西日本詩時評 [お知らせ]
『源氏物語の女たち』西日本新聞2017年10月18日
西日本詩時評 岡田哲也
坂田トヨ子さん(福岡市)の『源氏物語の女たち』(コールサック社)は、「私」という姿見に映し出された『源氏物語』の十六名の女たちへの頌歌(ほめうた)です。「若い魂は私一人のもとに留まらない/私が求めれば求めるほどあの人は遠くなってしまう(略)私の中に鬼が生まれたのはこの時だったか」(作品六条の御息所(みやすんどころ)) 『源氏物語』を読んでない人でも、ははあ、これは,男に翻弄される女の話だな、とわかります。そして、六条の御息所に憑依した 「私」は、最期に歌うのです。「私の一生は辛いことばかりだった/もっと幸せな人生もあったろうに/別の生き方があったのだろうか/あの人を愛したことが苦しみの始まりだった(略)満たされないまま燃え尽きる私の命/出家したとて鬼は消えてはくれない/けれど命が尽きればそれも消えてしまうのだろう」(同前)いささか演歌っぽい紋切り型だなあ、というよりもこの後千年の女たちの愛別離苦の原型が『源氏物語』にはあるのです。映し出される女たちの心模様が、秋空のようにカラリとしているのは、原作の奥深さゆえでしょうか。それとも作者の性(さが)ゆえでしょうか。
行方不明 [お知らせ]
行方不明:高等養護学校の女子生徒 先月28日から 長崎
2010年3月5日 21時45分 更新:3月5日 22時20分
長崎県諫早市の県立希望が丘高等養護学校3年の種村侑里(ゆり)さん(18)=同県雲仙市小浜町=が先月28日から、下校途中の小浜バスターミナル(雲仙市)で目撃されたのを最後に行方不明になっていると、県警が5日発表した。事故や事件に巻き込まれた可能性もあるとみて、種村さんの写真を公開し、約40人態勢で捜索を続けている。
以下 下記参照
http://mainichi.jp/select/today/news/20100306k0000m040111000c.html