スーパー台風が [震災]
今年の夏は酷暑でしたし、台風も多かった。9月以降、何をするにしても疲れやすく、力が入らない日々を今も過ごしています。今夏のような天候が続く見た方がよいようです。高潮の被害も想定を変える必要がありそうです。
「名古屋は有名な一九五九年九月の伊勢湾台風の高潮で大被害をうけた。伊勢湾台風に よる死者・行方不明者は五O九八人。伊勢湾台風は上陸時の中心気圧が九二九ヘクトパ スカル。七五メートルという驚異的な最大風速で、名古屋へ向かってきた。名古屋港で の潮位は観測史上最大の海抜三・八九メートルまで上昇。名古屋のゼロメートル地帯も の浸水の深さは五メートルに達し、名古屋港にあった材木が流木となって、住宅や人畜 に襲い掛かり、被害を拡大した。
伊勢湾台風のあと、防潮堤整備の予算が増やされたこともあり、高潮被害は減った。しかし、高潮被害は過去のものではない。気象シミュレーションに詳しい坪木和久・名古屋大学教授は、地球温暖化を想定すれば、六O年後には、現在の四倍の数のスーパー台風が、日本に上陸する可能性を指摘している。長い時間でみると、高潮は信じられない高さで大都市を襲っている。」(『天災から日本史を読みなおす』)
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