安定した仕事を [生活]
がん治療でゲノム医療が始まるという。科学は進むが健康保険制度との関係が問題になります。高額の医療費を保険制度でいくのか。別の制度と組み合わせるのか、そんなことも議論しなければと考えますが、どうでしょう。
少子化対策として結婚をしたがらないから「婚活支援」を国は叫びますが、その前にやることがあるという結果があります。
「結婚に関して 行政に望む支援」では、正社員では「男女の出会いの場の提供」が四一・八%だが、非正規だと「安定した仕事に就くための機会の確保」が突出して多く 四七・六%となっている。そして、非正規の人は正 社員に比べ「夫婦がともに働き続けることができる 環境の整備」や「長時間労働の見直し・改善などワークライフバランスの実現」を挙げる人が多い(図 52)。ここからは、非正規の男性が、何よりも安定した仕事に就くこと、そして家計を維持するために夫婦で一緒に働き続けられるよう望んでいること、さらに正社員よりも厳しい労働条件で働いていることが見えてくる。」(『無子高齢化―出生数ゼロの恐怖』前田正子著)
少し考えれば安心して働ける場が必要なのに、問題を婚活に矮小化しています。これでは少子化対策は進まないのではないか。
2019-03-17 06:00
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