古くなるスピード [高齢者]
平野ノラさん演じるバブル時代の携帯電話の大きいこと。今のスマホまで小型化・高機能化して5Gの世界に突入するという。スマホで乗り遅れた年寄りはめまいを起こしそうです。
「古いテクノロジーが新しいテクノロジーにとって代わられるとき、古いテクノロジ ーはしばしばほとんど自然の一部と思えるようになる。エアコンが日常化してからは、 扇風機の風を誰も人工的なものとは考えなくなった。だが昔は、扇風機の風に当たりすぎるのはよくない、眠っているあいだずっと当たっていたりすると命を落としかね ない、などと言われたものである。あるいはまた、CDが主流になって以来レコードはアナログ盤と呼び名も変わり、あたかも自然の音そのもののように有難がられている。そして真空管アンプの音はトランジスタアンプに較べ「温かく」て「優しい」。」(『柴田元幸ベストエッセイ』柴田元幸
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さらに「紙に印刷された活字と、液晶直面などで見る「フォント」との関係も同じようなものだろう。かつては、あまり本を長時間読むのは目によくない、などと言って、実際目が疲れる気がしたものだが、最近は、パソコン画面を長時間見たあとに紙の活字を見ると、ほとんど目が休まる気がする」と柴田氏は続けています。
羽根のない扇風機は体にはいいのだろうか。
2019-06-02 06:00
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