旧国鉄筑肥線・人手不足? [経済]
土曜日、会議に参加した後、博多大丸で開かれている旧国鉄筑肥線の写真展に行きました。筑肥線は今は福岡市営地下鉄の延長線になっていて、それで廃線になったところです。今は、道路などになっています。別府橋の南側に住んでいましたので、樋井川をわたる列車に、高校生がデッキにぶらさがるように乗っていたのを記憶しています。城南区役所のところが鳥飼駅だったと思います。
西日本新聞連載より
「にわか人手不足の怪・日本経済の均衡点は」(2014年5月30日西日本新聞)で同社大学教授の浜矩子氏は次のように述べています。
「突然、人手不足。そんな感じになっている。建設・外食・小売り・運輸・IT・介護。派遣社員、パート、アルバイト。時給はどんどん上げますよ。正社員にもしてあげる。ともかく来てくれ、働いてくれ。そんな労働市場模様が、メディアをにぎわすようになった。誠にめでた
い。そういいたい気持ちはある。働く人々にとって、久々の売り手市場ほど、心強いものはない。安堵感が広がる。ようやく、正
当な評価を得られる時が来た。その思いには、胸躍るものがあるだろう。良かった。そう胸をなでおろしたい。
だが、どうも、いささか不気昧だ。」
だとして、「三つの驚き兼怒り」があるとしています。その前に、私は福祉現場の求人難がよぎります。不況時代にはある程度の応募はありますが・・・。浜氏の三つの驚きは「第一に、日本 経済の変貌ぶりがすごい。第二 に、ヒトはモノではない。第三 に、政策による自作自演の結末 が恐ろしい」としています。
経済の変貌ぶりについては「日本経済 はいかに底の浅い経済になってしまったことか。人員を絞りに絞る。賃金をたたきにたたく。労働時間を限りなく長くする。切り捨てられるのりしろを、全部切り捨てる。のりしろではない部分まで、そぎ落とす。もはや、薄くできる余地のないはずの薄づくりを、さらに薄くする。
そうやって、何とか売り上げや 利益をひねり出して来た。 このやり方を続けて来たため
に、ゆとりが全くなくなっている。ほんの少しでも環境が変わると、あるいは変わったかにみ
えると、小さく小さく、辛うじてつじつまがついていたバランスがたちどころに崩れてしまう」
市場に沢山のマネーが供給され、バブルみたいな気がします。また、ハジケル場面の目撃者になるのでしょうか。
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