欄干のない橋 [障がい者問題]
駅のホームの転落事故がなくならない・美談だけで良いのか。過日の「サタデーずばっと」で取り上げていました。
駅のホームからの転落事故がなくならないのは当然です。助けた人の表彰も当然です。でも、それだけで済ましていると助けた人の命さえ危なくなります。事故数は図のとおりです。
原因は急病、不注意(泥酔)、視覚障がい者などです。視覚障がい者の人は音をたよりに歩くのですが、騒音などで間違うことがあるそうです。今のホームについて「欄干のない橋」だと言っておられました。有効な対策としてはホームドアです。
横浜市営地下鉄は40駅あるそうですが、ホームドア設置後事故はゼロだそうです。しかし、設置は少ないのです。
ホームドアは高層ビルのエレベーターと同じように必須のものだと考えが広がらないといけないのだと指摘します。しかし、今の仕組みでは転落した人が鉄道会社に損害賠償金を払わなければならないことになっています。37年前に高田馬場駅で転落死したときに判決で、点字パネルが設置されるようになったという。その頃は「落ちる方が悪い」という風潮だったという。山手線は設置費用が550億円かかるそうです。地下鉄については01年から費用の7割が補助されるようになった。自殺防止にもなるのに。
福岡市の地下鉄も最初の分には設置されていなかったが、今は設置されています。今からできるところは義務付けるべきだと思います。後からだと費用が高くなります。
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