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「情」とは [ジャーナリズム]

 



 



黒田清さんのことを紹介しています。読売新聞大阪社会部部長で名の知れた記者だった方とは知っているだけで、詳しくは知りません。



「コラム 風向計 「情」で書く新聞記事 鶴丸哲雄2020/7/22 西日本新聞 」 はその関りについて書いたあと、黒田氏の生き方についてふれます。



 



「筆者が憧れたのはそこではない。読者からの手紙を基につづられた「窓」というコラムである。黒田さんは「差別」と「戦争」を最も憎んだ。人々の幸福実現が新聞の最大の使命なら、それを最も阻害するのが差別と戦争だからだ。でも大上段で主張を振りかざしても共感は得づらい。そこで「『論』ではなく『情』で新聞記事が書けないか、という気持ちで『窓』という欄を作った」と記している。



 さまざまな人が手紙を寄せた。同和地区の出自を恋人に告げられず苦しむ女性。同和地区に住む男の子の誕生会には約束した友人が誰も来てくれず、母は「一緒に楽しみにお子様ランチの旗を作ったのに」と嘆いた。そんな手紙の紹介に続けて黒田さんは「強くなってください」「負けるなよ」と、励ましを記した」



 



黒田さんが読売新聞大阪社会部長時代の奮闘を取り上げた本を読んだことがあります。今、政権と近い記者が政権を持ち上げることに必死な姿を見かけます。そんななかでも足を踏ん張っている人たちがいます。だからこそ、私たちは事実を知ることができるのかもしれません。香港では政治の圧力が強められています。香港国家安全維持法(国安法)下の報道に苦心している人たちは希望を失いそうになっていると想像します。言論の自由のために力をつくしてもらいたい。報道と無関係の私でも、黒田さんのことを知るたびに教えられます


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