背景は住宅政策では [震災]
仮設の入居延長希望は当然のことだと思います。
「熊本地震 震度7 仮設入居6割が延長望む 業者不足で再建に時間 熊本地震
2016年4月の熊本地震で被災し、熊本県内の仮設住宅やみなし仮設で暮らす世帯のうち、6割の9775世帯が入居期間の延長を希望していることが18日、県の調査で分かった。建設業者不足で、自宅再建や災害公営住宅の整備に時間がかかっているのが主因で、被災者の生活再建に遅れが出るのは必至だ。
仮設の入居は原則2年で、早い世帯で今年4月から期限を迎える。熊本地震では、政府が昨年10月に1年間の入居延長を決めた。
延長を希望する理由は、自宅再建が間に合わない(36%)▽災害公営住宅の完成が間に合わない(24%)▽民間賃貸住宅の物件不足(19%)▽自宅再建に公共事業の影響がある(7%)-の順だった。
自宅再建希望者が全体の48%を占めるものの、施工業者不足が課題になっている。熊本市の不動産業者は「職人がおらず、工期は地震前の1・5~2倍かかる。着工まで1年待ちの物件も少なくない」と明かす。
自宅再建が困難な人向けに、市町村が整備する災害公営住宅の入居希望者は16%。県によると12市町村が1575戸(昨年10月末)を計画しているが、いずれも着工に至っていない。(以下略)=2018/01/19付 西日本新聞朝刊=」
日本では住まいは自己責任とされています。国によっては福祉の基本は住まいだとする国があると聞きます。社会保障費には「限りある予算・・・」という言葉が使われますが、
経済協力開発機構(OECD)加盟国など世界34の国と地域を対象としたGDPに対する公的社会保障費の割合についてのランキングでは日本のGDPに対する公的社会保障費の割合は、22.30%で、世界ランキングの順位は19位です。防衛費は世界のトップ5に入ります。防衛費には限りがなく、社会保障費に限りがあるというのはどうでしょうか。
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