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がんとうつ [医療]

がんとうつ 新しいがん治療のありかたを求めて

 

今日は通院の日でした。病院は決していいものではありませんね。病院が悪いわけではありませんが。がんともなれば様々な問題があることを知りました。

 
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『世界』2009.7月号「がんとうつ 新しいがん治療のありかたを求めて-精神腫瘍学とは何か。」(上野玲)のがありました。精神の腫瘍とは初めて聞く言葉でした。その書き出しは次の通りです。その役割を暗示しています。

  「1912年。イギリスの豪華客船、タイタニック号は、大西洋を航行する処女航海で、氷山に激突。死者、1500名以上を出す、最大の海難事故に見舞われる。いわゆる「タイタニックの悲劇である。後に何度も書籍化、映画化され、死を前にした人々がどのように生きるために闘ったかが、今も伝えられている。
タイタニック号が事故に遭遇した時、助けを求めて人々は、混乱の坩堝にあった。我先にと、救助ボートに乗り込もうにも、人数が多すぎて、円滑に誘導ができない。客船内は騒然とした雰囲気に包まれていた。誰もが必死だった。自分さえ助かればいい。そう思った人も少なからずいたことだろう。もしかしたら死ぬかもしれない。その恐怖に、人々は理性を失いかけていた。そんな時、ある紳士がごった返す客船ホールで、バイオリンを弾き始める。静かに、そして優しいその音色は、恐怖におののいていた人たちに、不思議な安心感を与えた。」

恐怖ではなくても、不安な気持ちはあると思います。

 
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「がんは今でこそ、治療法が進歩して、治癒も可能になっているが、それでもまだ、「死に至る病」というイメージが強い。そのため、がんの病巣が発見されたり、手術か受ける、あるいは再発しないかと懸念していると、どうしても心に負荷がかかり、精神的なダメージを受ける。おおよその数字だが、がんになった患者の四割程度は、何かしら精神的ケアが必要になる、とも言われている。その精神領域のケアを行うのが、精神腫瘍学であり、精神腫瘍医の仕事だ。がんにも精袖的ケアが不可欠という考えは、一九七○ 年代にアメリカで始まった。日本でも一九八○ 年代には、精神腫瘍学会が立ち上げられた。」

というが、実態はほとんどいないという。がん対策として制度化する必要がありそうです。

 
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