささやかな小さな会ではございますが、この会を挙行できますことを心からうれしく感じます。戦没者のみ霊に深く祈りをささげます」と述べています。学徒動員で特攻機の部品作りや修理などをしていたという。75年前とは私の人生とほぼ同じです。想像力の差でしょうか。
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