「真っ暗闇で見えたもの」 [障がい者問題]
昨年「目の見えない人は世界をどう見ているのか」という本を読みました。目が見えない人の世界とは想像がつかなかったからです・
新聞のコラムにこんなことが紹介されていました。
「おひとりサマンサ 真っ暗闇で見えたもの
真っ暗闇を体験するイベント「ダイアログ・イン・ザ・ダー ク」。(略)
ネットで調べたら4月末 に千葉市であるとのことで、 1人で申し込みました。 参加者は1チーム8人程度に分かれ、視覚障害者が「暗闇のエキスパート」として案内してくれます。まずは白杖が配られ「何かを触るときは手の甲で触れてください。指先で触るより安全です」と指導されます。
輪になって名前を言い合った後、電気が消え真っ暗に。その暗さたるや、光を完全に遮断し ているので漆黒の闇である。こんな暗いの初めて。一緒にいる はずの人たちの気配すら消滅し た。この体験は約1時間あるの に、このまま独りぼっちは怖いよー、不安だよー 「次の部屋に行きますよ」と 案内人が言うが、右も左も分か らない。(略)
その後は暗闇で共同作業をしたりして、心一つになり楽しかったぁ。視覚以外の感覚を意識する体験。今まで目を開いていても何も見ていなかったのかも、と思い知ったわ。(トコ コラムニスト)2019年5月16日西日本新聞」
視覚以外の感覚を意識する体験というのは分かるような気がしますが、社会の中で生きる視覚に障害のある人にとっては住みづらいなのでしょうか。
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