歩き方も時代で変わる [歴史]
盆と正月が一緒に来たようと言いますが、大袈裟ですが75歳の老人にとって驚きの出来事でした。自費出版の本が2冊届きました。礼状は送りましたが、感想をまとめないといけません。当然、自分とは違う人の息遣いです。その呼吸に合う時間が必要な気がします。感想がまとまらない言い訳のようにも思いますが・・・。外の空気が感じられない日々ですので貴重な機会です。楽しみながら、読ませてもらいます。
時代劇は難しい。他のコラムでしったことですが、脚本に「私は細川ガラシャ」という台詞があったというが、その時代は夫婦別姓が基本だという。どこかの国会議員に知ってもらいたいことでもあります。ですが、歩き方まで違うのだとはなかなか分からない。時代考証というのも難しそうです。
「コラム 朝刊太郎の雑記帳 「七人の侍」をもう一度2020/2/6 西日本新聞上別府 保慶 」からの話題です。
「映画やテレビの時代考証を担当した武術家の名和弓雄さん(北九州市生まれ)はその著書「間違いだらけの時代劇」(河出文庫)で昔の日本人の歩きを演じる難しさを指摘している。
「昔の人は、士農工商みな、手を振って歩くことはしなかった。両手を肩から前後に振って歩く現代の歩き方は、幕末、明治初期、舶来の洋式軍隊調練の『歩調とれ! オイチニイ、オイチニイ』が日本人に定着して以降の近代的歩行法である。侍は左手で袖口を、右手は白扇か鉄扇を握り、袴の膝上に当て、上体をピンと伸ばして両手を動かさないで歩く。農家のおやじさんは胸の前に両腕を組んで歩く…」(一部引用)」
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