ひとつの論理なのか [平和]
「コラム 春秋 2020/10/1 西日本新聞 」からです。
「♪つぎの夜から 欠ける満月より/14番目の月が いちばん好き。荒井由実さんの「14番目の月」。きょうは中秋の名月。旧暦8月15日の「十五夜」に当たる。ただし、暦と月の動きとのずれで、いつも満月とは限らない。今夜は満月の1日前、14番目の月だ
▼<この世をばわが世とぞ思ふ…>と詠んだのは藤原道長。この世界は私のためにあるようなもので、満月のように欠けたところは一つもない-と権勢の絶頂で (以下略)」
朝ドラ「エール」は戦時中の風潮が取りあげられています。音楽は人生を豊かにできるものであればいいという音に対して、戦意高揚のためにならなければ意味がないとする同調圧力がかってきます。裕一は召集されますが軍歌による功績で召集解除になります。音の妹は特高に尾行されるが、発表できない小説でもいいから書き続けるという。時代に翻弄されながら生きていく人たちに感銘を受けます。裕一を戦争に加担した人だという人もいるけど、そうした人たちも含めた人たちがいて今の私たちがいると思う。その人たちへの「エール」を感じながらドラマをみたいと思う。
コメント 0