読むことで [平和]
「日本軍兵士」は書評で知り読みました。新書ながら重厚な感じがしました。お薦めです。
「貧困と組織が 命を奪うとは 61歳
新聞広告が目に留まり、 吉田裕著「日本軍兵士―アジア・太平洋戦争の現実」 (中公新書)を手にした。 敗戦濃厚になった戦争末期 の実態は体験した祖父たち の世代でなければ言い表せない苦痛と苦悩でしかない。高い餓死率、30万人超の 海没死、戦場での自殺と「処 置」あまりに悲惨な日本軍兵士の実態を知るにつけ、お国のためにと徴兵された兵士の哀れさを痛感せずにはおられない。つぶさに読むと、当時の軍隊は人命を軽視する組織だったことが分かる。理不尽な仕打ちをされた揚げ句、精神疾患にかからない方が異常と言える。日本軍兵士は敵と戦うどころか、自国の貧困と暴力的な組織によって命を奪われたのだということを、この著書が実例を示して証明してくれている。」(2018年8月31日西日本新聞)
「はだしのゲン」は一部しか読んでいませんが
「はだしのゲン大人も読もう 66歳
戦中戦後の激動の時代を必死に生き抜こうとする少年の姿を描いた漫画「はだしのゲン」。「内容の一部に過激な表現がある」と閲覧 制限になったことがある。 しかし、原爆の惨禍や戦争の必惨さを描いた数多く の作品の中でも、リアリテ ィーと迫力において間違い なく第一級の作品だろう。 1973年の連載開始から今年で45年がたつが、今でも世界23カ国で翻訳され、読まれていることがそれを証明している。 3人の息子が小学生の時に「はだしのゲン」全10巻を買い、3入とも何度もむさぼるように読んだ。場面の情景やセリフまで暗記し、成人してからも兄弟で広島弁のセリフを言い合うほどだった。「はだしのゲン」はぜひすべての学校の図書館に置いて、自由に子どもに読ませてほしい。子どもだけでなく大人にも読んでほしい。」(同前)
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