希林さんの器量 [寛容な社会]
樹木希林さんの魅力は器の大きさでしょうか。希林さんに器量を問われた内田さんも凄い人なのでしょう。
「器量ありやなしや
ジョークは、笑いで包みながら辛辣な刃を相手に向ける。時に横暴に振る舞う権力者への、被支配層からのささやかな「抵抗」でもあろう。 米国や中東、アジアなどのジョークを集めた早坂隆さんの近著「世界はジョークで出来ている」(文春新書) を読むと、その国の国民が抱いている心情の一端が透けて見える。(略)
先月亡くなった女優の樹木希林さんは、夫の内田裕也さんが起こしたある事件に関して「迷惑を掛けた皆さんに内田さんがどう謝るか。そこが男の器量」と話していた。人を、特に男の価値を測る基準がこの言葉だったのだろう。器量、度量、懐の深さ・・・。世界のリーダーに、そして身近なお偉方に、この言葉の物差しを当ててみたい(九大本紙寄付講座教授・田端良成)」(2018年10月14日西日本新聞)
器量なき私から誰かをジョークで吹き飛ばすことは今後もあり得ない。
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