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「橋渡し世代」へ [平和]

 

 

被爆者を含め戦争体験者は戦後74年経てば少なくなります。風化する危険はあります。憲法改正にこだわる首相、領土問題を戦争で解決するという国会議員など、どなたも戦争に出かける人たちではありません。NHKテレビを観ていたら体験者から「橋渡し世代」へと述べていました。体験者の語る重みにはかなわないかもしれませんが、新しい平和の語り部が生れつつあります。体験者の紹介が新聞にありました。

 

「戦争も飢ゑも遠くに忘れつつ… 歌人の馬場あき子さん魂の歌

2019/8/15 西日本新聞 社会面

 15日で敗戦から74年。現代を代表する歌人の馬場あき子さん(91)=川崎市在住=は17歳の頃、米軍の空襲で自宅を焼け出された経験がある。若山牧水賞(宮崎県など主催)の選考に長く携わり、九州にもゆかりのある馬場さん。戦争体験を次世代にどう伝えていくべきか、聞いた。

 馬場さんの青春は戦争と重なる。太平洋戦争の開戦は東京の高等女学校2年、13歳の時。学徒動員で1944年から中島飛行機の都内にある工場の寮に入り、昼夜交代で飛行機のエンジン台座を作った。その年の秋から工場への空襲が相次ぐ。防空壕(ごう)から出たら人が倒れていることもあった。同じ学校の生徒が爆風で飛ばされ精神的に不安定になったり、別の男子校の生徒が防空壕に生き埋めになり救助されたりしたという。(以下略)」

 

馬場さんは、憲法9条の守ることや戦争反対を訴え続けてきたという。最近の傾向は、異論を受け入れる寛容さがなくなりつつあります。寛容さがなくなれば全体主義になります。社会から自由な空気が奪われつつあります。

私などは、戦時中の生まれですが、記憶にあるのは戦後の出来事や風景です。体験者とはいえないかもしれません。だけど、平和な、自由な国であって欲しい。記憶に残る「傷痍軍人」「配給」などを正確に語られるようになるには、体験談を読んでみないといけないと感じています。

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