かの国

 

 

ソフトバンクホークスには、デスパイネ、グラシアル、モイネロのキューバ人選手3人がいてキューバは身近な存在ですが、キューバのことはあまり知られていないように思います。下重暁子氏はこの国の特徴を次のように述べています。

 

「子供と老人が幸せな国

街中で一際高い立派なビルがある。何かと聞いてみると、ほとんどが病院であった。キューバの医療と医者は世界的に有名で、そのために訪れる人も多い。

　ゲバラも医者だった。彼らの進めた革命は、今日医療費と教育費がただという結果をもたらした。社会主義の原点でもあるこの二つの施策は、きっちりと受け継がれている」（『老いも死も、初めてだから面白い』）

 

「揺りかごから墓場まで」と言われたイギリスは相次ぐ緊縮政策で医療制度が形骸化しつつあるという。かかりつけ医の無償制度は残っているが、専門医に紹介して貰うのに時間がかかるようになったという。その点、キューバは制度が維持されているようです。医療費と教育費の負担なしというのは大きい。