心の老い [高齢者]
家にいる時間が多いので、本を読む時間が増えていきます。もっぱら図書館から借ります。そのなかの1冊『安政三天狗』を読みました。山本周五郎の文庫本なのでよく中身を確認することもなく借りてきました。読み始めてしばらくして今まで読んだ山本周五郎とは違うなと感じました。勤王の志士が主人公です。1939年の発表です。日中戦争が1937年の開始で、日米戦争開始が1941年です。時局への反発も見られるとも読めるという解説がありましたが、どうでしょうか。時代は厳しいものだと思いました。
話題は変わって心の老いはつくるまいと投書からです。
2018年12月6日西日本新聞の投稿欄に「ケアハウスの入居ためらう 74歳」として朝夕介護施設の車に出会うが、体力の老いは避けられないが、心の老いはつくるまいと言い聞かせている。夫に先立たれ、子どもは遠くにいる。ケアハウスへの入居を勧められるがためらっているという。ところが、体の老いは心の老いにつながりやすい。話し相手がいれば気が晴れるのかもしれませんね。この方と私は同じ年です。さらに老いへの不安を抱える人たちが増えていきます。大きな社会問題だと思います。
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