脳梗塞のつながり [脳梗塞]
先日、所属する団体の全国大会が福岡市で開かれました。そこで、40年近い時を経て会う人がいました。昔、一時期共に活動していましたが、事情があって疎遠になっていました。リハビリの職員で私のようなしびれを主に担当していたという。いろんな出会いがありますね。
新聞の投稿欄からです。
「(ひととき)また来るね 2018年10月22日朝日新聞
「母の携帯の着信履歴から電話しました」。会ったことのない、友人の娘さんからだった。
同級生の女3人で、岩手の郷土料理「ひっつみ」を食べる会を、我が家でやっていた。恒例になろうという矢先、彼女と連絡が途絶え、数年が過ぎていた。突然の電話に緊張が走り、聴き入った。
脳梗塞(こうそく)で倒れ、しばらく入院していたが、今は高齢者施設に入所しているとのこと。すぐに2人で面会に行った。施設の職員さんに案内され、「こちらの方です」と言われ、お互いに見つめ合う。
「分かる?」
「分かるわよ、京子ちゃんと、ふみちゃんだね」
笑いがあふれた。化粧気のない顔は彼女らしくなかったけれど、表情は変わっていなかった。 昼食時だったので、彼女は左手でスプーンを持ち、中華丼を上手に口に運ぶ。私たちはコンビニのおにぎりで、食べながらしゃべり続けている。
帰り際、「来てくれてありがとう。私、とっても幸せよ」と彼女が言った。 また来るね、化粧品とひっつみを持って。楽しみに待っていてね。 (千葉県 無職 77歳)」
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