救われた気が [支え合う社会]
朝日新聞の12月18日の投稿をFBで知りました。
「ひととき 親切心に涙が出そう
先日、JR中央線で異臭騒ぎがあり、22歳の次男が乗っていた電車が止まってしまった。知的障害のある次男は、勤務先の飲食店に向かう途中だった。次男は途方に暮れて車内から携帯電話で連絡してきた。私は「まず勤務先に電話して遅刻すると伝えて」と言った。そして状況を色々尋ねたが、次男は「わかりません」と答えるばかり。
すると突然、電話の声が女性に変わった。次男が困っている様子に気づいて、電話口に出て下さったのだ。女性は現状を説明した後、「息子さんはどこまで行かれますか」と聞いてくれた。私が「荻窪です」と答えると、女性は並行して走る総武線が動いていることも説明。そして「そして「私が一緒に乗り換えます」と言ってくれた。
夕方、帰宅した次男に、女性にお礼を言ったかたずねると、「はい」と答えたので胸をなで下ろした。最近、障害者や高齢者に対する虐待などの悲しいニュースが多く、暗い気持ちになることもよくある。でも、世の中には事も無げに大きな親切心を示してくれる人もいるのだと、涙が出るほどうれしかった。本当にありがとうございました。中野区 64歳」
障害者への情報伝達の課題とは別に最終的には人だということが良く分かります。どれだけの障害者や家族などに希望を与えてくれたでしょうか。
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