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親の介護 [介護]

 


 


 私たち老夫婦は後期高齢者になったばかりの私とまもなく後期高齢者になる妻で息子2人は40歳代全般です。息子たちはここでは「棄民世代」と呼ばれるという。親は否応なく加齢とそれに伴う老化を思い知らされています。転倒したりして昨日まで元気だったのに介護保険の対象になったりします。


 「棄民世代」という本があります。親世代の介護問題としては語られることがありますが、


子世代の現実はあまり語られません。親世代の介護に参加している人たちは次のようになっているという。データとしては少し古いので増えていると思われます。


 


「親の介護をすることになった人の多くが悩むことになるのが、『仕事を続けるか、辞めるか』という選択だ。総務省の就業構造基本調査(2012年)によれば、介護をしながら働いている雇用者が約239万9000人いる一方で、2007年10月から2012年9月までの5年間で介護離職した人も48万7000人(うち38万9000人が女性で約8割)」(「棄民世代」藤田孝典)


 


 この「棄民世代」という定義について次のように述べられています。


「いわゆる就職氷河期世代と呼ばれていた人々を中心として、政府や企業などから雇用も社会保障も用意されず、そのため生涯にわたり、低所得、生活困窮、単身化、ひきこもりなどの社会問題を抱えさせられた世代」のことを指す。(前掲)


 


 年末までは労働力不足を補うものとして重宝するような素振りでしたが、コロナ禍でどう変わったのでしょうか。もう忘れ去られたのでしょうか。長い非正規社員から正社員化された途端に介護問題がかぶさってきた方もいるでしょう。その親たちは団塊の世代とも呼ばれ、逃げ切り世代とも呼ばれているのだという。「棄民世代」は「貧乏くじ世代」ともいうのだそうですが、貧乏くじにならない方策があるのではないかというのが前掲書の意図だと思う。気が重いが現実から目を背けることもできない。


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