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忘れないようにしたいこと [自分史]

  博多弁で「あのくさ」というのが博多弁番付横綱とされています。「あのねえ」という呼びかけの言葉ですが、初めて聴いたときは奇異な感じがしました。「何が臭いのか」と。小さい頃、博多から来た従兄弟がしゃべっていたのを初めて聞いたのですが。今はすっかり日常の言葉になっています。そんなことを思い出しながら、忘れたくないことを記します。 
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先日からの新聞で気になっていたことが二つあります。国鉄職員の不採用問題です。国鉄民営化では激しい労働組合攻撃がされました。マスコミも政府に同調して攻撃しました。これは日本のマスコミにとって恥ずべき歴史だと思います。             JR不採用問題 早期解決求め総決起集会 福岡市で国労九州本部など 団結強化を確認2009329 01:05 カテゴリー:社会 九州・山口 > 福岡  国鉄労働組合(国労)九州本部と国労闘争団九州連絡会議は28日、JR不 採用問題の早期解決を求める「九州総決起集会」を福岡市博多区のホテルで開いた。国労組合員や家族、支援者ら約200人が出席。組合員の平均年齢が56歳と年々高齢化している中、早期の政治決着に向けて団結を強化する方針を確認した。 1987年の国鉄分割・民営化時、国労組合員ら1047人(九州は489人)がJRに不採用になった。不採用者の多くは今も、アルバイトなどで生計を立て、職場復帰や金銭的補償を求めている。 集会で伊藤一之・同本部執行委員長は「22年間の長い闘争で学んだのは『団結なくして解決なし』ということ。多くの自治体で早期解決を求める意見書が採択されており、さらなる協力と支援で、解決への政治責任を求めていく」とあいさつした。 不採用問題をめぐっては今月25日、東京高裁判決で「旧国鉄に国労に対する差別があった」としながら「解雇は有効」との判断が示されており、常任弁護団がこの判決内容を報告し、「国鉄の不法行為が認められている。この判断を今後の運動に結び付けていこう」と呼び掛けた。出席者からは「雇用、年金、解決金の3つの基本要求を実現させよう」「解決への決断がいま問われている」などの声が上がった。2009/03/29付 西日本新聞朝刊=
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 コラム > 春秋 ▼「蟹工船」ブームは多喜二の悲惨な最期も思い出させた。特高警察の拷問で急死している。時代を支配した治安維持法を抜きに語れない。作家の非業の死から9年後の昭和17年に起きた「横浜事件」もそうだ▼雑誌「改造」に掲載された論文を、特高警察は共産主義の宣伝だとして出版社社員ら約60人を逮捕した。政治的謀議を行った、などの虚偽の自白を拷問で強要された被告たちは裁判で有罪判決を受けた。拷問で獄死した人もいる▼戦時下最大の言論弾圧とされる。被告遺族は名誉回復の無罪判決を求めて再審を請求してきた。再審は実現したが、判決は有罪無罪を判断しない「免訴」ばかり。同じ判決が昨日また1つ加わった。裁判所は先輩たちの過ちを認めたくないようだ▼治安維持法がもたらした“生き地獄”の中で死んだ多喜二の無念は、代表作の再評価などによって晴らされたように見える。同じ地獄を知る横浜事件の犠牲者・被告と遺族たちの無念は、晴らされないままに終わるのだろうか。2009/03/31付西日本新聞朝刊=
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 小林多喜二については語られていますが、現在の作家に多喜二を継ぐべき人が出てきているのかが課題としては大きいように思います。  
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