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略称の脅威 [貧困]

 

 

「アスペ」と使わられていると知りませんでした。

 

「(声)「アスペ」使っていませんか 22歳 20171225日朝日新聞

 

 アスペルガー症候群を略した「アスペ」という言葉を、その障害を持った人や、空気の読めない人への蔑称として使う人が少なくない。SNSを見れば、こうした偏見が当たり前のように扱われていて嘲笑するコメントさえある。

 私は当事者として、このような状況に怒りを感じる。確かにアスペルガー症候群の人は、空気を読むことや、人とコミュニケーションをとることが苦手ではある。だが、それを笑う必要性がどこにあるのか。空気を読めない人を軽蔑するなんて、ただのいじめじゃないか。

 小学生や中学生なら、「人を馬鹿にするようなことをしてはいけないんだよ」と言って許せるだろう。しかし、問題は大人である。大人が、これから世に出ようとする大学生が、平気でこうしたことを書き込む。それが現実だ。(以下略)」

 

障害者差別解消法というのが成立して実行されているのに、このようなことが広がるのはどういうことでしょうか。差別は法律違反なのです。生活保護の人を「ナマホ」と呼ぶのと同じ発想かもしれませんが、呼ばれる側の立場に立てないのは民族差別の発想と似ているのかもしれません。

こうした風潮に乗っかるような政治にも問題があるように思います。

 

「(声)生活扶助費引き下げ、再考して 71歳 20171221日朝日新聞

 

 来年度から生活保護費が引き下げられることになった。食費や光熱費などの生活費にあたる「生活扶助費」の引き下げ幅の上限は5%に抑えられるというが、生活が苦しくなることに変わりはない。

 生活扶助費の基準は、生活保護を受けていない一般世帯の年収下位10%層の生活費と連動している。低所得世帯の生活水準が下がったら生活扶助費も下げるということだ。何とかやり繰りして生きているのに、更に切り詰めろと迫られているようなものだ。

 考え方が間違ってはいまいか。低所得世帯に合わせるのではなく、最低限の生活を送らざるを得ない一般世帯の所得を上げる方策を取るのが先ではないか。生活扶助費の引き下げは、就学援助や住民税の非課税基準などに影響を及ぼす。該当する人々の生活を圧迫するのは目に見えている。何と想像力に欠ける政府か

 生活保護を受ける人の多くは高齢者や障害者、母子世帯といわれている。生活保護の受給は所得格差と高齢化がますます進むこの日本では、誰にでも起こりうる。国民が安心して暮らせるよう、引き下げは再考し、生活扶助基準の算出方法を早急に見直すべきだ。」

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