問題はどこに [障がい者問題]
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ある本に、後期高齢者の単身世帯に交番から電話があり、亡くなったときの連絡先を教えてほしいという。その方は交番に出向かれたというが、詐欺電話の多い社会では無防備に思えましたが。
障害者問題に対する新聞の投稿で、国への失望の意見です。人事院のホームページで確認して驚きました。
「(声)国の障害者向け選考試験に失望 58歳 2018年11月25日朝日新聞
私の子どもは、知的障害者です。障害者の雇用を巡って、よりによって官民の模範たるべき中央省庁が、法定雇用率を軒並みごまかしていたと知り、大いにショックを受けました。
このことが世間に知れ批判を浴びたためか、急きょ、国家公務員の選考試験を行うことになったようです。しかし、人事院のホームページで受験案内を見て、驚きました。知的障害者とその他の障害者と、筆記の試験問題が同じなのです。
受験案内には「高等学校卒業程度の問題が出題されます」ともあります。これでは、知的障害者にとって、オリンピックのレベルの選手と100メートル競走をするようなものです。
結局、国は障害者のことを分かっていないということです。今回の水増し問題で、障害者雇用制度を担当する厚生労働省の職員は処分されないそうです。4年前、厚労省所管の「労働者健康福祉機構」が障害者雇用率を水増ししたことが発覚して問題になりましたが、厚労省自身がきちんと反省して仕事を点検していたら、今回のことは起こらなかったのではないですか。 障害者を人間と思っていない、としか考えられません。」
デスクワークを念頭に置いているようにも思えます。幅広い職種での受け入れを検討すれば、こんな試験にはならないと思います。
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