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あきらめようとして [脳梗塞]

 

 

先月は図書館に行くのに、妻に送迎してもらいました。夏が終わり、酷暑の影響からか、急激な体力低下に見舞われています。毎回、送迎してもらわないといけなくなれば、図書館でなく移動図書館しか利用できないと思い始めていました。移動図書館だと借りたい本が少なくなります。図書館には1時間1本のバスしかありません。バスの利用法を見直して、これも1時間1本のJR駅までのバスを利用し、コミュニティバスに乗り換える方法があると気づきました。(私鉄までのバスは多いのですが)。今日はその試しの利用でした。コミュニティバスは一律100円。常連らしい障害者だと思った人が、ICカードの利用がコミュニティバスが特殊で乗る時の読み取り機へのタッチと降りるときのタッチを乗る時にしてしまうようになっています。一律運賃だからでしょうか。間違った人がいて彼が指摘していました。彼は施設のあるバス停で下車しました。

図書館の利用はスムーズに行き、時間が余ったのでロビーで読み始めた葉室麟著『河のほとりで』を読み始めました。

 

「『美しくない』歴史に寄り添う

高校一年生のころ、わたしは関節炎で足を痛めて一年間休学し、苦しんでいた。 今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の冒頭シーンを見ていたら、官兵衛が不自由な足を引きずるようにして、小田原城に独りで向かっていた。官兵衛役の岡田准一さんが黒ずくめの具足、陣羽織姿で小田原城内の将兵に向かって「生きられよ」と叫ぶ。その姿を見ていて胸にジンと来た。わたしは高校生のころに読んだ吉川英治作『黒田如水』の文庫本を今も持っている。(略)

官兵衛は荒木村重の有岡城に1年にわたって幽閉される。足が不自由になるのは、牢獄での過酷な暮らしのためだ。

 高校生のわたしは級友たちから取り残されていく焦燥感と、青春時代に特有の自分は思い通りには生きられない、という憂鬱な思いを、牢獄に閉じ込められ、足を悪くした官兵衛

に重ね合わせていた」

 

私もまた脳梗塞の後遺症で最近目立つようになった足の引き摺りのことを思っていました

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