11年前のこと [街で]
コラムを読んで忘れかけていたことを思い出しました。
「コラム 春秋 2020/9/12西日本新聞
今も手元に残す11年前の意見陳述書がある。息子を失った父が佐賀地裁で読み上げた。『警察は保護したと言っていますが、そんな保護を警察がしなければ、健太は今でも生きているはずです』
▼亡くなったのは当時25歳の安永健太さん。2007年、佐賀市の路上で警官5人に取り押さえられた後に死亡した。挙動不審と映ったのか、警官は健太さんが知的障害者と気付かなかった(以下略)」
コラムは5月のアメリカでの黒人男性ジョージ・フロイドさんを地面に押し付け死亡させた人種差別事件へと続き、全米オープンで黒のマスクに亡くなった黒人の名前を入れて入場してきた大坂なおみさんへの共感と続く。
私は、安永健太さんの事件のことを知っていました。フロイドさんの事件のあと安永さんの事件のことを思い出したのですが、このコラムを読むまでは失念していました。
ひとりの人間の命の尊さを大事にする社会を期待したい。そのためには過去にも目を向けないといけないと痛感しました。
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