良く歩けた人が [リハビリ]
新聞の連載からです。
「オトコの介護 パート3
骨折は回復 リハビリの道険し
「それでね、ベッドから車いすに移ったよ。痛い、痛いち言ってたけどね」 父(81)の見舞いに行ってくれている叔母(77)から電話が 来た。右太ももの骨折の手術 翌日、手足の曲げ伸ばしから 始めたリハビリは4日目、やっとベッドを離れるところまできたわけだ。 元通り歩けるようになるんだろうか。気になって日本骨折治療学会のサイトをのぞく。写真や図解付きで部分別に詳しく説明している。これは分かりやすい。「大腿骨転子部骨折の患者には早期からの起立・歩行を目指した訓練が必要。手術翌日からベッド上での座位訓練
が普通」。確かにその通りでした。順調です。「歩行能力の回復にはけがの前の能力と年齢が大きく影響する。よく歩けていた人はより回復しやすい」(以下略)」(2017年6月15日西日本新聞)
骨折と侮ることは危険。そのまま老いてゆく人たちは少なくないようです。筋力の鍛錬も必要ですね。
血圧が上がるのは老化ばかりではありません。
「 デスク日記
こんな乱暴なことがまかり通っていいのだろうか。暗たんたる気持ちになる。内心の自由を脅かす恐れがあると言われてきた「共謀罪」法案の成立へ、与党がにわかに動いた。しかも委員会採決を省く極めて異例の形でだ。これほどまでに急ぐ必要があるのか。
政府、与党が掲げた「テロ対策」という立法の目的は確かに耳当たりはいい。その通りならば異論は挟みにくいはずなのに、こんなにどたばたと成立を急がれると、後ろめたさのようなものを感じてしまう。しかも、成立してしまえば今国会は近々閉会することが確定。加計(かけ)学園問題に幕を引きたい思惑がみえる。
「忖度(そんたく)」という言葉が飛び交った国会だったが、「共謀罪」法案採決への動きは、加計学園問題を抱えた安倍晋三首相に対する、与党議員の究極の忖度のように思える。本来、最優先すべきは国民の疑問を解消できたかどうか。胸に手を当てて考えてもらいたい。 (宮田英紀)=2017/06/15付 西日本新聞朝刊=」
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